公明党深谷支部からの要望書

更新日:2023年03月27日

公明党深谷支部からの要望書
陳情者名 公明党深谷支部
受付日 令和3年3月30日
陳情内容 コロナ禍における女性の負担軽減に関する緊急要望 3月1日から8日は、女性の健康週間であり、3月8日は国際女性デーでもありました。今、世界各国で女性の月経に関する「生理の貧困」が問題となっています。
「生理の貧困」とは、生理用品を買うお金がない、また、利用できない、利用しにくい環境にある事を指し、発展途上国のみならず格差が広がっている先進国においても問題になっています。この「生理の貧困」解消のために、例えばイギリスでは全国の小・中・高校で生理用品が無償で提供されていると報道されています。また、フランス、ニュージーランド、韓国なども同様の動きがあります。この問題は日本でも無関係ではなく、先日、任意団体である「#みんなの生理」が行ったオンラインアンケート調査によると、5人に1人の若者が金銭的な理由で生理用品を買うのに苦労した、他の物で代用している等との結果が出ています。また、貧困で購入できないだけでなく、ネグレクトにより親等から生理用品を買ってもらえない子どもたちがいるとの指摘もあります。
深谷市において、誰一人取り残さない社会を実現するために、1日も早くこのような女性の負担軽減に取り組んで頂くよう以下要望します。
1.防災備蓄品の生理用品を必要な方に配布してください。

【回答】
今回の緊急要望の「生理の貧困」につきましては、市といたしましても、重要な課題であると認識しておりますことから、まずは必要となる数量を用意することで、早急に対応してまいります。
市が保有している防災備蓄用の生理用品は、長期間保管が可能となるように特殊フィルムで密封加工されております。この生理用品は、現在のところ、残存期間が6年と長期であることから、速やかに提供することが難しい状況です。
なお、今後において、残存期間が近づいた防災備蓄用の生理用品、又は入替えの際には、必要な方に配布することができるよう、検討してまいります。

2.配布に関しては利用しやすいように、ネット申請や郵送も可能にしてください。

【回答】
生理用品を配布する際には、特別な配慮が必要であると考えられるため、ネット申請や郵送は利便性が高い反面、個人を特定できてしまうことから、申請をためらうことが想定されます。
このため、生理用品の配布方法については、個人を特定せず配布する方法とし、配布についても、女性職員が対応できるよう、配慮してまいります。

3.防災備蓄品等の食料もあわせて生活困窮者に配布してください。

【回答】
防災備蓄品については、保管残存期間等が近づいたものを、入替えの際に防災啓発として活用するとともに、コロナ禍において生活に困窮する方へ配布できるよう、既に関係機関と連携し取り組んでおります。

4.区内の小・中学校や公共施設等の個室トイレで生理用品を無償で提供する事を検討してください。

【回答】
市内の全小・中学校(29校)の保健室で生理用品を無償提供しております。小・中学校の個室トイレの設置は管理面が難しいため、保健室への配布数を増やすことで対応してまいります。
なお、市内の公共施設等の個室トイレへの設置につきましても、同様に衛生面や安全面の管理が困難であり、現状では難しいと考えますので、ご理解をお願いいたします。

(令和3年4月30日)
担当課 総務防災課・人権政策課・福祉政策課・生活福祉課・長寿福祉課・保健センター・学校教育課

 

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