深谷市の水道について
深谷市水道事業の概要
深谷市水道事業は、平成18年1月の市町合併に伴い、旧深谷市、旧岡部町、旧川本町、旧花園町の水道事業を統合し、1つの事業体となりました。現在、約14万人のお客様に安全で安心な水道水を届けています。
水道の生い立ち
1.現在の深谷市水道事業(平成18年1月1日合併による深谷市)
平成18年1月1日 1市3町合併による深谷市水道事業創設事業認可
- 計画給水人口 155,600人
- 一日最大給水量 78,000立方メートル
平成26年7月2日 深谷市水道事業変更事業認可(第1期拡張第2回変更)
- 計画給水人口 141,329人
- 一日最大給水量 65,921立方メートル
- 給水区域 深谷市、大里郡寄居町大字用土及び伊勢崎市境平塚の一部
2.旧市町の水道事業
旧深谷市:昭和3年3月31日 深谷町水道事業認可(昭和4年7月給水開始)
- 計画給水人口 22,000人
- 一日最大給水量 3,058立方メートル
旧岡部町:昭和40年7月31日 岡部村簡易水道事業認可(昭和41年4月給水開始)
- 計画給水人口 4,900人
- 一日最大給水量 850立方メートル
旧川本町:昭和44年10月1日 川本村南地区簡易水道事業認可(昭和46年給水開始)
- 計画給水人口 4,800人
- 一日最大給水量 764.2立方メートル
旧花園町:昭和51年4月22日 花園村水道事業認可(昭和53年10月給水開始)
- 計画給水人口 10,000人
- 一日最大給水量 4,000立方メートル
水道施設について
深谷市には、地下水を水源とする浄水場が4箇所、河川表流水を水源とする浄水場が1箇所、配水場が5箇所、地下水や河川表流水を取水している水源が27箇所あります。その他、水質監視局や休止施設を合わせると、市内全域に約80の水道施設が点在しています。
【施設の種類と役割】
- 浄水場 :水源から取り入れた水を浄水処理し、安全な水道水にして各家庭や配水場へ配水します。
- 配水場 :浄水場から送られた水道水を貯留し、各家庭へ配水します。
- 水 源 :地下水や河川表流水を原料として取水するほか、埼玉県営水道(県水)から水道水を受水しています。
水道施設の概要
施設概要図
◆給水区域
深谷市では、市内を9つの給水区域に分けて、それぞれの地域の浄配水場から水道水をお届けしています。
◆主な施設
- 浄水場:岡部浄水場、皿沼浄水場、前川原浄水場、前小屋浄水場、川本浄水場
- 配水場:新仙元山配水場、今泉配水場、本田配水場、花園第一配水場、花園第二配水場
- 水 源:地中深くから「地下水」をくみ上げる深井戸が26箇所、荒川の「河川水」を取り入れる六堰取水口、埼玉県営水道から「県水」の供給を受ける県水受水施設が7箇所
(注)「地下水」と「河川水」は浄水処理が必要ですが、「県水」は既に浄水処理済みの水道水です。
浄配水場系統ごとの水質検査結果については、下記リンクをご確認ください。
浄水場の概要
1.岡部浄水場

平成26年3月に供用を開始した浄水場です。旧岡部浄水場を拡張し、幡羅町浄水場および普済寺浄水場を統合しました。自己水源(深井戸15箇所)と県水を組み合わせ、主に岡部・上柴・南地区へ配水を行うとともに、新仙元山配水場と今泉配水場へ水道水を送水しています。
- 所在地:岡1086
- 施設能力:33,300立方メートル/日
- 浄水処理方法:塩素消毒、除鉄・除マンガン、県水受水
- 水源:深井戸15箇所、県水
(注)深井戸は第63,64,65,67,68,80,81,82,83,84,85,86,87,88,89号水源
【給水区域(参考)】
秋元町、伊勢方の一部、後榛沢、上野台、岡、岡里、岡部、折之口の一部、柏合の一部、上柴町西、上柴町東、萱場の一部、沓掛、桜ケ丘、宿根の一部、西島5丁目、西田、針ヶ谷の一部、榛沢、榛沢新田、東方の一部、人見の一部、普済寺、本郷の一部、緑ケ丘、見晴町、山河の一部、山崎の一部
2.皿沼浄水場

昭和61年3月に供用を開始した浄水場です。令和元年度から更新工事に着手し、令和5年2月に新施設への切り替えを完了しました。将来的な給水区域の統廃合を見据えた更新工事を行っており、現在は自己水源(深井戸8箇所)と県水を組み合わせ、主に深谷・幡羅・明戸・大寄地区へ配水を行っています。
- 所在地:原郷1223
- 施設能力:20,300立方メートル/日
- 浄水処理方法:塩素消毒、除鉄・除マンガン、県水受水
- 水源:深井戸8箇所、県水
(注)深井戸は第18,19,20-1,21,22,23,24,25号水源
【給水区域(参考)】
明戸、新井、石塚、伊勢方の一部、稲荷町、稲荷町北、内ケ島、江原、大塚島、起会、上増田、萱場の一部、国済寺、国済寺町、寿町、栄町、宿根の一部、上敷免、高島、田所町、田谷、天神町、常盤町、戸森、仲町、成塚の一部、西大沼、西島4丁目、西島町、沼尻、蓮沼、幡羅町、原郷、東大沼、東方の一部、東方町、深谷、深谷町、藤野木、堀米、本田ケ谷、曲田、宮ケ谷戸、本住町、矢島、谷之
3.前川原浄水場

平成6年3月に供用を開始した浄水場です。県水の受水はなく、自己水源(深井戸2箇所)により、主に豊里・八基地区へ配水を行っています。
- 所在地:中瀬69
- 施設能力:5,450立方メートル/日
- 浄水処理方法:塩素消毒、除鉄・除マンガン
- 水源:深井戸2箇所(第26,27号水源)
【給水区域(参考)】
大塚、上手計、北阿賀野、下手計、新戒、高島、血洗島、中瀬、成塚の一部、町田、、南阿賀野、横瀬、伊勢崎市境平塚の一部
4.前小屋浄水場

平成14年4月に旧群馬県尾島町の浄水場として供用を開始し、平成22年3月の深谷市と群馬県太田市との境界変更に伴い、深谷市が引き継いだ施設です。自己水源(深井戸1箇所)により前小屋地区へ配水を行っています。
- 所在地:前小屋67
- 施設能力:45立方メートル/日
- 浄水処理方法:塩素消毒、除鉄・除マンガン
- 水源:深井戸1箇所(第51号水源)
【給水区域(参考)】
前小屋
5.川本浄水場

昭和50年12月に供用を開始した浄水場です。平成27年10月にクリプトスポリジウム対策に有効な「膜ろ過方式」へ浄水方法を更新しました。深谷市で唯一の河川表流水を水源とし、県水を組み合わせて、川本地区の荒川北側エリアへ配水を行っています。
- 所在地:田中1623
- 施設能力:6,500立方メートル/日
- 浄水処理方法:塩素消毒、生物活性炭・膜ろ過、県水受水
- 水源:河川表流水1箇所(六堰取水口)、県水
【給水区域(参考)】
上原、川本明戸、菅沼、瀬山、武川、田中、長在家
配水場の概要
1.新仙元山配水場

平成13年10月に供用を開始した配水場です。県水および岡部浄水場から送水された水道水を受水し、主に藤沢地区へ配水しています。
- 所在地:人見1483
- 施設能力:5,000立方メートル/日
- 水源:岡部浄水場、県水
【給水区域(参考)】
大谷、折之口の一部、樫合、柏合の一部、櫛引、櫛挽、境、宿根の一部、人見の一部、大里郡寄居町用土の一部
2.今泉配水場

老朽化が著しかった旧今泉配水場の更新施設として、平成24年4月に供用を開始した配水場です。県水および岡部浄水場から送水された水道水を受水し、主に岡部地区の本郷・針ヶ谷エリアへ配水しています。
- 所在地:今泉6-1
- 施設能力:2,342立方メートル/日
- 水源:岡部浄水場、県水
【給水区域(参考)】
今泉、針ケ谷の一部、本郷の一部、山河の一部、山崎の一部
3.本田配水場

老朽化が著しかった畠山増圧ポンプ場の廃止と配水量増加に対応するため、平成27年3月に新設した配水場です。県水を受水して川本地区の荒川南側エリアへ配水しています。
- 所在地:本田3288-19
- 施設能力:2,906立方メートル/日
- 水源:県水
【給水区域(参考)】
白草台、畠山、本田
4.花園第一配水場

平成2年3月に供用を開始した配水場です。県水を受水して花園地区へ配水するとともに、花園第二配水場へ水道水を送水しています。緊急時連絡管により、災害時等は新仙元山配水場区域との間で相互に浄水の融通が可能です。
- 所在地:武蔵野899
- 施設能力:5,400立方メートル/日
- 水源:県水
【給水区域(参考)】
荒川、小前田、北根、黒田、永田、緑台、武蔵野
5.花園第二配水場

昭和51年4月に供用を開始した配水場です。花園町時代は浄水場として機能していましたが、現在は花園第一配水場から受水した水道水を、花園地区の高所エリアへはポンプで配水し、低所エリアへは自然流下により配水を行っています。
- 所在地:武蔵野141
- 施設能力:200立方メートル/日
- 水源:花園第一配水場
【給水区域(参考)】
荒川、小前田、北根、黒田、永田、緑台、武蔵野
水源の概要
深谷市では、3つの水源(深井戸・河川表流水・県水)を組み合わせることで、安定的かつ安全な水道水の供給体制を構築しています。
1.深井戸(地下水)

深谷市の水道は、主に地下水を水源としています。地中深くから良質な地下水をくみ上げる「深井戸」を市内各地に配置し、安定的な水源確保を実現しています。 地下水は水質が良好で、適切な浄水処理を施すことで、安全で美味しい水道水として市民の皆様へお届けしています。
- 稼働中:26箇所
- 休止中:3箇所
- 稼働予定:2箇所
2.河川表流水

深谷市で唯一の河川水水源であり、荒川の六堰(ろくせき)取水口から表流水を取水しています。川本浄水場において「膜ろ過方式」による高度な浄水処理を行うことで、クリプトスポリジウムなどの病原性微生物を確実に除去し、安全な水道水を供給しています。
- 六堰取水口(荒川)
3.県水(埼玉県営水道からの受水)
埼玉県が管理・供給する水道水を受水し、自己水源(深井戸・河川表流水)と組み合わせることにより複数の水源を確保しています。これにより、必要な水量を常に安定して供給するとともに、災害や突発的な事故などに対するリスク分散(バックアップ体制の強化)を図っています。深谷市への供給元は、利根川水系を水源とする行田浄水場です。
- 供給元:行田浄水場
- 受水施設:岡部浄水場、皿沼浄水場、川本浄水場、新仙元山配水場、今泉配水場、本田配水場、花園第一配水場
浄水処理方法について
水道水は、水源から取水した水(原水)に様々な浄水処理を施すことで、安全で美味しい水になります。深谷市では、各浄水場の水源の特性に応じた浄水処理方法を採用しています。
浄水処理方法
1.塩素消毒
病原菌やウイルスを殺菌・消毒し、安全な水にするための処理です。水道法によりすべての浄水場で義務付けられており、ご家庭の蛇口に届くまで殺菌効果(衛生管理)を保ち続ける重要な役割を持っています。
- 採用施設: 全浄水場
2.除鉄・除マンガン
地下水に含まれる鉄やマンガンを除去する処理です。これらは濃度が高いと、水が赤茶色や黒色に着色したり、金属的な味がしたりするなどの原因になります。一般的に、塩素などの酸化剤で成分を酸化させた後、特殊なろ過砂に通して除去します。
- 採用施設: 岡部浄水場、皿沼浄水場、前川原浄水場、前小屋浄水場
3.膜ろ過
非常に細かい穴(髪の毛の約1,000分の1)が開いた特殊な膜(フィルター)を使用し、水中の微細な濁りや大腸菌などの一般細菌をはじめ、塩素消毒では除去できないクリプトスポリジウムなどの病原性微生物までを物理的に確実に除去する高度な処理方法です。
- 採用施設: 川本浄水場
4.生物活性炭
活性炭の表面に微生物を繁殖させ、カビ臭や有機物を吸着・分解する処理です。より美味しい水道水をお届けするための高度な処理方法です。
- 採用施設: 川本浄水場
5.県水受水
埼玉県営水道(利根川水系を水源とする埼玉県行田浄水場でつくられた水道水)を受水し、自己水源(深井戸・河川表流水)を浄水処理した水と混合して配水しています。
- 採用施設: 岡部浄水場、皿沼浄水場、川本浄水場、新仙元山配水場、今泉配水場、本田配水場、花園第一配水場
有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)への対応について
1. PFOS及びPFOAとは
PFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)は、有機フッ素化合物(総称:PFAS/ピーファス)の一種で、水や油をはじく性質から半導体、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤などに幅広く使用されてきました。現在は国際的な条約や法律により製造・輸入が原則禁止されています。健康への影響については研究段階ですが、市では国の基準に基づき安全で確実な水質管理を行っています。
2. 国の水質基準について
国の「PFOS及びPFOA」に関する基準は以下のとおりです。
- 令和2年4月~ :「水質管理目標設定項目」として水道水(給水栓)において暫定目標値(50ng/L以下)を設定
- 令和8年4月~:遵守義務を伴う「水質基準項目」へ移行し、基準値(50ng/L以下) を設定
(注)水質基準項目とは:水道法に基づき定められた基準であり、水道事業者は、この基準に適合した水を供給する義務があります。この基準値は、ヒトが一生涯にわたって毎日摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される一日当たりの摂取量をもとに算出されています。
3. 深谷市の水質検査体制
令和2年度から「PFOS及びPFOA」の検査を実施し、令和8年度から体制を強化しました。
◆定期検査
- 水道水: 給水栓にて年4回(3ヶ月に1回)実施 (注)全量受水の配水場系は年1回
- 原水: 稼働中のすべての水源で年1回実施
◆臨時検査(測定値の上昇が確認されている皿沼浄水場系において実施)
- 水道水: 定期検査のない月に浄水場出口にて実施
- 原水: 必要に応じて実施
4. 検査結果と市の対応
令和2年度の測定開始以来、皆さまがご利用する水道水については、すべての地点で国の基準値を下回っており、安全性が確認されています。
なお、原水(地下水)の検査では、皿沼浄水場系の一部の水源で50ng/Lを超える地点が確認されています。これに対し市では、「該当水源の休止(取水停止)」や「県水の増量による希釈」、「検査回数の増加」などの対策を講じることで、蛇口から出る水道水が基準値を確実に下回るよう、適切に管理・運用しています。
5. 今後の取り組み
市では、引き続き水質検査の強化や的確な水質管理を行うとともに、「PFOS及びPFOA」が検出されていない新たな水源の整備を進めます。また、検査結果を市ホームページで随時公表し、迅速な情報公開に努めてまいります。
6.水質検査結果の公表
最新の有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の水質検査結果は、市ホームページで随時公表しています。
更新日:2026年07月14日