望まない受動喫煙をなくすために

更新日:2023年05月19日

5月31日から6月6日は「禁煙週間」です

20歳未満のかたの喫煙は法律で禁じられています。

毎年5月31日は世界保健機構(WHO)が定める「世界禁煙デー」です。

また、厚生労働省は5月31日~6月6日までを「禁煙週間」としています。

たばこを吸うかたも吸わないかたも、この機会にたばこと健康について考えてみませんか。

 

受動喫煙とは

喫煙者が吐き出す煙(呼出煙)や、たばこの先から出る煙(副流煙)を、自分の意志とは関係なく吸い込んでしまうことを「受動喫煙」と言います。 たばこの煙には多くの有害物質が含まれており、副流煙はフィルターを通っていないため、喫煙者が吸い込む煙に比べて多くの有害物質が含まれています。 呼出煙や副流煙を受動喫煙することで、心疾患や呼吸器疾患など様々な病気のリスクが高まり、特に子どもに対してはその健康被害が深刻なため、注意が必要です。

 

マナーからルールへ~健康増進法が改正されました~

「望まない受動喫煙」をなくすため、2018年7月に健康増進法の一部を改正する法律が公布され、受動喫煙防止対策の段階的施行を経て、2020年4月1日より全面施行されました。

改正法による受動喫煙防止対策の3つの基本的な考え方

【基本的考え方第1】 「望まない受動喫煙」をなくす
【基本的考え方第2】 受動喫煙による健康影響が大きい子ども、患者などに特に配慮
【基本的考え方第3】 施設の類型・場所ごとに対策を実施

施設ごとの段階的な施行について2019年7月1日から【一部施行】

学校、病院、児童福祉施設、行政機関の庁舎など、受動喫煙により健康を損なうおそれが高いかたが利用する施設(第一種施設)について、原則「敷地内」禁煙となりました。
(注)必要な措置が取られた場合に限り、喫煙場所を設けることができます。

2020年4月1日から【全面施行】

上記施設を除き、飲食店、ホテル・旅館、事業所、理髪店など多数のかたが利用する施設(第二種施設)について、原則「屋内」禁煙となりました。既存の小規模飲食店については、経過措置があります。
また、法の趣旨に鑑み、鉄道、バス、航空機、タクシー、旅客船等も同様の取り扱いとなります。 
(注)必要な措置が取られた場合に限り、喫煙専用室を設けることができます。 今回の改正では、多くの人が利用する全ての施設で、原則屋内禁煙となり、喫煙場所の案内を掲示することなどが義務付けられます。

受動喫煙防止対策助成金等について

厚生労働省では、中小企業事業主に対し、受動喫煙防止対策を行う際の支援策として、各種喫煙室の設置等にかかる費用の一部を助成する「受動喫煙防止対策助成金」を実施しています。

 

 

 

 

健康増進法の一部を改正する法律全般に関するお問合せ先

受動喫煙対策に係るコールセンター(厚生労働省)

(注)令和5年4月1日から電話番号が変わりました。

電話番号 0120-251-262 受付時間 午前9時30分~午後6時15分

(土日・祝日は除く) ・受動喫煙対策に関するご質問・ご意見等を承るコールセンターです。 ・主に健康増進法の一部を改正する法律に関するご質問・ご意見等を受け付けています。

 

啓発ステッカー

 

「たばこを吸うあなたができること」 ~自分のからだと周りの人に+(プラス)気くばり~

たばこは、肺がんをはじめとする多くのがんや、慢性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患などの発症に深く関係しています。 また、たばこは喫煙者だけでなく周りにいる人の健康にも影響を及ぼします。

たばこを吸うあなたへ

・自分のたばこの煙の行方を気にしてみませんか

たばこの煙を消しても、吸った後の喫煙者は背中に煙をまとっていると言われています。 深谷市では、喫煙習慣のある人で周りの人に配慮している人は77.6%というデータもあります(第2次深谷市健康づくり計画アンケート調査より)。 深谷市では、すべての人が周りの人に配慮できるよう、受動喫煙防止に向けて周知啓発に努めていきます。

【全国統一けむい問(もん)模試】

受動喫煙の健康影響を知ることから始めよう(外部リンク:厚生労働省)

http://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/moshi/

・そろそろ禁煙しませんか

たばこは、肺がんだけでなくあらゆるがんの発症率を高めます。 喫煙習慣は治療の対象となり、一定の条件に当てはまれば医療機関で健康保険の適用による禁煙治療を受けることができます。 ご自身の健康のため、そろそろ禁煙しませんか?

 

 

・慢性閉塞性肺疾患(COPD)をご存じですか?

慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、たばこの煙を中心とする有害物質が原因で肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなったり、呼吸困難が生じる進行性の「肺の生活習慣病」です。 重症化すると、常時酸素吸入が必要な状態になることがあります。 身体を動かした時に息切れを感じたり、慢性的なせきやたんがあるかたは、すぐに医療機関を受診してください。

 

 

 

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