クビアカツヤカミキリにご注意ください

更新日:2024年06月25日

被害を受けた樹木や成虫を見かけた場合について

成虫を発見した際は、拡散を防ぐため、可能な範囲でその場で捕殺していただけますようお願いします。

また、被害を受けた樹木や、成虫を見かけた際には、市環境課までご連絡ください。
下記URL先の電子申請でもお受けしております。

 

お寄せいただいた情報をもとに現地調査し、クビアカツヤカミキリの被害が認められる場合には、原則樹木の管理者・所有者の方に伐採や薬剤処理などの対応をしていただくことになりますが、状況に応じて樹木の管理者・所有者の同意を得た上で市環境課にて登録薬剤のウッドスターの注入(サクラに限ります。注入時には樹木にドリルで穴を開ける工程があります。)を行うことも可能です。
ただし、薬剤に限りがありますので、被害本数が多い場合には市では対応が出来ませんので、ご了承ください。

なお、すでに弱っていたり、老齢の樹木である場合には、伐採を検討していただけますようお願いします。

海外からやってきたサクラの害虫「クビアカツヤカミキリ」

クビアカツヤカミキリ

深谷市内の樹木で特定外来生物であるクビアカツヤカミキリの被害が確認されています。 このカミキリムシは繁殖力が強く、サクラ、ウメ、モモ等の樹木を食害することから各地で問題になっています。

 

生態など

クビアカツヤカミキリの生態
名称(和名) クビアカツヤカミキリ
原産地 中国、モンゴル、朝鮮半島、ベトナム など
体長 25‐40ミリメートル程度(成虫)
特徴 体全体は光沢のある黒色。首に見える部分が明赤色。触角は体長と同じ長さもしくは若干長い。
生態 幼虫は樹木内で2から3年かけて成長し、さなぎになる。さなぎは6月中旬から8月上旬頃に成虫となって樹木の外に出る。
メスの成虫は、幹や主枝の樹皮の割れ目に産卵し、8から9日後にふ化する。成虫の寿命は野外で1か月程度であり、成虫で越冬はしない。
被害樹木 サクラ、モモ、スモモ、ウメなど(主にバラ科樹木)
主な被害 幼虫は生木の内部を摂食し、食入・加害することで樹木を衰弱させる。被害を受けた樹木は、樹勢を弱めたり、枯死するおそれがある。

 

クビアカツヤカミキリの被害が疑われる状況

幼虫が樹木の内部を食べ進む際に、木くずや排出物からなる「フラス」を排出します。

「フラス」はかりんとう状の塊で、樹木の下に大量に落ちます。

フラス1
フラス2

被害樹木には「フラス」が出ている排出孔があり、1本の樹木に複数の排出孔がある場合があります。

排出孔は樹木の幹にあることが多いですが、太い枝にもある場合があります。

フラス排出孔

市内での被害状況

市内の被害状況については、下図の通りです。
被害を受けた樹木が確認されたか、成虫が確認された箇所を図中に示しています。

なお、当該年度までに市へ通報が寄せられた箇所を翌年度以降の図にも反映しておりますので、既に伐採済みであるような箇所も含まれています。
(例:R4年度の図では、H29~R4年度までに寄せられた被害・成虫確認箇所を累積して表示しています。)

平成29年度クビアカ被害分布図
平成30年度クビアカ被害分布図
令和元年度クビアカ被害分布図
令和2年度クビアカ被害分布図
令和3年度クビアカ被害分布図
令和4年度クビアカ被害分布図
令和5年度クビアカ被害分布図

被害樹木の伐採

複数の排出孔や成虫脱出孔が確認される樹木については、完全な駆除が困難となることから、枯死するおそれがあります。
枯死した樹木は、倒木や折れた枝が人に当たるなどの被害を及ぼす可能性があることから、伐採の検討もお願いします。

また、伐採した樹木を処分されるにあたり、運搬される際には、幼虫や成虫が飛散しないよう対策をお願いします。

なお、クビアカツヤカミキリによる被害を受けたために伐採した樹木を、深谷清掃センターへ個人で運び込まれる際には、大きさ(直径15センチメートル、長さ1メートル以内)を守っていただいた上で、手数料の減免ができる場合がございます。詳しくは市環境課までお問合せください。

関連リンク

 

 

 

・クビアカツヤカミキリ、フラスの写真は、群馬県環境森林部自然環境課の許可をいただき使わせていただきました。

お問い合わせ先

環境課
〒366‐8501
埼玉県深谷市仲町11-1
電話:048-577‐6539
ファクス:048-578-7383

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