市長記者会見発表内容概要(令和5年3月)

令和5年深谷市議会第1回定例会において議決いただきました令和5年度深谷市一般会計補正予算第1号及び第2号につきまして、事業の概要をご説明させていただきます。
まずはじめに、令和5年度深谷市一般会計補正予算第1号では、1つ目として、新型コロナウイルス感染症の自宅療養者に対する食料支援を継続してまいります。支援内容としましては、食料及び飲料3日分を無償で提供し、玄関先へ配達いたします。
2つ目に、伴走型相談支援を充実させるとともに、出産・子育て応援ギフトを支給いたします。まず、伴走型相談支援として、妊娠届出時、妊娠8カ月前後及び新生児訪問時に、アンケートや子育てガイドを活用した面談を実施いたします。また、出産・子育て応援ギフトにつきましては、令和4年4月1日以降に出産された方、または出産予定の方を対象に妊娠届出時と出生届出後にそれぞれ5万円相当の計10万円相当を地域通貨ネギーで支給いたします。
次に、令和5年度深谷市一般会計補正予算第2号では、新型コロナウイルスワクチン接種につきまして、特例臨時接種の期間延長に伴う接種体制を確保するとともに、乳幼児及び小児接種の期間延長による接種費用を計上しております。
以上で、令和5年度深谷市一般会計補正予算第1号及び第2号における事業概要の説明とさせていただきます。
深谷市では、今後も市民が安心して暮らしやすいようさまざまな取り組み支援を推進してまいります。

昨年9月の市長定例記者会見でご説明いたしました、JR深谷駅直結施設で実施する、県内初のトライアル・サウンディングにつきまして、事業提案の募集結果と実施スケジュールが決定しました。4月以降、各参加者の提案内容を順次、実施してまいります。
『トライアル・サウンディング』は、市が保有する公共施設などの利用を希望する民間事業者を募集し、一定期間、無料で暫定利用してもらう官民対話手法の一つです。利用が低迷している公共施設の『集客性・採算性』や『使い勝手』などのニーズ・課題を把握し、今後の施設の利活用に繋げるため実施します。
今回、JR深谷駅の2階に立地している『深谷駅市民サービスセンター・ギャラリー2(』を対象施設として、令和4年11月1日から12月26日まで事業提案の募集を行ってまいりました。この結果、11事業者よりお申込みをいただき、審査の結果、10事業を実施することとなりました。
この度は、市内外よりたくさんの方々にご応募、お問い合わせをいただきましてありがとうございました。トライアル・サウンディングの実施期間は令和5年4月3日月曜日から9月29日金曜日までの約半年間となっており、この期間の中で、物販、各種サービス提供イベントなどの提案事業を順次、実施してまいります。実施事業の内容やスケジュールなど詳しくは、市のホームページやツイッターなどで情報発信をしてまいります。
『深谷駅市民サービスセンター・ギャラリー2(』につきましては、改札口外側にある深谷駅直結の施設となっており、どなたでもご利用いただける施設となっております。今回の『トライアル・サウンディング』事業を通じ、幅広く利用者の皆さんから親しまれ、愛される施設を目指してまいりますので、皆さんのご来場を心よりお待ちしております。

昨年、深谷テラスおよびふかや花園プレミアム･アウトレットがオープンし、秩父鉄道ふかや花園駅は連日、多くの乗降客で賑わっています。
このたび、街の玄関口となっている駅前のロータリーを、行政と小･中学校が連携し花でいっぱいにします。これは、アウトレットのオープンに合わせて、深谷の野菜のPRとして駅前ロータリーに地場産野菜の『ネギ』や『ブロッコリー』などを植えたことが話題となった駅前ロータリー装飾の『第2弾』となります。
そして、今回の花の植栽は、駅前ロータリーの施設を管理する深谷市と、地元の花園小学校の児童や保護者、花園中学校の生徒の協働により取り組みます。
実施日は、4月15日土曜日で、午前10時から秩父鉄道ふかや花園駅前のロータリーにて、花植え作業を開始します。
駅前ロータリーへ植栽する花きの配置は、花園小学校生き物委員会5年生の皆さんがデザインしました。このデザイン画を基に、花園小学校の児童と保護者30組、花園中学校の生徒約50人の皆さんが、ボランティアとしてロータリーの花壇をキャンパスに見立てて花を植えます。
地元の花園小学校の児童や保護者、花園中学校の生徒、そして市役所の3者が協働して、みんなの手で花を植え、駅前ロータリーを花でいっぱいにし、『花フェスタ』などのイベントや買い物にお越しになる皆さんにも、楽しんでいただけるよう盛り上げてまいりますので、深谷の花を使い綺麗に飾り付けした、秩父鉄道ふかや花園駅のロータリーをぜひお楽しみください。

利根川水系連合、総合水防演習は、昭和22年のカスリーン台風による未曾有の被害を教訓として、昭和27年から開催しており、国土交通省および関東地方の1都6県、並びに開催市町村の主催により、毎年、利根川水系の河川において、水防および救出、救護などに係る総合的な訓練を実施しているものです。
令和5年度は、深谷市の利根川にて、『第71回利根川水系連合、総合水防演習』を開催いたします。
開催日時、場所につきましては、5月27日土曜日の午前9時30分から深谷市前小屋地先の利根川右岸、国道17号新上武大橋の下流において、演習を開始いたします。
当日の演習会場では、実践的な水防訓練および救出・救護訓練を行います。演習実施団体としては、国や県の関係機関のほか、深谷市からは、水防工法の訓練実施団体として、深谷市、熊谷市の利根川沿川の消防団員で構成される、大里郡利根川水害予防組合の水防団が参加するほか、市内の各種団体が自衛水防などを訓練する予定となっております。
そのほか、降雨体験車による体験コーナー、水防新工法の展示なども実施いたします。
さらに、演習開始前のオープニングでは、郷土の偉人、渋沢栄一翁ゆかりの血洗島の獅子舞を披露するほか、地元物産展においては、郷土料理としてお馴染みの煮ぼうとうや、深谷市の特産物の販売を予定しています。
なお、演習の模様は、インターネット上でライブ配信を行います。
深谷市では、このような大きな訓練が地元で開催される機会を通じて、水防の側面においても防災能力の強化を図り、安全・安心なまちづくりを目指してまいります。