クマに注意してください
令和7年度に入り、東北地方を中心に各地でクマの目撃や被害が報告されています。
埼玉県においても例年より多くの目撃情報が寄せられています。
登山、ハイキングなどで山に入る際は注意してください。
クマに会わないようにするために
多くの場合、先にクマが人間に気がつけば、自分からその場を離れていきます。
クマが人間に危害を加えた例では、自己防衛が第一の理由と考えられています。登山やハイキングなどで山林に入る際は、鈴やラジオなど音の出るものを身に付けて、常にクマに対して自分の存在を知らせることが大切です。
特に雨天の登山や渓流釣りでは、雨や沢の音が人の気配を消しやすく、クマが人に気がつきにくい状況にあるので注意してください。
もし、クマに遭遇してしまったら!?
遠くにクマがいることに気がついた場合
- 落ち着いて静かにその場を立ち去ってください。
- 大声や急な動きは、クマを刺激するおそれがあるためやめましょう。
- 鈴や笛、ラジオ等の音を鳴らし、自分達の存在を気付かせましょう。
近くにクマがいることに気がついた場合
- 落ち着いてクマとの距離をとるようにしてください。
- クマは逃走する対象を追いかける傾向があるので、背中を見せて逃げ出すことは避け、クマを見ながらゆっくり後退してください。
至近距離で突発的に遭遇した場合(クマに襲われた場合)
- クマの攻撃的行動は、上腕で払いのける、つかみかかる、抱え込む、噛み付くなどです。
- クマの攻撃対象は、顔面や頭部が多いので、両腕で顔面や頭部などを覆い直ちに伏せるなど、重大な傷害や致命的ダメージを最小限にとどめることが重要です。
- 登山やハイキングなどでクマの生息地に頻繁に入る方は、クマスプレーを常に携帯し、正しく使用できるように訓練しておくことも大切です。
クマの目撃情報について
令和7年11月16日(日曜日)、午後9時頃、寄居町大字小園地内のかわせみ河原において、クマらしき動物の目撃情報がありました。
(当該地は荒川を挟んで深谷市小前田に隣接する地域です。)
市内でクマを目撃した場合は、静かにその場から離れ、安全を確保してから市環境課または最寄りの警察署へご連絡をお願いします。
なお、埼玉県内でのクマの目撃情報については、埼玉県みどり自然課が以下のサイトにまとめています。
また、市内でクマの出没があったことが確認出来た場合には、防災無線等で注意喚起しますので、日頃より市からの情報をご確認いただきますようお願いします。
地域住民の方へのお願い
クマに限らず、食べ物となるものが放置されているとそれに誘引されて動物がやってきます。地域住民の皆様におかれましては、以下のことにご留意くださいますようお願いします。
- 放置されている果樹や果実等(柿、栗、蜂の巣、蜂の巣箱など)は、持ち主の了解を得て伐採若しくは収穫、撤収する。また、落下した果実についても放置しない。
- 生ごみなどは屋内で保管し、収集日当日の朝に出すようにする。
- 草むらや藪などの刈り払いを行い、動物が隠れる場所をなくす。
- 農作物を田畑に放置しない。
更新日:2025年11月19日