都市計画道路原郷上野台線の整備状況について
事業の概要
都市計画道路原郷上野台線は、都市計画道路北通り線と南通り線とを南北に連結する地区内幹線道路に位置付けられています。本路線の整備により、JR高崎線で二分されている国済寺地区と上柴地区とを南北に連絡し、市街地内の交通円滑化が期待できるものです。全体事業費は約68.9億円で事業を進めています。(今後の物価上昇を見込み、予算上は73.6億円を確保)

事業の進捗状況
都市計画道路原郷上野台線はJR高崎線との立体交差(アンダーパス)として計画され、平成30年度に支障物移設工事に着手しました。JR高崎線との立体交差部(線路下区間)の施工は東日本旅客鉄道株式会社への施工委託とし、令和2年度から着手しています。当アンダーパスは令和9年度上期の開通を目標に整備を進めています。


線路下の施工状況写真
立体交差部の施工については主に線路の下で進んでおり、工事の状況が外から見えにくい状況となっています。そのため、以下の通り工事が進んでいる状況を写真とともにご紹介します。
令和6年3月

(国済寺側の立坑内 線路下横断場所を撮影)
線路下部分の掘削が完了し、道路となる箇所が貫通しました。
令和5年10月

(国済寺側の立坑内 線路下横断場所を撮影)
線路下部分の躯体が完成しました。
ここから内部を掘削していきます。
令和4年10月

(国済寺側の立坑内 線路下横断場所を撮影)
掘削が完了した立坑内に作業用の足場を設置し、横から線路下を施工していきます。
HEP&JES工法と呼ばれる特殊な工法を用い、鉄道の運行を止めずに線路下部分の躯体を施工していきます。
令和4年6月

(高崎線を背に、国済寺側の立坑内を撮影)
立坑内の掘削状況です。
掘削箇所の周りに見える壁のようなものが、以前設置した土留めです。
令和3年12月

(国済寺側から施工場所を撮影)
土留めの施工状況です。
立坑はとても深いため、掘削する際に外側の地面が崩れないように土留めを設置する必要があります。
写真では上端部しか見えていませんが、地面の中に10メートルを超える壁面が設置されています。
令和3年1月

(国済寺側から施工場所を撮影)
線路の下に道路を通すため、まずは線路の両側を掘削して作業場所を用意します。これを立坑と呼びます。
写真中央の鉄板が敷かれていない場所に立坑を設置します。
上柴側も同様に立坑を施工していきます。
更新日:2024年07月19日