市長記者会見発表内容概要(令和4年12月)

更新日:2023年03月27日

【ヤングケアラーの実態把握】深谷市独自の3段階調査(第2弾)~教育と福祉との強いスクラム~

いわゆるヤングケアラーは、家庭内の問題であり、表面化しにくい構造であることから、深谷市ではヤングケアラーの実態を把握するために、令和3年度に続き、令和4年度も深谷市独自の3段階調査を実施しました。そして、調査結果を関係各課所などが共有して、支援の方法を検討し、教育と福祉が一体となって支援まで繋げる取り組みを行っております。
令和4年度の調査対象は、市内の公立中学校1年生1,219人であり、回答率は94.7%でありました。主な調査項目は、世話の有無・状況・影響、負担の有無、希望するサポートなどであり、第1段階では質問項目を厳選し、答えやすさに配慮したアンケート調査、第2段階では教員による評価シートを用いた個別のチェック、第3段階では1、2段階を踏まえた個別の聞き取り調査を行いました。学校によるきめ細かな3段階調査の結果、ヤングケアラーの可能性が高い生徒18人が明らかになったところです。
調査結果については、市役所内の教育部・福祉健康部・こども未来部3部の関係する7つの課所から代表者が集まり、ヤングケアラーの可能性が高い18人について協議を行いました。そして、特に緊急性が高いと判断した3人の生徒について、状況の確認や具体的な支援の方法などを検討し、状況に応じてスクール ソーシャル ワーカーが関わり、福祉的な支援に結びつけていくことなど、具体的な支援がスタートいたしました。
市では、今後も引き続き、3段階の調査結果を踏まえ、まずは学校が生徒の思いに寄り添い、あわせて子育て支援・生活支援・経済支援など家庭への支援を行うために、教育と福祉が強いスクラムを組み、一体となってヤングケアラー支援を進めてまいります。

【原油価格高騰・物価高騰対策と降ひょうによる被害の見舞金が議決】令和4年度深谷市12月補正予算

令和4年深谷市議会第4回定例会において議決いただきました令和4年度深谷市一般会計補正予算第6号につきまして、主な事業の概要をご説明させていただきます。
深谷市では、現下の原油価格高騰・物価高騰への対策を強化する取り組みとして、次の3つの支援を推進してまいります。
まず、1として、私立保育施設の食材費及び光熱費に対する補助金を支給いたします。それぞれ利用定員1名につき食材費は3,600円を、光熱費は1,700円を支給いたします。
続いて、2として、各施設の食材費に対する補助金を支給いたします。それぞれ利用定員1名につき、介護施設及び障害者施設のうち入所施設には1万1,000円、通所施設には4,000円を、児童養護施設には1万1,000円、私立幼稚園には3,600円を支給いたします。
続いて、3として、学童保育室の光熱費に対する補助金を支給いたします。内容としましては、それぞれ利用定員1名につき500円を支給いたします。
次に、6月2日の降ひょうによる被害を受けた農家に対し、クラウドファンディングや友好都市である岩手県田野畑村の関係者の皆様などからいただきました寄附金を活用し、1人につき5,000円の見舞金を支給いたします。
以上、令和4年度深谷市一般会計補正予算第6号における主な事業の概要の説明とさせていただきます。
今後も、深谷市では市民生活を支援するためのさまざまな取り組みを推進してまいります。

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