「画像石」について
「画像石」とは
誠之堂大広間のステンドグラスの図柄は、設計者の田辺が、中国漢代の「画像石」にならったことを記しています。
「暖炉ワキ小窓三ヶ所には、支那漢時代の画像石に法ったステンド・グラスをはめ、暖炉外側には、朝鮮風に「喜寿」を顕わし、天井に、雲鶴青磁に模した雲や鶴を散らしたなどは、せめて老男爵に関係深き支那や朝鮮に材料を求めた」(『清和園の新記念新建築』「建築工芸業誌」大正5年9月)
「画像石」は、中国・後漢時代、建造物、墓陵などの建材となる石に、図像を彫ったものです。題材は、神話・歴史・生活からとられ、建物や墓陵を装飾するそれらは、2000年近く前の美術作品であるとともに当時の風俗習慣を伝える貴重な資料です。
墓陵を飾る画像石には、その墓の主の生前の暮らしぶりを伝えるものや、主を中心とした饗宴の様子を描いたものが多くみられます。
誠之堂のステンドグラスも、貴人と侍者、それを饗応する歌舞奏者や厨房の人物たちなど、饗宴の光景を描いた図柄が採られています。
東京国立博物館所蔵の画像石
東京国立博物館が所蔵する画像石の中に、誠之堂のステンドグラスとそっくりなポーズの人物像が見出せる資料があります。
確証には至っていませんが、図案を作成した森谷又は田辺らが手本にしたかもしれません。
画像石:建物/丁蘭と木偶他
出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム(ColBase)(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/TJ-4796)
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画像石:舞人と楽人
出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム(ColBase)(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/TJ-4796)
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画像石:酒宴/厨房
出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム(ColBase)(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/TJ-2030)
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参照ページ・参考文献
国立文化財機構所蔵品統合検索システム(ColBase)https://colbase.nich.go.jp
清水建設株式会社「誠之堂ステンドグラス調査報告書」(平成13年3月)



更新日:2026年07月15日