香害について(市長への手紙 内容と回答)

更新日:2023年03月27日

ご意見

はじめまして。 突然ですが「香害」という言葉はご存知でしょうか? はじめて耳にした言葉なら調べていただけると嬉しいです。 「香害」といえば「柔軟剤」です。
最近子どもが保育園に通いはじめました。 保育園から帰ってくると頭や服から柔軟剤の香りがします。 その香りは家に帰ってきてしばらくしても消えません。 とても強い刺激臭です。 私はアレルギー持ちなのでその香りをかぐと息苦しく鼻水が止まらなくなります。 この刺激臭は赤ちゃんや子どもの嗅覚に悪影響が出ると思います。 柔軟剤を使ってる人はそんなに香りがするとは思っていません。嗅覚が麻痺してしまうからです。
私も今は柔軟剤を使用していませんが、数年前の服をタンスから出すと柔軟剤の香りの強さに驚きます。その香りは数回洗っただけでは落ちません。とても強い成分だと思います。 そんな強い成分が赤ちゃんや子どもの身体に付いてしまうのがこわいです。 柔軟剤を使用しない、無香料の柔軟剤を使用する 保育園の先生方は子どもを抱っこする機会が多いので上記の対応に協力いただけるように呼びかけてもらうことは可能でしょうか。 検索していただくと分かると思いますがこの「香害」についてたくさんの市で取り上げて注意喚起しています。
子どもたちの健康を守るためにも保育園だけでなく小学校、中学校、高校へも呼びかけてほしいです。 「香害」を訴える人は少数派だと思います。「良い香りなのだからいいじゃないか」という人もいると思います。ですが、その分声を上げられずに苦しんでいる子どももいると思います。 どうか対応をお願い致します。

(受付日 令和4年10月3日)

回答

 柔軟剤や整髪料、香水などに含まれる合成香料によって、不快感や頭痛、アレルギー症状など、さまざまな健康被害を生じる相談が、国民生活センターや埼玉県内の消費生活センターに多く寄せられていることは、市としても把握しております。
一方でその原因や発症のメカニズムについては、いまだ明らかにはされておらず、規制の基準もないことから、市としても対応が困難な状態であります。
市といたしましては、まずは、多くのかたにこのような症状があるかたがいることを知っていただき、理解していただくことが重要であると考えております。このため、市では、埼玉県が作成した「香りのエチケット」のリーフレットを活用して、来庁者への啓発を図るとともに、子どもとの接触機会が多い保育園、学校などにも「香りのエチケット」のリーフレットを配布して、化学物質過敏症に悩むかたの存在を周知してまいりたいと存じます。
また、化学物質過敏症に悩むかたの理解を深め、さらなるマナーアップの推進を図るよう、市職員の意識を高めていくことも重要であります。このため、市といたしましては、新規採用職員を中心とした接遇研修にも、香りのエチケットについて取り入れるよう検討してまいりたいと存じますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

(回答日 令和4年10月14日)

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