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日頃よりの市内テニス愛好者及び当協会へのご支援及びご理解に感謝しております。現在は大会開催(日曜日)やジュニアを含む講習会のみならず、平日もシニアなどによる利用も多くあり、年間を通じて市内のテニスコートの利用は増加していると思われます。
一方、仙元山運動公園テニスコートにおいては、雨天により当日もしくは翌日にクレーコートが使用できなくなることや、オムニコート南側の高木の影響などにより安全面だけでなくプレーに影響をおよぼす状況も見受けられます。また、テニスコート以外にも種々な意見が協会にも届いております。
つきましては、今般下記の4点につき、善処いただけるように強く要望いたします。
要望1.クレーコート4面のオムニ化
・天候(雨天や冬場の霜など)により予定通り使用できない。特に雨天などで使用できない場合、参加人数の多い大会運営に支障が発生する。
・整備状況も芳しくない。(表面が荒れている、凸凹になっているなど)背景にはオムニコート以上に日々の整備に手間がかかるにもかかわらず、表面の土の入れ替えなどの定期的な整備が不十分なためと思われる。(オムニコートでも定期的な整備は必要ですが、維持するためにはクレーコートはそれ以上の頻度での整備が必要になります)
【回答】
仙元山公園につきましては、個々の施設を部分的に改修するのではなく、仙元山公園全体の将来像を検討する中で、種目や施設規模、設置場所などを整理し、今後の整備方針を立てていきたいと考えております。このため、現時点ではクレーコートを人工芝コートに改修する予定はございませんが、将来的には、仙元山公園全体の構想の中で検討してまいりたいと存じます。
なお、現在のクレーコートにつきましては、コート環境の適正な維持に努めるとともに、コートの土の掘り起こしなど、水はけが良くなる対策について研究してまいります。
要望2.オムニコート南側の高木(6本)の樹木伐採及び低木への植え替え
・オムニコート整備以降20年以上経過しており、樹木の成長によりコートへの影響が出ています。
・枝がコート内に伸びており、このままではプレーに影響する。
・高木の根が成長しコート後方の面が浮き上がってきている。プレー中にその場所でつまづき、怪我をするリスクも増大してきている。
・冬場、樹木の影がコート半面を覆うことになり、プレーへの影響が出ている。ちなみに、確認した限りですが大宮第二公園や熊谷さくら公園をはじめ県下でコート南側に高木を植えて整備しているテニスコートはありません。(樹木の影がコート内に影響しない程度の低木で整備されています)
・撤去後は低木の整備を行う。(南側にはプレーに影響のないような目隠しの効果として必要)また、低木の整備まで南側フェンスにネットで覆うようにお願いします。
【回答】
オムニコート南側の高木につきましては、樹高が20m以上となっており、作業方法や人工芝コートへの影響、工事費用などを考慮しますと伐採は難しいものと考えております。
樹木が健全に育成していることや、親しみを持っている市民もいることから、伐採は困難であると考えております。
なお、高木の根によるコートの盛り上がりについては、過去に樹木が弱らない程度で根切りをしており、根の成長の抑制はなされていると思われますが、引き続き対策を研究してまいります。
また、外周フェンスを越えて伸びている枝につきましては、外周フェンス内に侵食することのないよう、適時剪定を実施してまいります。
要望3.オムニコート横のトイレの整備
・現在定期的に掃除をしていただいていますが、壁や窓などに蜘蛛の巣などが見受けられます。数回に1回程度は、ゆか・便器だけでなく壁などの汚れた部分も含めた清掃の質を上げていただきたい。(現状では、女性の方が使用するのに躊躇されるケースが多く見受けられます)
・女性用に1か所洋式便器が整備されていますが、男女すべての便器を洋式に変更いただきたい。
・照明も少し暗く、明るいもの(LED)に変更していただきたい。
【回答】
オムニコート横のトイレにつきましては、現在、週2回の清掃を行っておりますが、便器等が汚れて使用に支障がある場合がございましたら、施設職員にご連絡いただければと存じます。
なお、壁や窓などに付いた蜘蛛の巣につきましては、清掃時だけでなく職員の巡回時などにおいても、見付けた場合は適宜取り除くよう対応してまいります。
便器の洋式化につきましては、和式便器を洋式便器に変更した場合、扉を内開きから外開きに変更する必要があります。扉同士が干渉してしまうなどの課題が想定されますが、このような課題も含め、洋式化の検討を行ってまいります。
また、トイレ棟の照明につきましても、省エネルギーの観点からLED照明への変更について検討を行ってまいります。
要望4.仙元山運動公園内に壁打ちの練習設備の設置
・壁打ちできる場所を求める要望が多く、利点は次のとおりになります。
・コートが予約できなくとも、短時間で1人でも簡単な練習(サービスなど)ができる。(都内ではこのような設備は多く見受けられます)
・テニスだけでなく、軟式野球でもボール投げ練習にも使用可能。(硬式野球は禁止とする)
【回答】
壁打ち施設の設置には、テニスコートの約半面となる400平方メートル程度の用地が必要となりますが、現在の仙元山公園内には適当な用地がなく、設置場所を確保することが難しい状況となっております。
また、設置には多額の費用を要することや、ボールが壁に当たる音による周辺住環境への影響など考慮すべき事項があり、慎重に検討する必要があると考えております。
このようなことから、要望1への回答と同じく、仙元山公園全体の将来像を検討する中で、種目や施設規模、設置場所などを整理し、設置の有無も含め、今後の整備方針を立ててまいりたいと考えております。
(令和6年8月22日)
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更新日:2024年12月17日