埼玉県農民運動連合会からの要望書

更新日:2023年03月27日

埼玉県農民運動連合会からの要望書
陳情者名 埼玉県農民運動連合会
受付日 令和3年1月5日
陳情内容 高病原性鳥インフルエンザ感染防止に関する要望書

市長には、一昨年の豚熱への対処と昨年末から埼玉県でも流行の恐れのある高病原性鳥インフルエンザ感染防止に注意を払っていることと思います。

今季流行の恐れのある複数のタイプの鳥インフルエンザが、ヨーロッパからシベリア経由で日本各地に渡り鳥によって持ち込まれる恐れがあるといわれています。県内でも養鶏数の多い深谷市におかれましては大変ご心配のことと思いますが、私共県内全域に畜産農家を抱えている立場からも深谷市へも以下の要望を提出させていただき自らも感染予防に努めたいと思っていますので宜しくお願いいたします。

1.大規模養鶏と平飼い等の小規模養鶏もあり飼養衛生管理に行き届かない面も多いと思いますが、届け出がなくペット感覚で飼う市民にも行き渡るように高病原性鳥インフルエンザ感染の危険性を広く広報するようお願いします。

2.特に、鳥インフルエンザウイルスと豚インフルエンザウイルスの遺伝子の混合が起きて人に感染すると重篤な症状を呈するインフルエンザ流行となることなどを含め野鳥の死骸などの取り扱いに注意するよう市民に啓蒙をお願いします。

3.飼養衛生管理の徹底の面から防鳥・虫網の不備には、行政から財政面の補助を含め対応を要望いたします。

4.不幸なことに鳥インフルエンザの侵入を許し殺処分が行われた場合には、県・国へ養鶏農家の再建に役立つ支援をお願いして下さい。

5.新型コロナウイルス感染が蔓延する中で、畜産農家が感染して畜産が続けられなくなる事態を招かないようご指導をお願いします。合わせて、西進・東進を続ける豚熱感染予防もお願いします。

【回答】
高病原性鳥インフルエンザ感染防止に関して、指導機関である埼玉県では、鶏の飼養について羽数にかかわらず家畜保健衛生所への届出が必要なことや、特定家畜伝染病の発生、予防対策について広報などで周知しております。
また、鶏にかかわらず伝染病の発生のため殺処分を行った家畜については、家畜伝染病予防法に基づく手当金が交付され、経営再開時の導入経費を補助する家畜防疫互助基金、各種資金なども準備されており、必要に応じた活用を支援しております。
市といたしましては、野鳥の死骸などの取り扱いについて、市ホームページにて注意喚起を行っております。
また、一昨年の市内農場での豚熱発生を受け、アフリカ豚熱対策にも効果的な野生動物侵入防護柵設置のための経費補助を実施いたしました。防鳥ネット等の経費補助については、今後の国、県の方針を注視してまいりますので、ご理解をお願いいたします。

(表記を一部変更して掲載しております)
(令和3年1月19日)
担当課 農業振興課・環境課

 

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