埼玉県精神障害者家族連合会、埼玉県精神障害者団体連合会からの要望書

更新日:2023年03月27日

埼玉県精神障害者家族連合会、埼玉県精神障害者団体連合会からの要望書
陳情者名 埼玉県精神障害者家族連合会、埼玉県精神障害者団体連合会
受付日 令和3年6月17日
陳情内容 「重度心身障害者医療費助成制度」の対象拡大を求める要望書
要望主旨
精神障害者はストレスへの脆弱性や、副作用のある薬を長期にわたって服用する必要から精神科以外の病気にもかかり易くなります。さらに精神障害者保健福祉手帳2級所持者の多くは、安定して生活できる収入を得られる仕事につく事が難しく、経済的に苦しい世帯が多いのが実状です。その中での医療費負担は大変です。
こうしたことから2018年12月、県議会で「精神障害者保健福祉手帳2級所持者を『重度心身障害者医療費助成制度』の対象とするよう求める請願」が採択されました。この「重度心身障害者医療費助成制度」は住民の福祉の増進を図ることが目的です。医療費助成制度対象拡大は精神障害者やその家族の経済的負担軽減になり、この目的に沿うものであります。
今回の新型コロナウイルス感染症では、感染することと合わせ、必要な医療費負担にも不安を募らせました。今後新たな感染症の流行の可能性も指摘されており、出来るだけ早い「重度心身障害者医療費助成制度」の対象拡大を心から切望しています。
また、この医療費助成制度の対象から精神科入院医療費が除かれているのは、制度設計に問題があると考えています。
是非とも下記要望事項の早期実現に向けて取り組んでください。

要望事項
1.精神障害者保健福祉手帳2級所持者まで「重度心身障害者医療費助成制度」の対象にしてください。
2.「重度心身障害者医療費助成制度」の対象者拡大を埼玉県に働きかけてください。

【回答】
1.重度心身障害者医療費助成制度につきましては、県の重度心身障害者医療費支給事業補助金交付要綱に基づき実施しております。
補助対象となる方は、県要綱において精神保健福祉手帳1級の方と定められております。ただし、2級の方でも、65歳以下で手帳を所持しており、65歳以上になり障害認定を受けて後期高齢者医療制度に加入した場合には対象となります。また、精神病床への入院費用につきましては、県要綱において助成対象外となっております。
本制度は県補助金を受けて実施している事業であり、限りある財源の中で今後も制度を継続して運営していく必要があることから、現時点では市独自で対象を拡大することは考えておりませんが、県の動向等を踏まえ、県の補助対象が拡大される場合には検討してまいります。
2.制度の対象拡大について要望する声があることを、機会を捉え埼玉県に伝えてまいります。

(表記を一部変更して掲載しています)
(参考資料の掲載は省略させていただきます)
担当課 障害福祉課

 

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