市長記者会見発表内容概要(令和7年9月)

更新日:2025年09月26日

     

【さらなる地域医療サービスの充実と子育て支援の強化を目指して】『小児科オンライン診療』を試行的に実施します

深谷市では、子育て世代の市民から、休日や夜間の病気、けがに対応する医療体制の充実を要望する声などがあり、小児の休日夜間診療体制の整備は喫緊の課題となっています。

そこで、6月1日より、身近に利用しているスマートフォンなどを通じて、小児科医に24時間365日、無料で、こどもの健康や医療、育児に関する不安の相談ができる、オンライン医療相談を開始いたしました。

このたび、これに加え、さらなる小児の休日夜間診療体制の充実と子育て支援の強化を図るため、ビデオ通話により、小児科医の診療を受けられる『小児科オンライン診療』を試行的に実施いたします。

試行実施の内容につきましては、保護者などが、スマートフォンに専用アプリをダウンロードして診療日時を事前に予約し、当日、診療会場にお越しいただきます。診療会場では、看護師が診療に必要なバイタルサインや呼吸音などを計測し、そのデータを基に、遠隔地にいる小児科医がオンラインで診療を行います。また、処方が必要になった場合は、診療後に指定の薬局で処方薬を受け取ることができます。

対象は、市内在住の0~18歳のこどもで、試行実施期間は11月2日から12月21日までの毎週、日曜日と祝日の計10日間とし、診療時間は、医療機関が診療時間外である、午後6時から9時までの3時間として、市役所本庁舎の3階相談室で実施いたします。なお、利用者負担として、診療にかかる費用が必要になりますが、健康保険適用の場合は、こども医療費助成制度の対象となります。

今後のスケジュールでございますが、令和8年1月から2月にかけて、小児科オンライン診療試行実施の効果検証と導入に向けた検討を行い、導入することになった場合は、年度内に事業者を決定して、令和8年4月開始を目途に準備を進めてまいります。市では、本事業の本格導入に向けて、より多くのかたに利用していただけるよう取り組み、さらなる地域医療サービスの充実と子育て支援の強化につなげてまいります。

【こどもたちや地域の皆さんの屋外活動時の安全対策を強化】市内公立小・中学校の屋外にAEDを設置します

現在、市内公立小・中学校では、校内の教育活動時に起こり得る児童・生徒の突然の心停止に備え、屋内に1台ずつAEDを設置しています。しかし、学校でAEDが必要な状況は、屋外での体育の授業や運動会などの学校行事、さらには、学校開放事業として地域の方々が、スポーツ・レクリエーション活動で、校庭を利用しているときにおいても、発生する可能性があることから、市では、緊急時に迅速に対応できるよう、各校の屋外にも、AEDを1台ずつ設置いたします。

設置は、AED本体を屋外専用ボックスに収容して、市内公立小・中学校の29校に設置いたします。屋外専用ボックス内にAED本体を収容することで、盗難や外気温から保護します。
設置場所は、昇降口付近などの人目に付きやすい場所とし、令和8年3月末までに全校に設置する予定です。
屋外専用ボックスの機能としましては、扉を開けると音が鳴るようになっており、AEDを取り出すと、GPS機能により位置情報がメールで教育施設課へ送信されます。なお、屋外専用ボックスには鍵をかけないため、AEDは緊急時にどなたでも使用することができます。

設置にかかる予算措置といたしましては、令和7年市議会第3回定例会において、補正予算案を提出し、小学校施設整備維持事業が188万1千円、中学校施設整備維持事業が99万円で議決されております。

市といたしましては、今後も、学校の安全対策を充実させるとともに、地域と連携しながら、安全で開かれた学校づくりを進めてまいります。

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