多様な性について知っていますか?

更新日:2024年12月05日

性のあり方(セクシュアリティ)について

性あり方(セクシュアリティ)というと、男性、女性の2つを思い浮かべるかもしれませんが、現代社会では、主に以下の「4つの要素」の組み合わせで成り立つと考えられています。

いろいろな組み合わせがあるため、性のあり方は多様です。

一人ひとり個性があるように、性のあり方も人それぞれです。

4つの要素
戸籍の性 戸籍に記載されている性
性的指向(好きになる性)
Sexual Orientation
どのような性を恋愛や性愛の対象とするのか・しないのか
性自認(こころの性)
Gender Identity
自らをどのような性として認識するのか・しないのか
性表現(表現する性)
Gender Expression
言葉遣い・服装・振る舞いなど外部に対する表現

 

SOGIEという考え方

性的指向・性自認・性表現の頭文字をとった「SOGIE」(ソジー)は、「好きになる性」と「こころの性」「表現する性」というだれもが持つ性のあり方を表します。

誰もが「SOGIE」という多様な性のグラデーションの中を生きています。

にじいろの鉱石

LGBTQってなんだろう?

LGBTQについて
レズビアン
Lesbian
同性を好きになる女性
ゲイ
Gay
同性を好きになる男性
バイセクシュアル
Bisexual
両方の性を好きになる人
トランスジェンダー
Transgender
戸籍の性とは別の性として生きたいと望む人
クエスチョニング
Questioning
(クイアQueer )
性自認や性的指向が明確でない人、または意図的に決めていない人

LGBTQとは、この表の各言葉の頭文字を組み合わせた性的少数者の総称のひとつです。

にじいろのリボン

このほかにもエックスジェンダー/ノンバイナリー(性自認を明確に認識していない人)、アセクシュアル(いずれの性にも恋愛、性愛の対象が向かない人)などさまざまな性のあり方があります。

LGBTQの人は身近にいるの?

LGBTQの割合は、令和2年埼玉県調査では3.3%、株式会社電通の調査(LGBTQ+調査2023)では9.7%となっています。

あなたの身近にLGBTQの人は「いない」のではなく「見えていない」だけかもしれません。

カミングアウトとアウティング

カミングアウトとは

これまでに公にしていなかった性のあり方を他人に話したり打ち明けたりすること。

カミングアウトの理由はさまざまです。信頼感から伝えることもあれば、何か切迫した理由があることもあります。カミングアウトされたら、まずはその人の話をしっかりと聞いて、受け止めることが大切です。誰に伝えていて、誰に伝えたらダメなのか、カミングアウトの範囲を確認しておくことも大事なポイントです。

アウティングとは

本人の了解を得ずに、本人が秘密にしていた性のあり方を他人に伝え、広まってしまうこと。

たとえ本人のことを思っての行動であっても、了解を得ずに他に伝えることは重大な人権侵害となるので、絶対にしてはいけません。

相談窓口 <本人、家族、友人どなたでも相談できます>

スマートフォンのイラスト

◆多様な性に関する相談 にじの架け橋(深谷市人権政策課)
   048-574-6643
   月~金曜日(祝、年末年始を除く)10時~12時 13時~15時

◆にじいろ県民相談 埼玉県LGBTQ県民相談
   0570-022-282
   毎週土曜日(年末年始除く)18時~22時(最終受付21時30分)

このほかにもさまざまな相談先があります。

ALLYになろう

レインボーふっかちゃん

ALLY(アライ)は、英語で「味方」を表す言葉で、性的少数者を理解し、支援したいと思う人のことを指します。

「6色のレインボー」が性の多様性を尊重するシンボルです。レインボーカラーのアイテムを身に着けたり身近に置いたりすることで、ALLYであることを表明できます。

深谷市では「深谷市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」を実施しています

「深谷市パートナーシップ・ファミリーシップン宣誓制度」とは、双方または一方が性的少数者である2人が、互いを人生のパートナーとし、日常生活において相互に協力しあう関係であることを市に宣誓し、市がその宣誓を証明する制度です。また、宣誓者の子(養子含む)、親(養親含む)などが家族として継続的な共同生活を行っている又は行うことを約束した関係である場合は、ファミリーシップにある者として、パートナーシップ宣誓に含むことができます。

法的な権利や義務は生じませんが、宣誓された方等の精神的な安心感や、日常生活における生きづらさの軽減を願うとともに、社会的に性の多様性への理解が深まることを目指すものです。

詳しくはこちらから

パートナーシップ宣誓をしている2人の女性

性の多様性に関する条例に基づき、取組を行っています

深谷市では、性の多様性に関して、みなさまに広く知っていただくため、また性的少数者の方を支援するために「深谷市性的指向及び性自認の多様性を理解し尊重する社会の推進に関する条例」 を策定し、さまざまな取組を行っています。

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お問い合わせ先

人権政策課
〒366-8501
埼玉県深谷市仲町11-1
電話:048-574-6643
ファクス:048-579-8061

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