防災行政無線放送について (市長への手紙 内容と回答)

更新日:2023年03月27日

ご意見

●●集会所のところにある防災行政無線の音量が大き過ぎます。放送設備を別の場所に移すか、音量を小さくするなどの対策をお願いします。また、放送回数を減らして欲しいです。
家の中で窓をすべて閉め切った状態でも、西にある別の放送塔からの放送が聴こえており、それで十分用が足りています。しかし、その放送が終わった直後に●●集会所の放送塔から同じ内容が放送されます。冬は窓を閉め切った状態ですが、家の中のどこに居ても大きな音が聞こえてきます。夕方定刻には、毎日大音量の音楽が流されています。夏は窓を開けているので、耳をふさいでも体の中まで突きぬけていくような大きな音がしてきます。迷い人の放送は、同じ内容を繰り返すので4回も聴かされています。発見されたという放送も4回です。もううんざりしています。最近、放送設備が良くなったせいか、ハッキリした大きな音が家を貫いていくようになりました。毎日のことなので非常にストレスが溜まっています。
西にある別の放送塔から聞こえるので、●●集会所の放送塔からは放送をしないようにして欲しいです。または、民家の無い場所に移して欲しいです。民家が集まっているところに放送設備が無いように改善して欲しいです。●●には畑が広がっている場所にスピーカーが設置されています。そのような形にして欲しいです。早急に放送塔の移動が出来るまでの間は●●集会所の放送塔の音量を半分くらいに小さくして欲しいです。放送はストレスの原因となっている騒音なので、早く対処して頂きたいと思います。市民の健康を第一に考え、暮らしやすい環境を整えて欲しいです。
また、放送は緊急を要するものだけにして欲しいです。例えば、不審者出現や迷い人捜索のお願いなどだけにして欲しいです。不審者が出た場合の放送には、不審な人物の行動を抑制する効果があると思います。迷い人は捜索が遅れてしまうと命取りになります。
一方、緊急でない放送はもう止めて欲しいです。例えば、雪の降ったときに外出を控えるように促す放送、選挙の投票を促す放送、迷い人発見の放送、振り込め詐欺に注意を促す放送などです。夕方の音楽は、もっと短い音楽やチャイム、または深谷にあるお寺に鐘を撞いてもらうことに変更するか、廃止してもよいと私は考えています。ある町では、朝7時くらいに今日は何のゴミを回収する日かということを放送していました。静かに寝ていることも出来ません。このような内容は放送することではないと思います。深谷市はまだそのようにはなっていませんが、今後何でも放送するようになってしまうのではないかと心配しています。
今まで放送していた大部分は、深谷市のホームページ、メール配信、集会所の掲示板に掲示、深谷広報などを活用して市民へ情報を流すようにすれば十分ではないでしょうか。その方が放送よりも正確な情報を確実に伝えることが出来ます。放送では聞きとれないことがあったり、内容を忘れてしまったりするからです。
深谷市全域にメール配信の加入者がいる状態になり、その加入率が増えて行けば、迷い人が早く発見される確率は高まると思います。加入者を増やすためには、例えば小中学校の保護者の方々に加入を勧めるなどの運動を行えばよいと思います。
以上、●●集会所のところの放送設備を別の場所に移す、放送を減らす、放送以外の手段で情報を伝達するなど、改善をお願いします。

(ご意見の表記を一部変更して掲載しております)

(受付日 平成30年2月16日)

回答

はじめに、防災行政無線は災害時等に市民の皆様に情報をお伝えするための重要な設備であります。防災行政無線は地域全体に情報を提供するのに必要な音量で放送をさせていただいており、放送設備の近くにお住いの皆さまには、比較的大きな音量となり、ご不快な思いをさせていることに深くお詫び申し上げます。
防災行政無線の放送設備については、地形や集落状況の他、周辺の放送設備との位置関係等を考慮し、市内276カ所に配置しており、原則として廃止や移設することは困難です。また、すべての放送設備から一斉に放送を行うと反響により内容が聞き取りにくくなることから、時差放送を実施しております。このため、お住まいの地域によっては、放送が2度聞こえることがございますが、何卒ご理解をお願い申し上げます。
次に、放送内容については、災害時や災害の発生が予想される場合の災害放送や行政の普及と周知のために行う行政放送など、原則として、市民の皆様にお知らせする必要があると認めるものなどを防災行政無線で放送しております。
雪が降ったときに外出を控えるように促す放送については、災害・防災情報として、雪や路面の凍結による交通障害や事故に対する注意を呼びかけるために放送しております。
選挙の投票を呼びかける放送については、選挙は国民や住民の代表者を決める大切な機会であり、1人でも多くの市民に投票いただくことが重要であるため、選挙の情報を直接市民の耳に届けることができる有効な手段として、今後も継続してまいりたいと考えております。
迷い人の放送については、基本として皆さまに捜索に協力をお願いする放送と迷い人を保護したことの放送をしております。迷い人を保護した放送は、捜索終了と保護したことを知らせる放送が必要とのご意見をいただいたことによるものです。
なお、迷い人を保護した放送は、複数の迷い人が発生して放送順と発見順が一致しない場合などを除いて、警察署の依頼にもとづき放送しております。
振り込め詐欺防止の放送については、市民から振り込め詐欺に関する問い合わせが警察署に多く寄せられるなど、注意喚起の必要性が高いと判断された場合、市民を犯罪被害から守るための手段として、警察署からの依頼にもとづき放送しております。
夕方のチャイム放送については、時間をお知らせする意味と防災行政無線放送の点検の一環として夕方の定時チャイム放送を実施しており、市民に広く市歌を知ってもらうことなどを目的として、現在のメロディーを採用しております。
最後に、市の防災行政無線以外の情報伝達手段については、メール配信サービスや市ホームページ等、複数の手段がございます。メール配信サービスについては、市民の方に市ホームページやチラシなどを通じて利用をご案内しております。情報の種類や緊急性の程度に応じて、複数の手段を用いて情報を発信することが重要であると考えておりますので、今後の防災行政無線放送についてもご理解をお願い申し上げます。
●●様から詳細な理由とご意見をお寄せいただきましたが、市域各地から防災行政無線の放送音量について、音が大きいと言うご意見や小さくて聞こえないとの双方のご意見が寄せられております。適正音量の確認やスピーカーの向きなどの調整を行っておりますが、すべて同じ条件とすることは困難な状況でございますので、可能な範囲で今後も地域に適切な音量での放送に努めて参ります。
また、放送内容や放送頻度につきましても様々なご意見をお寄せいただいておりますが、市民生活に必要な情報提供を心掛けて参りますので、ご理解をお願い申し上げます。

(回答日 平成30年3月5日)

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