都市計画道路原郷上野台線のアンダーパス整備(3回目)について (市長への手紙 内容と回答)

更新日:2023年03月27日

ご意見

原郷上野台線アンダーパスについて(2回目)の質問及び意見として、「停電のあと、集中豪雨が発生すれば、立体交差に近接する信号機が作動せず、渋滞を起こした中で、冠水に見舞われることになるが、被害は出ませんか?想定外だったとは言わせません。」をあげた。
その回答の中に「万が一、アンダーパス内に停車中の車両等に乗車されている方がいた場合は、中には自主避難できない可能性もありますことから、周囲の方と声をかけあい、水没する前に協力して早期に避難いただく、自主避難も必要と考えています。」であった。
事故防止の基本はハード面にあり、人が多少ミスをおかしても、ハードでカバーされ事故は起きないというものである。その最たるハード対策は、オーバーパスにすることではないですか。しかも、約半分の費用でできると聞いている。ゲリラ豪雨は予測不可能で、近年見られるようになった異常気象である。そんな中でわざわざアンダーパスを採用するのはおかしい。できてしまっているアンダーパスについて自主避難は当然必要だが、危険性の高い構造物をこれから造るのはおかしい。計画を見直すべきである。私は自主避難がうまくいくとは思っていないし、人の命や自動車の損害はまぬがれないと思っている。
また、流末の下水道について、前回の回答では、流末の容量は十分であるとの答えであった。回答を不審に思い、改めて、下水道について1時間当たり何mmの降雨で設計しているか問い合わせをしたところ、わからないとのことであった。わからないことがよく回答できたものですね。調べてその結果を知らせてもらったところ、1時間当たり約60mmの降雨量について設計されていると聞いた。ところが、現在各地で発生しているゲリラ豪雨については、1時間当たり100mm降るものも珍しくない。
当然、路面排水も間に合わないし、下水道の容量も間に合わない。ということは、普通の道路ですら、冠水するということである。ましてや、アンダーパスなどは貯水池を造っているのに等しい。アンダーパスは一般人の命や財産に被害が及ぶ可能性が大きいので直ちに、計画を変更してほしい。

(受付日 平成29年7月3日)

回答

本件について、これまで市から2回の回答をいたしましたが、3回目のご意見をお寄せいただいたことについて、次のとおりお答えいたします。
はじめに「事故防止の基本はハード面にあり、人が多少ミスをおかしても、ハードでカバーされ事故は起きないというものである。その最たるハード対策は、オーバーパスにすることではないですか」については、前回「万が一、アンダーパス内に停車中の車両等に乗車されている方がいた場合は、中には自主避難できない方がいる可能性もありますことから、周囲の方と声をかけあい、水没する前に協力して早期に避難いただく、自主避難も必要と考えております。」と回答させていただいた点についてのご意見と思われます。
市のハード対策としては、まずは冠水時のアンダーパスへの進入禁止を第一と考え、その対策として交通情報を通知する電光掲示板やバルーン式自動遮断機等を設置し、冠水情報を通行者に周知することで事故を未然に回避していきたいと考えております。また、ハード面で補いきれない部分については、ソフト対策として道路パトロールの強化を図るとともに、万が一の場合には前回も回答させていただいた自主避難も必要であると考えております。
次に「1時間当たり約60mmの降雨量について設計されていると聞いた。ところが、現在各地で発生しているゲリラ豪雨については、1時間当たり100mm降るのも珍しくない。当然、路面排水も間に合わないし、下水道の容量も間に合わない。ということは、普通の道路ですら、冠水するということである。」については、前回「排水ポンプの流末については、上柴地区・国済寺地区ともに雨水排水計画に基づいて整備されている地区であり、この計画区域内にアンダーパス部も含まれていることから、流末容量は十分であると考えております。」と回答させていただいた点についてのご意見と思われます。
ご指摘の道路冠水について現在市では、ゲリラ豪雨や台風時において、市内道路や排水路のパトロールを強化し、通行止めが必要な箇所については、適宜通行止め対策等を行い未然に事故を防ぐよう対応しております。原郷上野台線のアンダーパスにおきましても同様に、道路パトロールの強化を図り、未然に水没事故を回避していきたいと考えております。
次に「アンダーパスは一般人の命や財産に被害が及ぶ可能性が大きいので直ちに、計画を変更してほしい。」というご意見については、先にも申しましたが、ハード面及びソフト面での対策を講じ、未然に事故を回避していく考えでおり、つきましては現計画で整備を進めていきたいと考えておりますのでご理解をお願いいたします。

(回答日 平成29年7月31日)

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