市長記者会見発表内容概要(令和8年2月)
令和8年度 当初予算案 説明スライド (PDFファイル: 1.9MB)
令和8年度 当初予算案 総括 (PDFファイル: 216.1KB)
令和8年度 当初予算案 主要事業 (PDFファイル: 423.7KB)
令和8年度深谷市当初予算案
初めに、令和8年度当初予算案の編成についてでございますが、本市を取り巻く社会情勢は、少子高齢化の進行や自然災害の激甚化など、大きく変化しており、また、近年においては、物価高騰が長期化するなど、先行きが不透明な状況であります。そのような状況において、市民生活を守るとともに、市民サービスを充実させていくことが、重要であると考えております。こうした考えのもと、「いのちと健康のために」、 「安心できる暮らしのために」、 「便利で快適な暮らしのために」、 この3つの観点から、生活者重視の取り組みの展開を図ることを主眼に、後期基本計画の基本方針である「誰一人取り残さない みんながうれしいふかや」の実現に向け、予算を編成したところでございます。
当初予算額
令和8年度の予算額でございますが、一般会計につきましては、669億2,677万3千円、前年度比では、2.3%の増となり、昨年度に引き続き過去最大の予算規模となったところでございます。特別会計及び企業会計につきましては、331億4,089万3千円、前年度比では、0.7%の増となったところでございます。この結果、令和8年度の深谷市の総予算額は1,000億6,766万6千円、前年度比では、1.8%の増となり、はじめて総予算額が1,000億円を超え、過去最大となったところでございます。
それでは、令和8年度の主な事業について、第2次深谷市総合計画に掲げた6つの「まちのイメージ」に沿って、順次ご説明いたします。
「健康でいきいきと暮らせるまち」、「子育て・保健・福祉」の分野について
「地域医療推進事業」では、オンライン診療の提供を開始してまいります。オンライン診療は、日曜、祝日の18時から21時の間、小児の急な発熱などの際、看護師がいる市役所において、小児科医がオンライン診療を行うサービスでございます。看護師同席のもと、小児科医がオンライン診療を行うことは、わたくしどもで調べた限りでは、自治体では全国初の取り組みでございます。看護師がデジタルデバイスを用い、体温や心音といった診療に必要なバイタルを取得できるほか、インフルエンザや溶連菌等の簡易検査を行うことができ、通常の診察に非常に近い形で診療を行うことが可能となります。また、市内薬局 協力のもと、診療後すぐに薬を受け取ることが可能となります。このような取り組みにより、地域の医療環境の充実を図ってまいります。
続きまして、同じく 「地域医療推進事業」におきまして、オンライン医療相談の拡充も行ってまいります。従来の小児科医への相談のほかに、新たに産婦人科医や助産師への相談を開始してまいります。相談は24時間毎日、いつでも無料で行うことができます。このような取り組みにより、妊娠から出産、子育てまで一貫した支援を充実してまいります。
「高齢者在宅福祉サービス事業」では、補聴器の購入費用の補助を実施してまいります。65歳以上の方で、耳鼻科医が補聴器の必要性を認めた方などを対象に、上限3万円の補助を実施いたします。このような取り組みにより、高齢者の認知症予防と地域社会への参加を促進してまいります。
「ハッピーエンゼル支援事業」では、不妊治療に係る補助を実施しております。令和8年度は補助金の対象者を35歳未満から43歳未満まで引き上げるとともに、補助回数を1回から5回まで拡充してまいります。令和7年度までは、妊娠を望む夫婦一組当たり10万円が補助金額の上限でありましたが、令和8年度からは、補助回数の拡充により、一組当たり総額50万円まで補助が可能となります。予算額につきましては、前年度の150万円から、1,300万円に大幅に拡充してまいります。このような取り組みにより、不妊治療に係る経済的な負担を軽減してまいります。
「母子健康包括支援事業」では、新たに、1か月児健康診査の受診を促す取り組みを実施してまいります。1か月児健康診査はこれまで、医療機関ごとに健診内容が異なることや、経済的理由で受診しないケース、健診結果が市に共有されず早期支援につながりにくいといった課題がありました。今回、医療機関と委託契約を結び、連携強化を図ることで、これらの課題解決を図ってまいります。本市では、このほか、妊娠期の妊婦健診 助成や妊婦のための支援給付、出産後の新生児訪問、産後ケア、各種乳幼児健診、育児相談などを実施しております。このような取り組みにより、妊娠中から就学前まで、切れ目のない支援体制の強化を図ってまいります。
「こども館運営事業」では、県内最大級の子育て拠点である「こどもふっかパーク」がいよいよオープンいたします。延床面積は約3,200平方メートルであり、メインの遊び場には大型ネット遊具やトランポリンなど、室内でも公園のように遊べる大型遊具を設置いたします。年齢や障害の有無に関係なく利用できるインクルーシブ遊具や、デジタル技術を活用した遊具も導入し、多様な子どもたちの成長を支えてまいります。料金につきましては、深谷市民の皆様は無料で、ご利用いただけます。市外の方につきましては、未就学児が無料、小中学生が100円、高校生以上が500円でご利用いただけます。なお、障害のある方など、一部の方につきましては、利用料金を免除する規定がございます。このような取り組みにより、子育てを支える魅力ある拠点を創出してまいります。
「ねんりんピック開催事業」では、令和8年度に埼玉県で「ねんりんピック彩の国さいたま2026」が令和8年11月7日から10日に開催され、深谷市の実行委員会に対し、補助金を支給してまいります。深谷市は、ゲートボールの会場となっており、仙元山公園の多目的広場にて競技が行われます。このような取り組みにより、ねんりんピックの目的である、高齢者を中心とする国民の健康の保持・増進、社会参加、生きがいの高揚等を図り、ふれあいと活力のある長寿社会の形成に寄与してまいります。
「次代を担う人と文化を育むまち」、「教育・文化」の分野について
「小学校施設整備維持事業」では、中学校に続き、令和8年度は、小学校全19校の体育館にエアコンを設置してまいります。これにより、すべての公立小中学校の体育館にエアコンが整備され、県北地域では初となります。学校の体育館は子供たちの教育・生活の場であるとともに、災害時の避難所となります。このような取り組みにより、教育活動中の熱中症対策および避難所の生活環境の改善を図ってまいります。
続きまして、公民館体育室のエアコン設置についてでございます。「生涯学習センター 公民館管理運営事業」では、公民館体育室へのエアコン整備に向け、設計業務を実施してまいります。すべての公民館に体育室を併設していることは、深谷市の特徴であります。現在、深谷市内の公民館は12館あり、そのうち5館の体育室には既にエアコンが設置されております。残る7館のうち、今回は6館の公民館体育室について、エアコン設置に必要な設計業務を行ってまいります。公民館体育室のエアコン整備につきましては、令和9年度において、すべての公民館体育室への整備が完了するよう、計画的に進めてまいります。市民の方々が、夏季、冬季に関わらず、快適な環境下での活動や催しが可能となり、また、避難所となった場合の環境改善となるものでございます。このような取り組みにより、体育室での活動中の熱中症対策と、避難所の生活環境の改善を図ってまいります。
「小学校教育活動推進事業」では、小学校の学習支援員を計画的に増員しており、令和8年度につきましては、5名増員し、合計15名としてまいります。小学校では多くの教科を学びますが、特に算数については、低学年時の学習の着実な積み上げが重要であり、学習のつまづきについては早期に解消していくことが必要となります。そのため、主に低学年の授業において、教員とともに学習支援員が授業に入り、課題を抱えている児童の支援を個別に行うことで、全ての児童が授業を理解できるよう手厚く支援してまいります。このような取り組みにより、子ども達一人一人に応じた指導を行い、学習内容の定着を図ってまいります。
「幼稚園施設整備維持事業」では、ふかや幼稚園を新たに開園いたします。ふかや幼稚園は、旧深谷幼稚園、深谷西幼稚園、藤沢幼稚園、花園幼稚園を再編し、こどもふっかパークに併設いたします。このような取り組みにより、園児が質の高い教育を受けるための幼児 教育環境の充実を図ってまいります。
「文化財施設管理活用事業」では、国指定重要文化財であるホフマン輪窯の保存と活用を進めており、引き続き、ホフマン輪窯の管理活用棟の建設工事を行ってまいります。管理活用棟内にシアタースペース、ホフマン輪窯内に展示およびレストランスペースの整備を進め、令和9年度中のオープンを予定しております。このような取り組みにより、貴重な歴史的建造物を後世に継承し、観光拠点としての魅力を向上させてまいります。
「活力とにぎわいにあふれるまち」、「産業振興」の分野について
「深谷グリーンパーク管理運営事業」では、グリーンパークの再整備に向けた取り組みを進めてまいります。グリーンパークは平成8年に開設し、約30年が経過しており、施設の劣化が課題となっております。再整備にあたりましては、4つのキーワード「持続・安全」、「花と野菜」、「観光の連携」、「多世代交流」からなる、「いつまでも楽しい みんなの笑顔あつまる 水とみどりのエスパシオ」というコンセプトを設定いたしました。令和8年度につきましては、このコンセプトに基づき、アドバイザリー業務を通じ、事業者の選定を進めてまいります。このような取り組みにより、民間活力を導入した再整備を推進してまいります。
「地域通貨推進事業」では、令和7年度には最大20,000ネギーが当選する「新春ネギージャンボ」や、「みんなの歩みがネギーになる」をキャッチフレーズとして、目標の歩数を達成した方にネギーをプレゼントする「ネギーチャレンジ」、障害者施設の授産製品を購入すると、ポイントバックのある「ネギーウィル」などの取り組みを実施してまいりました。令和8年度では、さらなる取り組みによるユーザーの拡大を見込み、チャージ分の発行額についても、前年度に比べ、1億4,140万円の増額を見込んでおります。このような取り組みにより、地域通貨ネギーを活用した地域の課題解決のための取り組みをさらに推進してまいります。
「アグリテック集積事業」では、アグリテックアワードで優秀な成績を収めた企業等と連携し、市の農業課題を解決する新しい取り組みを実施してまいります。従来の、アワード優勝者に1千万円を出資する取り組みに加え、最終審査に進んだファイナリスト企業に対し、合計1千万円の業務委託費を用意し、市の農業課題解決のための実証実験などの取り組みを行ってまいります。このような取り組みにより、アグリテック企業との連携強化と農業課題の解決に寄与してまいります。
「産業拠点推進事業」では、寄居スマートインターチェンジ近接地区における開発の可能性を調査するための計画を策定してまいります。このような取り組みにより、自主財源の確保と雇用創出のための、新たな産業集積拠点の整備を検討してまいります。
「安心とやすらぎを感じられるまち」、「暮らし・環境」の分野について
「自治会活動振興事業」では、自治会館のLED化改修などに係る経費に対し、補助金を支給しております。令和9年末に一般 照明用 蛍光ランプの製造・輸出入が廃止されることに伴い、多くの自治会館において計画的な照明器具のLED化が必要となっております。こうした状況を受け、本補助金の申請件数が増加していることから、自治会の円滑な施設改修を支援するため、令和8年度予算につきましては、令和7年度の約4.5倍にあたります、1,682万3千円に拡充してまいります。このような取り組みにより、自治会 活動の経済的な支援を行ってまいります。
「防災施設整備維持事業」では、旧岡部公民館、旧岡部荘を解体し、跡地に防災用具を備蓄するための防災倉庫を整備いたします。令和8年度で防災倉庫の設計を、令和9年度には既存施設の解体及び倉庫の整備を行ってまいります。このような取り組みにより、災害対策の充実を図ってまいります。
「ごみ処分関係事業」では、誤って可燃ごみなどに混入すると、収集・破砕・選別の過程で発火し、火災の原因となっているリチウム蓄電池 等など)について、定期回収を実施してまいります。回収につきましては、毎月第3水曜日に、市役所本庁舎および各総合支所、深谷清掃センターを回収拠点として行ってまいります。このような取り組みにより、リチウム蓄電池 等を適切に回収する体制を構築し、火災防止、安全なごみ処理につなげてまいります。
「救急活動推進事業」では、搬送先の病院を選定する際に、マイナ保険証の情報を活用し、救急活動の円滑化を図るマイナ救急事業を行ってまいります。この取り組みは、令和7年10月から実証事業を行い、本格実施に向け、準備を進めてまいりました。実証事業をふまえ、令和8年4月より本格運用を開始してまいります。このような取り組みにより、救急業務を円滑化し、迅速な搬送を図ってまいります。
「消防分署整備事業」では、花園分署、上柴分署の建替えに伴う、新しい施設整備を行ってまいります。花園分署につきましては、令和8年度より現在の敷地内において建設工事に着手し、令和11年1月の運用開始を予定しております。上柴分署につきましては、令和8年度に設計業務を行い、令和10年11月の運用開始を予定しております。これら花園分署および上柴分署の整備により、時代に即した1署7分署すべての再整備が完了いたします。このような取り組みにより、消防力の基盤を整備し、災害対応力の向上を図ってまいります。
「快適で利便性の高いまち」、「都市・生活基盤」の分野について
「原郷上野台線整備事業」では、昨年に引き続き、国済寺地区と上柴地区を結ぶ、原郷上野台線アンダーパスの整備を進め、街路築造工事として、上柴側と国済寺側のアプローチ部の工事を実施し、令和9年度中の開通に向け整備を進めてまいります。このような取り組みにより、深谷の南北交通の円滑化を図ってまいります。
「河川等整備管理事業」では、豊里地区の冠水対策を計画的に実施しております。令和7年度には、中瀬地内の雨水 調節池が完成となる見込みです。令和8年度は、その上流部分の排水路暗渠部において、ボトルネックを解消するための改修工事を実施してまいります。また、新戒地内において、2か所目となる調節池の整備を進めていくため、用地取得を行ってまいります。このような取り組みにより、豊里地区における冠水リスクの改善を図ってまいります。
「公園維持管理事業」では、全ての世代の方がスポーツを楽しむことや、健康増進が図れる場となるよう、仙元山公園の再整備に関する基本計画を策定してまいります。民間スポーツ団体など、皆様のご意見を伺いながら、今後の再整備に向けた検討と準備を進めてまいります。このような取り組みにより、仙元山公園エリアの魅力を向上させてまいります。
「コミュニティバス運行事業」では、高齢者や障害のある方をはじめとした市民の皆さまの移動を支えるため、コミュニティバス「くるリン」の再編と利便性向上に取り組んでまいります。再編後の新運行は令和9年度からを予定しておりますが、再編後は現在のデマンドバスを「デマンドタクシー」に名前を変えて、自宅からの乗降(のりおり)を可能とし、あわせて台数を拡充するとともに、新たな予約システムの導入やコールセンターの充実を図ってまいります。令和8年度につきましては、その実施に向け、予約システムの導入やコールセンターの準備などを進めてまいります。さらに、公共交通において深刻化するドライバー不足問題に対応するため「深谷自動運転実装コンソーシアム」と連携のもと、引き続き、自動運転バスの実証実験を実施してまいります。このような取り組みにより、公共交通の維持確保・移動利便性の向上を図ってまいります。
「みんなで創る協働のまち」、「協働・行政経営」の分野について
「シティセールス推進事業」では、移住セミナーを実施し、深谷市の暮らしに興味がある方を対象に、移住後の生活を具体的にイメージしていただく取り組みを行ってまいります。実際に深谷市へ移住された先輩 移住者から直接感想や意見を聞き、実際の暮らしや市の魅力、生活に関するアドバイスなどを聞くほか、市内の施設巡りや深谷市の魅力に触れられる場の提供をしてまいります。このような取り組みにより、深谷市の暮らしに興味がある方に、深谷市の魅力を伝え、移住の促進を図ってまいります。
「戸籍住民基本台帳整備管理事務費」では、増加するマイナンバーカードの業務に的確に対応するため、マイナンバーカード取扱窓口をキララ上柴行政サービスセンターに開設いたします。マイナンバーカード取扱窓口では、カードの交付や更新といった、全般の手続きが可能となります。 これまでは、市役所の開庁時間である平日午前8時30分から午後5時15分までが基本的な受付時間でしたが、今回、新たにマイナンバーカード取扱窓口を開設することにより、 平日は午前9時から午後7時まで、土日祝日は午前9時から午後5時までと、 受付日および受付時間を大幅に拡大いたします。また、ショッピングセンター内に開設することで、買い物や食事のついでに手続きが可能となります。このような取り組みにより、マイナンバーカードの手続における市民の皆様の利便性向上を図ってまいります。
「公共施設の在り方検討事業」では、新たな公共施設予約システムを、令和8年4月1日から運用を開始します。電子決済機能を導入し、施設の予約から支払いまでオンライン上で完結することができます。このような取り組みにより、公共施設の予約がよりスムーズとなり、公共施設の利用者の利便性向上を図ってまいります。
「情報システム システム基盤 運営管理事業」では、引き続き、書かない窓口の充実を図ってまいります。現在、書かない窓口の手続き数は94手続きとなっておりますが、この手続き数を拡充してまいります。このような取り組みにより、窓口を利用する市民の皆様の利便性向上を図ってまいります。以上が、令和8年度当初予算案における主な事業の概要でございます。
令和8年度一般会計補正予算第1号案を編成
令和8年度一般会計補正予算第1号案の内容でございますが、本市の特徴的な取り組みとして、小中学校の給食無償化を実施いたします。小学校につきましては、公立小学校においては、国の公立小学校の給食費を実質無償化する方針を踏まえ、給食費の無償化を実施してまいります。また、中学校につきましては、国の物価高騰にかかる交付金を活用し、給食費の無償化を実施いたします。交付金終了後も、継続してまいります。さらに、本市では公立小中学校の給食費無償化に加え、私立の小中学校に通う児童・生徒の給食費相当額の補助も実施してまいります。このような取り組みにより、保護者の皆様の経済的な負担を軽減し、子育て支援策の充実を図ってまいります。
これをもちまして、令和8年度当初予算案における主な事業概要の説明とさせていただきます。
秘書課
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更新日:2026年02月13日