市長記者会見発表内容概要(平成25年1月)

 深谷市では、現在、平成25年度当初予算の編成作業を行っております。このたび、市民に開かれた透明性の高い市政運営を推進するため、予算編成過程を公表いたします。 さて、予算要求の状況ですが、歳入総額は、表左の下段のとおり416億6,449万円です。一方歳出総額は、表右の下段のとおり487億499万8千円で、差引き70億4,050万8千円の歳出超過の状態です。その主な要因を挙げますと、歳入において、市税や国庫支出金の増加が見込まれるものの、歳出において、障害者福祉や生活保護関連の支出が伸びていることに加え、老朽化した道路や公共施設の維持・整備に係る費用の増加が見込まれ、歳入の伸びを上回るペースで歳出の拡大傾向が続いていることから、70億円もの収支ギャップが生じている状況でございます。今後は、予算要求内容を精査し、私が査定を行い、予算案を作成いたします。

  予算案につきましては、来月の記者会見に改めて報告させていただく予定でございますので、よろしくお願いいたします。

 この成果発表会は、本日30日の午後2時から、深谷市民文化会館小ホールにおいて、開催いたします。今回の成果発表会では、教育関係者を集め、平成22年度からの3年間の取り組みや成果を発表いたします。

  それでは「特別支援教育体制整備事業」の詳細について、ご説明いたします。まず、この事業は、小・中学校の通常学級に在籍する児童生徒のうち、発達障害などがあり、特別な教育的支援を必要とする児童生徒に対し、一人ひとりのニーズに応じた支援体制を整えることを目的としています。そして、深谷市では、「0歳から15歳までの子どもを一貫して育てる」をテーマに、3つの柱で支援体制を整備、研究してまいりました。

  1つ目の柱は、教育・福祉の連携支援システムの構築を目指し、子どもの成長に応じた市内の相談窓口などを紹介した、「保護者向け支援マップ」を作成いたしました。これにより、子ども・家庭・学校を支えるための教育・福祉の連携支援体制が構築できました。2つ目の柱は、「一人ひとりの子どもの育ちを支えるための特別支援教育の視点に立った学校力の向上」を目指し、県内初となる「特別支援教育ハンドブック」を作成しました。教員のための指導要領をまとめており、教員の指導力の向上に役立てることができました。3つ目の柱は、「幼保小中連携による、なめらかな接続の実現」を目指し、「幼保小中連絡協議会」を立ち上げ、連携の研究を推進しました。このことにより、なめらかな接続のためのシステムをつくることができました。「保護者向け支援マップ」「特別支援教育ハンドブック」は、別途配布させていただいておりますので、後ほどご覧ください。

  今後とも市では、一人ひとりのニーズに応じた、特別支援教育の推進をめざして参ります。ぜひ、これまでの成果を会場でご覧いただきたいと思います。

 2月24日(日曜日)に、深谷市仙元山公園及び市内競技コースを会場として「第7回ふかやシティハーフマラソン」を開催いたします。開催種目といたしましては、高校生・一般を対象とした「ハーフ・10キロメートル・5キロメートル」並びに中学生・小学生・親子を対象とした「3キロメートル・2.4キロメートル・1.6キロメートル」の6種目でございます。その中でもハーフと10キロメートル種目については、県北では唯一となります日本陸上競技連盟の公認コースとして

実施するものでございます。

 参加申込み状況でございますが、1月10日をもって申込み受付を終了し、全国各地から計6,174人の参加申込みがございました。また、本大会のゲストランナーとして、

 東洋大学など8つの大学の陸上競技部及び駅伝部の選手を招待する予定となっております。競技以外では、毎年好評をいただている参加選手への「煮ぼうとうのサービス」や、太鼓愛好団体による沿道からの激励など、賑やかに行ってまいります。

 大会当日は、競技コース周辺道路が一時交通規制となることから、市民の皆さまには、大変ご不便をお掛けしますが、沿道で、選手に対する温かいご声援をいただければと思っております。

 ふかや緑の王国は、四季折々の自然が楽しめる空間がたくさんあります。その時々の季節の表情を1枚の写真として多くの方々に紹介するために、写真コンテストを開催いたしました。テーマは「ふかや緑の王国の魅力」です。応募部門は3つに分かれております。一般の部、中学生の部、小学生の部です。審査につきましては、ふかや緑の王国ボランティアの投票により受賞者を決定しました。応募総数は65点、内訳は一般の部57点・中学生の部5点・小学生の部3点です。また、3月2日(土曜日)午前11時30分から、第5回ふかや緑の王国梅まつりにおいて、表彰式を行う予定です。