高齢者慶祝事業について(市長への手紙 内容と回答)

更新日:2023年03月27日

ご意見

お暑い夏、日々のご活躍感謝申し上げます。 「高齢者慶祝記念日について」の記事を拝読させて頂きました。88、99歳対象に文字入りタオルの配布が成されるそうです。失礼な表現ですが、昨今物の溢れる中で文字の入ったバスタオルが高齢者に何を齎すでしょう。
長期に渡る外出自粛はもとより近親者の不在感、物価高騰、年金削減とあらぬ方向に引きずられていく中で、 例えどんな額であろうと現金支給は幼な子がお年玉を頂いた時のワクワク、ドキドキの心に似た昂揚感をもたらしてくれるものと思います。若い人が高齢者を支えるという意味合いで福祉事業は子供に厚く高齢者に薄く傾きがちになりつつあることは否めません。
然しながら今日の立派な深谷市の礎は現高齢者の力の本に築かれて来たものと思います。88、99歳を迎えられるまでには環境や御本人の一方ならぬ努力も必要であったでしょう 。
市街地再開発事業やアウトレット開業に多額の予算がつけられた事は理解致します。ですが高齢者は街を歩くのもままならない、増してやアウトレットになど出かけられるはずもなく、今、この瞬間を大切に過ごしている訳です。近隣の街、本庄、熊谷両市が実現出来ている事がなぜ深谷市は果たせないのでしょう。事業予算に組み込む計画はないのでしょうか。御本人宛の現金支給の知らせを受け取れる事が、ご自分の存在を忘れ去られていないという幸福感を運んでくれるものと考えます。

(受付日 令和4年7月4日)

回答

市では、平成26年度まで敬老祝金を支給しておりましたが、急激な高齢化に伴う扶助費の増加等に対応するため、高齢者慶祝事業の見直しを図りました。
事業の見直しの結果、敬老祝金の支給を廃止し、高齢者のかたの生きがいづくりの支援や高齢者福祉サービスの充実などを推進していく方針としてございます。このため、現在、市では、地域における「住民主体の通いの場」、「ふれあいいきいきサロン」の取組や高齢者の安全・安心な在宅生活を支援する取組などを推進しております。
また、高齢者のかたの多年にわたる社会貢献に敬意を表し、その長寿をお祝いするため、75歳以上のかたに敬老記念品カタログと地域通貨ネギーを贈呈しております。さらに、88歳・99歳になられるかたには、地域の代表者などのご意見を参考にした慶祝記念品を贈呈し、満100歳になられたかたや市内最高齢のかたには私がご自宅等を訪問させていただき、花束と記念品を贈呈しております。
今後につきましても、敬老祝金の支給は行わず、上記の取組により、高齢者福祉の推進を図ってまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

(回答日 令和4年7月14日)

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