授業中の水分補給について (市長への手紙 内容と回答)
ご意見
7月8日に小学生低学年の子が登校している様子は、頭にヘルメットを被り、ランドセルを背負った右手に傘、左手に手提げ袋を持ち、肩から水筒をかけていました。
肩から水筒をかけて転ぶと内臓破裂することもあるといいます。
まして、両手がふさいだ状態では転んでも手をつくことができなくて大変危険です。
さらに、すでに外は30度近い気温の中、こんな格好で通学するのは、拷問に近いと思います。
せめて、水筒を持ってこなくても、授業中でも自由に水分を補給できるようにできないでしょうか。
深谷市の将来を担う子どもたちが、安全で健康に成長できるようにしていただきたいと思います。
(受付日 令和6年7月9日)
回答
子どもが肩から水筒をかけたまま転倒することにより内蔵損傷等の思わぬ事故が発生していることにつきましては、消費者庁が注意喚起を行っており、市としても注意すべき事案と捉えております。
こうした事案は、登下校中に児童が走っている際に多く発生している状況を踏まえ、市教育委員会及び各小学校では、登下校時には走らず落ち着いて歩くよう児童に指導しているところでございます。
本市は都市部に比べ学校区の面積が広く、通学距離が長くなる傾向があり、登下校時の暑さ対策を適切に講じる必要があることから、登下校時の児童の荷物を軽減するために、家庭学習に用いない教科書を学校に置いたまま下校する「置き勉」の励行、宿題のICT化、手荷物の軽量化等、さまざまな対策を講じております。
また、児童の成長段階にもよりますが、通学距離が3km以上の場合、通学時間が1時間程度見込まれ、いつでも水分を補給できることが効果的な熱中症対策の1つであることから、登下校時の水分補給のために水筒の持参を推奨しております。
市では、引き続き子供たちの健康面を含め、登下校時における子供たちの安全・安心を確保する対策を講じてまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
(回答日 令和6年7月30日)
更新日:2025年01月07日