飲用井戸の衛生管理について

更新日:2025年10月31日

井戸水や湧水は、有害物質の地下浸透や井戸等の管理が不十分なことにより汚染される恐れがあります。

清潔で安全な水は、私たちの生活に欠くことができないものです。

飲用井戸の衛生確保は、原則として設置者の自己責任となりますので、次のような点に気を付けて、適正な管理に努めてください。  

井戸の衛生管理について

  • 井戸やその周辺に、みだりに人や動物が入らないようにしましょう。
  • 井戸やその周辺の点検を定期的に行って、清潔の保持に努めましょう。
  • 井戸水を受水槽(水をためるタンク)などを設置して給水する場合、点検を定期的に行い、1年に1回以上清掃しましょう。

井戸水を飲用として使用している方へ

  1. 井戸からの給水を開始する前に、水道法に準じた水質検査を実施し、飲用として適合しているか確認しましょう。
  2. 定期の水質検査は1年以内ごとに1回行うことが望ましいとされています。
  3. 日ごろから、水の色、濁り、臭い、味に注意し、井戸から給水される水に異常を認めた場合は、臨時の水質検査を行いましょう。

定期の水質検査について

保健所では、井戸の所有者が井戸水の衛生状態を定期的に把握するために必要な13項目の検査を受け付けています。また有機溶剤の汚染に関するトリクロロエチレン第3項目の検査も受け付けています。

【井戸水の水質検査等についてのお問い合わせ先】

埼玉県熊谷保健所生活衛生・薬事担当(電話:048-523-2811)

水道法では51項目の水質検査基準が定められています。井戸水の飲用使用を開始するときは、「飲用井戸等衛生対策要領(国土交通省・環境省通知)」により、水質基準に適合していることが必要です。

水質基準51項目や、保健所で受け付けできない項目の検査につきましては、国土交通省・環境省の登録を受けた民間の検査機関や埼玉県衛生研究所にお問い合わせください。

PFOS及びPFOAについて

PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)とはフッ素を含む有機化合物の一種であり、独特な性質(水や油をはじく等)から消火剤や撥水剤などに用いられてきました。これらの化学物質には、自然界中では分解されにくく長期的に残存する性質があります。

PFOS及びPFOAによって地下水や湧水などが汚染され、高い濃度の「PFOS及びPFOA」が検出される問題が全国的に発生しています。

PFOS及びPFOAは水質基準に準じて留意すべき項目である「水質管理目標設定項目」に定められており、暫定の目標値は1リットル当たり50ナノグラムです。(ナノグラムとは10億分の1グラムを表す単位です。)

汚染が判明した場合

水質検査の結果、人の健康の保護に関する項目が水質基準値以下であっても検出された場合や水道法に基づく水質基準を超える汚染が判明した場合は環境衛生課へ相談してください。

お問い合わせ先

環境衛生課
〒366‐8501
埼玉県深谷市仲町11-1
電話:048-578-7332
ファクス:048-578-7383

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