手足口病の流行警報が発令されました
手足口病の発生について
手足口病の患者報告数が増加しています。
埼玉県感染症発生動向調査による2024年第25週(令和6年6月17日~6月23日)の1医療機関(定点)当たりの報告数は前週の4.28人から7.04人へと増加し、国の定める警報の基準値である5人を超えました。警報が発令されたのは、令和4年以来2年ぶりです。
手足口病を予防するためには、マスク着用等による咳エチケットやこまめな手洗いが重要です。また、家族や周囲の人がかかってしまったときは、おむつ交換や看病の後に流水と石けんによる手洗いを十分に行い、タオルの共用はしないようにしましょう。
手足口病とは
手足口病は、口の中や手のひら、足の裏や足の甲などに水疱性の発疹が出ることが主な症状です。38度以下の発熱がみられることもあります。4歳くらいまでの乳幼児を中心に、主に夏に流行し、潜伏期間は3~5日と言われています。
手足口病はほとんどの場合数日のうちに自然治癒しますが、まれに髄膜炎等の合併症を伴うことがあります。経過観察を行い、高熱、頭痛、嘔吐、ぐったりとした状態などの症状が見られたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
有効な特効薬や予防接種はありません。
予防のポイント
主な感染経路は、飛沫感染(患者のせきやくしゃみなどのしぶき(飛沫)に含まれるウイルスを吸い込むことによる)、接触感染(ウイルスがついた手で口や鼻などの粘膜に触れることによる)、経口感染(便と一緒に排泄されたウイルスが口に入る)です。そのため手洗いがとても重要です。特におむつ交換時は排泄物の適切な処理と、十分な手洗いをしましょう。
手足口病を広げないために
・マスク着用等咳エチケットの励行
咳やくしゃみを他の人に向けて発しない、咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること、手のひらで咳やくしゃみを受け止めたときはすぐに手を洗うことなどを心がけましょう。
・手洗いの徹底
手指などについたウイルスを流水や石けんによる手洗いで取り除くことが有効です。なおアルコールによる消毒効果は弱いとされています。
参考情報
以下の情報を参考にご覧ください。
保健センター
〒366-0823
埼玉県深谷市本住町17-1
電話:048-575-1101
ファクス:048-574-6668
更新日:2024年06月28日