花園インターチェンジ拠点整備事業における区画整理手法への移行についての1回目の回答について (市長への手紙 内容と回答)

更新日:2023年03月27日

ご意見

市長への手紙「花園インターチェンジ拠点整備事業における区画整理手法への移行について」(1回目)の回答を貰ったが、市長が確認しているにしては如何にも稚拙な回答であったので、再度、市長への手紙を送付する。
まず、「地権者へ配布した資料をもらいたい旨話をしたところ、産業拠点整備室に来てくれれば渡せるということであったので、産業拠点整備室に行ったところ、結局、市民には渡せない」という話であるが、約束を違えたことについて、回答において謝罪があってしかるべきではないか。
「今後は、事業の進捗状況に応じ、正確な情報を出来るだけ早く、市民の皆様にお知らせする」とあるが、情報公開された地権者に配布された資料についてはすぐにでも公開するべきである。
「花園拠点整備プロジェクトがなぜ予定どおり進んでいないのか、その理由を教えてほしい。」という質問をした。その後、市議会インターネット録画を拝見したが、市議会第1回定例会で論じられた、地権者の同意が取れていないこと、地権者を相手に市が調停を申し立て、不調にもできずに、調停を取り下げたこと、結局、取り下げた地権者との調停に7カ月を要したことに触れられておらず、市が市民に知られたくないことを隠した回答であることは明白である。訂正されたい。
「プロジェクトの遅れによって、産業拠点整備室の職員の人件費、その他について予定以上の支出があるはずであるが、その額を教えてほしい。」という質問(要望ではない)には一切回答されていない。隠さず回答されたい。
「区画整理着手前に、以下の深谷市情報公開条例の条文にのっとり、広報等により、市民に区画整理手法の詳細、区画整理に投入する税金の額、採算について知らせてほしい。」
この要望については、当方から訂正させていただく、「区画整理着手前に、」と記したが、「すぐに、」回答、公表されたい。
深谷市の区画整理手法への移行のスタンスは「地権者への説明」「議会への説明」「計画の策定」となっているが、本来「計画(案)の策定」が一番最初にあるべきで、事業に投入する税金の額、採算がわからないうちに「地権者への説明」「議会への説明」が行われるのはおかしい。しかも、地権者からは意向確認書の署名をもらっているではないか。さらに、「市民への説明」が全くないまま進行している。多額の税金を使う以上「市民への説明」「議会への説明」「地権者への説明」は同時期に行われる必要がある。
前回のアウトレットへの税金投入の是非を問う住民投票条例案に関する署名活動は、50億円もの税金を投入するという市政への不信感から発生したもので、今回の区画整理事業手法への変更についても、市民は同様に不信感を持つと予想される。とにかく計画の全容を早急に公表されたい。
なお、本件に関する1回目の手紙とその回答、2回目の手紙とその回答は原文のまま掲載されたい。

(受付日 平成29年5月15日)

回答

前回、●●様からお寄せいただいたご意見に対する回答について、不足する部分があり、大変失礼いたしました。
また、以前、担当部署にお電話でお問い合わせをいただいた際にも、情報公開条例に基づき公開請求をいただいたうえで対応させていただく旨の説明が漏れたことにより、ご迷惑をおかけしたことをあわせてお詫び申し上げます。
●●様のご意見にございますとおり、昨年度、花園IC拠点整備事業の予定地を所有する地権者との調停を申し立てましたが、解決に至らず市が申立を取り下げました。本事業の取り組みが当初の想定より事業実現までの期間がかかっている要因としては、前回ご回答したとおり、大規模開発に係る総合的な協議の期間が当初の想定より長くかかっているためであり、調停の申し立てが協議の実施に全く影響を及ぼさなかったとは言い切れませんが、直接的な原因であるとは考えておりません。
花園IC拠点整備事業の手法変更に関する説明については、事業計画案及び事業計画の策定などにあたり予算を計上し、市費を投入する必要があることから、その事前段階の説明を地権者及び市議会に対して行い、かつ、地権者の方からは手法変更自体にご賛同いただけるかどうか、意向を確認させていただいたところです。
●●様から「地権者に配布された資料についてはすぐにでも公開すべきである」とのご意見をいただいておりますが、ご指摘の資料は、地権者の方への説明資料であり、広く市民向けに配布するパンフレットなどとは異なることから、広報やホームページなどへの掲載は行いませんが、今後、事業の進捗状況に応じて、改めて市議会を始め、地権者や市民の皆様に正確な情報を出来るだけ早くお知らせするとともに、より一層丁寧な説明を心掛けてまいります。
また、市民に広報等により「区画整理手法の詳細」、「区画整理に投入する税金の額」、「採算」及び「計画の全容」について、「早急に公表されたい」とのご意見もいただいておりますが、事業の遅延に伴う費用も含めた事業費の想定や収支計画、土地区画整理の詳細等は、今後、事業計画を作成していくなかで決定してまいります。そのため、「すぐに、」というご意見にお答えすることはできませんが、少しでも早くホームページや広報等で市民にお知らせできるよう努めてまいりますので、ご了承ください。
なお、ご質問のうち産業拠点整備室の人件費の額について、事業に係わるこれまでの期間も含め、今後も職員の人件費はかかりますが、協議期間が当初の想定より長くかかっていることによる人件費については、一連の業務であることから切り離して試算することは困難であり、金額がお示しできないことをご理解ください。
今後も市民の方にご理解をいただきながら、本事業の実現に向けて努力してまいりますので、ご理解くださいますようお願いいたします。

(回答日 平成29年6月6日)

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