令和7年度水難救助訓練
利根川、荒川で水難救助訓練を実施しました。
深谷市消防本部管内には日本3大河川の利根川、秩父山地から関東平野に流れ出る荒川を有しており、本格的な夏のレジャーシーズンを前に水難事故を想定した救助訓練を実施しました。
当消防本部では河川の地形や形状に合わせた水難救助隊を編成、2つの河川でそれぞれの特性に合わせた水難救助訓練を実施しています。
(利根川での訓練)
利根川では、急流域で発生した水難事故を想定して、水上オートバイと救命艇が同時出艇し連携した救出訓練、さらに、無人航空機(ドローン)を活用して上空偵察を行い、要救助者の早期発見に繋げる訓練を展開しました。

訓練風景1
救命艇に装備した救助資器材で艇内へ要救助者を救出、水上オートバイがその活動をフォロー。
訓練風景2
スレッド(浮力のある救助用資器材)をけん引した水上オートバイで要救助者役を救出、救命艇は下流でバックアップ。
(荒川での訓練)
荒川では、船舶隊員が設定したアンカーをもとに、潜水隊員が水中検索を実施し、要救助者の発見・救出に繋げます。また、無人航空機(ドローン)を活用して上空偵察を行い、潜水隊、船舶隊、ドローン隊が連携し、より迅速で効率的な救出訓練を実施しました。

訓練風景1
船舶隊員によるアンカー及び基線設定(潜水隊員用ガイドロープ)訓練を実施。このアンカーをもとに潜水隊員が検索を実施します。
訓練風景2
バディ(2名)の潜水隊員による水中検索訓練を実施。
訓練風景3
無人航空機(ドローン)による上空偵察訓練を実施。
【水難事故防止のワンポイント】
川では晴れていても急に増水することや浅く見えても急に深くなるなど危険がたくさん潜んでいます。
水辺での事故は命に直接影響する重大な事故になりかねませんので注意しましょう。
更新日:2025年07月22日