花園IC拠点整備プロジェクトとは
花園IC拠点整備プロジェクトとは
花園インターチェンジ拠点整備プロジェクトとは、関越自動車道花園インターチェンジ(以下、「花園IC」という。)の近接地に、新たな観光拠点を設置し、市外・県外から人を呼び込み、農業と観光の振興に寄与することを目的としたプロジェクトです。
本事業により、税などの増収による自主財源の確保や雇用の創出により地域産業の活性化を図ります。
土地利用計画について
本プロジェクトの事業用地は、総事業面積約28.8ha、花園ICから国道140号バイパスで約1.5Kmの所に位置しています。南側には秩父鉄道本線が通っており、「ふかや花園駅」(平成30年10月20日に開業)が隣接しています。
広域からの集客の手段としてアウトレットモール(観光型集客施設)を誘致する「民間ゾーン」(約17.7 ha)と、県北・秩父地域の市町村や地域固有の資源などの交流と連携の促進を図りながら農業と観光の振興に資する取り組みを展開する「公共ゾーン」(約7.2ha)の大きく2つのゾーンから成り立っています。
公共ゾーンは、民間ゾーンと一体的につながった場であり、各種産業をつなぎ合わせて活性化する場、秩父地域と深谷地域のまちとまちをつなぐ重要な場となります。これらの「つなぐ」という機能に由来して、公共ゾーンを「深谷テラス」(注1)と称して整備をしました。
注1:「テラス」とは住宅用語では、部屋と庭をつなぐ空間を意味し、煉瓦、タイル、木材など様々な素材を活かすことができる、自由度の高い空間とされています。
なお、これまでの経緯は以下のとおりです。
年月日 |
内容 |
平成23(2011)年3月 |
花園IC周辺拠点整備構想 策定 |
平成24(2012)年3月 |
花園IC周辺拠点整備計画 策定 |
平成25(2013)年4月 |
プロジェクトの事業化を決定 |
平成26(2014)年10月10日 |
2市5町1村(深谷市、秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村及び寄居町)にて「観光連携に関する協定書」を締結 |
平成26(2014)年10月31日 |
民間ゾーン事業者募集を開始 |
平成27(2015)年3月26日 |
三菱地所・サイモングループと「花園IC拠点整備プロジェクト基本協定書」を締結 |
平成27(2015)年10月29日 |
公共ゾーン(深谷テラス)の事業者募集を開始 |
平成28(2016)年4月27日 |
キユーピー株式会社と「花園IC拠点整備プロジェクト基本協定書」を締結 |
平成30(2018)年10月20日 |
秩父鉄道「ふかや花園駅」開業 |
平成31(2019)年3月15日 |
都市計画の変更決定、ふかや花園駅前土地区画整理事業・事業計画決定 |
令和元(2019)年7月5日 |
ふかや花園駅前土地区画整理事業・仮換地指定 |
令和元(2019)年11月1日 |
三菱地所・サイモン株式会社と事業契約締結 |
令和3(2021)年3月25日 |
キユーピー株式会社と事業用定期借地権設定契約を締結 |
令和3(2021)年4月1日 |
深谷テラスパーク建設工事を開始 |
令和3(2021)年7月1日 |
三菱地所・サイモン株式会社と事業用定期借地権設定契約を締結 |
令和3(2021)年12月 |
深谷テラスパークの指定管理者に深谷テラスパークエリアマネジメントを指定 |
令和4(2022)年5月28日 |
深谷テラスパーク グランドオープン(プレオープン4/15) |
令和4(2022)年5月29日 |
深谷テラス ヤサイな仲間たちファームオープン |
令和4(2022)年10月20日 |
ふかや花園プレミアム・アウトレットグランドオープン(プレオープン10/19) |
観光連携協議会について
市及び県北・秩父地域の自治体(注2)(以下、「観光連携市町村」という。)は、これらの地域の観光資源、地域交通機関及び地域産業を活用し、地域の活性化を図るため、平成26年10月に「花園IC拠点整備プロジェクトの観光連携に関する協定」を締結しました。
今後、観光連携市町村と連携しながら、お互いの地域活性化に向けた取り組みを展開します。
(注2)県北・秩父地域の自治体とは、秩父市・横瀬町・皆野町・長瀞町・小鹿野町・東秩父村・寄居町で構成しています。 平成28年4月27日にキユーピー株式会社との基本協定を締結した際、これらの市町村の首長の皆様にもご参加いただき、お互いの地域活性化に向け協力していくことを確認しました。
秩父鉄道新駅「ふかや花園駅」の整備について
秩父鉄道の永田―小前田間に、37番目となる新駅「ふかや花園駅」が平成30年10月20日に開業しました。
通勤通学の手段や地元住民の交通利便性の向上に寄与するとともに、拠点地区への来訪者の交通手段の一つとして活用されることが期待されます。
なお、この駅は請願駅であるため、建設費の全額(約4億円)は深谷市が負担しました。
秩父鉄道ふかや花園駅開業記念式典の様子です。駅ホームでテープカットが行われました。
[写真左から]
深谷商工会議所 村岡会頭(代理のかたにご出席いただきました)
三菱地所・サイモン株式会社 山中代表取締役社長
小泉衆議院議員(代理のかたにご出席いただきました)
秩父鉄道株式会社 大谷代表取締役社長
深谷市長 小島市長
深谷市議会 新井議長
キユーピー株式会社 長南代表取締役社長執行役員(代理のかたにご出席いただきました)
ふかや市商工会 沼尻会長
民間ゾーン及び公共ゾーンの事業者について
各ゾーンの事業者は、三菱地所・サイモン株式会社(民間ゾーン)及びキユーピー株式会社(公共ゾーン)が、公募により選定されました。
市はそれぞれの事業者と基本協定を締結し、令和元年11月1日には、事業契約を締結して、開業に向けて施設の整備に着手しました。
(注)事業契約とは、本プロジェクトを実施するうえで市と事業者の業務分担等に関する事項を規定したものです。
[写真左から]
三菱地所・サイモン株式会社 代表取締役社長 山岸 正紀様
深谷市長 小島 進
キユーピー株式会社 代表取締役 社長執行役員 長南 収様
なお、公募に関する各種資料や選考結果は以下のとおりです。
民間ゾーン公募に関する各種資料・審査結果
公共ゾーン公募に関する各種資料・審査結果
公募に関する資料
選考委員会での審査結果及び講評
整備手法について
本プロジェクトでは、周辺環境に配慮しつつ都市計画道路や下水道などの都市基盤を計画的に整備するため、土地区画整理事業により整備を行いました。
平成31年3月15日に、埼玉県知事から「寄居都市計画事業ふかや花園駅前土地区画整理事業」として事業認可を受けています。
更新日:2023年03月27日