市長記者会見発表内容概要(平成22年5月)

更新日:2023年06月05日

「事業仕分け」について

 4月15日に深谷公民館大会議室にて事業仕分けを実施いたしましたので、その結果と経過などにつきまして、お知らせいたします。

  今回の事業仕分けの対象とした事業は、20事業です。平成22年度の骨格予算から、先送りした事業の中で、特に政策的なものを選定いたしました。「仕分け人」は、市職員に募集をかけ、10人を選任しました。10人を各5人の2つの班に分け、1事業を約30分で実施いたしました。仕分けの結果ですが、「現状」が6事業、「要改善」が6事業、「不要」が7、「民間」が1、「国・県」が0、となりました。

  この結果を踏まえまして、各事業について検討、見直しを行い、6月議会に上程する補正予算案へ反映させたところでございます。秋には、来年度の予算編成に向けて、対象事業を拡大して実施する予定です。

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「平成22年度深谷市一般会計補正予算(第1号)」について

 本補正予算は、骨格予算として経常的経費 及び継続的事業により編成いたしました当初予算に、政策的・投資的経費などを追加するものであり、いわゆる「肉付け」予算でございます。この補正予算をもって、平成22年度の通常予算になるものと考えております。補正額につきましては、歳入歳出それぞれに66億2,614万3千円を追加するもので、補正後の予算額は、459億3,526万8千円となります。前年度の当初予算と比較いたしますと、29億2,976万8千円、6.81パーセントの増となったところでございます。

  本補正予算につきましては、子育て支援の充実や行財政改革の推進に資する事業を積極的に展開するとともに、地域振興に資する新たな基金の設置、道路や土地区画整理事業の基盤整備に係る経費などを予算化したところでございます。また、本補正予算編成にあたりましては、事業仕分けの結果を考慮し、事業の選択と集中による効果的な事業展開を図れるよう努めたところでございます。

  なお、これらの財源といたしましては、国県支出金、基金繰入金、市債などを活用し、編成したところでございます。

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「深谷市における口蹄疫の防疫対策」について

 宮崎県で発生し、猛威を振るう口蹄疫については、日本全国のどこの地域で発生しても、不思議ではない状況であります。このため、本市におきましても、市内の農場から口蹄疫を発生させないよう対策を講じることといたしました。

  対策の1番目といたしまして、今週28日の金曜日に市内畜産農家130軒に対し、「炭酸ナトリウム 20キログラム」を1袋ずつ配布してまいります。配布につきましては、市民文化会館および岡部、川本、花園の各総合支所で午後2時から行います。費用といたしましては、約40万円が必要となりますが、この経費については、予備費で対応してまいります。

  次に、関係機関との情報交換の場として、深谷市口蹄疫連絡会を設置いたします。

 参加団体は、埼玉県、深谷市、深谷市農業委員会のほか、市内畜産団体が3団体。全農埼玉県本部をはじめ、市内の4農協、酪農協2団体、埼玉北部共済及び、地元獣医師からなる組織でございます。今後、連絡会におきまして相互の連絡を密にし、口蹄疫の予防を徹底してまいりたいと考えております。

  3番目といたしまして、市民からの問い合わせに対応するための窓口を産業振興部 農業振興課内に設置いたしました。一般市民が不安に感じたことは、この窓口へお問い合わせいただき、口蹄疫に対する理解を深めていただき、適切な対応をお願いしてまいりたいと考えております。

「深谷市長の在任の期数に関する条例」について

  「深谷市長の在任の期数に関する条例」、いわゆる「多選自粛条例」は、地方分権の進展に伴い、地方公共団体の首長の権限・責任が相対的に増大すると予想される、首長の多選を制限するものです。首長選挙における投票率の低さ、無投票再選の多さは、首長の多選が、その原因の一端であると「地方分権推進委員会」の第二次勧告でも 述べられております。

  また、今後、今日の地方分権の進展に伴い、地方公共団体の首長の権限・責任が相対的に増大すると予想されます。権限がより一層集中してくる状況を考えると、どうしても許認可権限なども増え、そうした権限の行使が、ややもすると新人の立候補を阻害し、市長そのものの多選の状況を促す効果になりはしないかと危惧するものです。

  こうした弊害を未然に防ぐため、6月の第2回定例会におきまして「深谷市長の在任の期数に関する条例」を上程するものでございます。

「深谷市火葬場深丘園の利用開始」について

 深谷市の火葬場である「深丘園」は、昭和46年の建設以降38年が経過し、施設・設備の老朽化から、早期改築の必要に迫られておりました。このような中、「深丘園」の建て替えを新市の建設計画で位置付け、周辺環境に配慮した施設として建設工事を行ってまいりましたが、この度、完成を迎え、6月1日から新しい施設が、利用開始となります。利用開始に先立ちまして、5月30日午前10時から、竣工式を深丘園のエントランスホールで、挙行いたします。また、同日の午後1時から4時30分まで一般公開いたします。

  完成します「深丘園」ですが、鉄筋コンクリート造り、一部鉄骨造りの2階建てで、火葬場棟は、約3,000立方メートルございます。火葬炉が6基、ペット火葬炉が1基、3室の告別室と収骨室、6室の待合室、待合ホールなどを備えております。また、環境設備面では、太陽光発電設備や光ダクトなどをとり入れております。

  今後は、外構工事、旧火葬棟解体工事などを 実施していき、総工費は、約22億円を見込んでおります。

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「第26回フウリン草、さつき、山野草展」について

 5月28日から5月30日までの3日間、渋沢栄一記念館において「第26回フウリン草、さつき、山野草展」を開催します。

  フウリン草は、種まき、育苗、定植、土壌づくり、肥料、水の管理など、栽培が難しく、過保護でも放任でもあまりよい花は、咲かないことから、子育てと非常によく似ていると言われております。

  このことに着目し、青少年健全育成の事業としてその指導と普及に努力したのが、昭和60年当時の八基公民館長でございました。その後、多くの人達の協力により、この事業が、八基地区の初夏を彩る風物詩として定着して、今年で26年目を迎えます。  本年も、八基地区の皆さんが丹精を込めて咲かせた淡いピンクやムラサキの色鮮やかなフウリン草は、訪れる人々の心を和ませてくれます。また、地元商工会女性部やスポーツ少年団保護者会の皆さんにより、煮ぼうとう、野菜、鉢花などのバザーも開催されます。

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「市長の現場訪問」について

 「市長の現場訪問」は、皆さんの声を、会議室ではなく、現場で聞かせていただくものでございます。これまで、文化団体の活動事務所や学校給食の現場を訪問しました。今回は、各自治会からの要望を基に、道路改良箇所を1日使って訪問いたします。日時は6月1日、訪問場所は、市内7か所でございます。

  自治会からの要望は、主に道路改良でございまして、年間約140件ございます。その中から、今年度、初めて着手する予定の道路箇所を訪問します。現地で地元の方々と懇談しながら、さまざまな意見を伺えたらと、考えております。今回は、自治会からの要望ですが、今後もさまざまな現場を訪問し、意見を取り入れていきたいと思います。

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