熱中症に注意しましょう!!

更新日:2025年05月14日

熱中症とは

熱中症は、高温多湿な環境に長くいることで、少しずつ体内の水分や塩分のバランスが崩れて体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をいいます。

屋外だけでなく、自宅などの室内で過ごしている時にも発症する可能性があり、場合によっては命にかかわることもあります。

熱中症について、正しい知識を身につけるとともに、体調の変化に気をつけ、熱中症危険情報などの情報をチェックすることで、熱中症の発症を防ぐことができます。

熱中症を防ぐには

熱中症は梅雨の合間に突然気温が上がった日や、梅雨明け後に急に蒸し暑くなった日によく起こります。場所に応じた対策をとることが重要です。

暑さを避ける

【室内・屋内】

・温度計で室温を確認する

・扇風機やエアコンで気温を調整する

・遮光カーテンやすだれ、グリーンカーテン(植物のカーテン)を利用して窓から入る直射日光を遮る

・打ち水をして家の周辺の地面の温度を下げる(朝や夕方)

【外出する時のポイント】

・通気性の良い、吸湿性・速乾性のある衣服を選び、着用する

・水分補給ができるものを持参し、汗をかくことが多い場合は、経口補水液やスポーツドリンクなど、手軽に水分と塩分を補給できるものを持っていく

・保冷剤や冷たいタオル、携帯用の扇風機など、体を冷やせるものを持っていく

・日傘や帽子を活用して直射日光を避ける

・風通しの良い場所や日陰の多い経路を歩き、こまめに休憩をとる

・気温が高くなる時間の外出を避ける

こまめに水分を補給する

のどが渇いたときは、すでに体内の水分が不足しているサインです。のどの渇きを感じる前に、あらかじめタイミングをみて水分補給をすることを習慣づけましょう。

1日の摂取水分量の目安は、1.2リットルです。

体が一度に吸収できる水分の量には限りがあります。

一度にたくさんの水分を摂るよりも、コップ一杯程度の水(150~200ミリリットル)を何回かに分けて、小まめに飲むことを心がけましょう。

また、たくさん汗をかいた時には、塩分も合わせて補給しましょう。

ただし、持病等のあるかたは、水分や塩分の摂取量についてかかりつけ医に相談しましょう。

暑さ指数(WBGT)を参考にしましょう

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数は熱中症に関連する温熱環境因子(気温、湿度、気流、放射熱)を総合的に評価できる指標で、高温環境の指標として労働や運動時の予防措置として用いられ、ISO等で国際的に規格化されています。

注)単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温と異なります。

暑さ指数の表
温度基準      
(WBGT)  
注意すべき
生活活動の目安
注意事項
危険
(31℃以上)
すべての生活活動でおこる危険性 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
厳重警戒
(28~30℃)
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒
(25~27℃)
中等度以上の生活
活動でおこる危険性
運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。
注意
(25℃未満)
強い生活活動で
おこる危険性
一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」(2022)抜粋

環境省熱中症予防情報サイトをご利用ください。

環境省では、熱中症を未然に防止するために、「環境省熱中症予防情報サイト」を設置し、暑さ指数(WBGT湿球黒球温度)の予測値・実況値の情報提供がされています。

熱中症予防 5つのポイント

次の熱中症対策の5つのポイントを参考に、熱中症を予防しましょう。

熱中症予防5つのポイント(表)
熱中症予防5つのポイント(裏)

1 高齢者は上手にエアコンを

 高齢者は、暑さで徐々に体力が低下し、室内でも熱中症になることがあります。室内の温度を測り、適切にエアコンを使いましょう。

 周りの方も、高齢者のいる部屋の温度に気をつけてください。節電中でも上手にエアコンを使っていきましょう。

2 暑くなる日は要注意

 熱中症は、暑い環境に長時間さらされることにより発症します。猛暑の時は、エアコンの効いた室内など涼しいところに避難しましょう。

 特に、梅雨明けで急に暑くなる日は、体が暑さになれていないため要注意です。夏の猛暑日も注意が必要です。湿度が高いと、体からの汗の蒸発が妨げられ、体温の上昇が加速してしまいます。

3 水分・塩分こまめに補給

 のどが渇く前に水分を補給しましょう。汗には塩分が含まれています。汗をかいたら、水分とともに、塩を含む飲料を飲みましょう。アルコールは、体内の水分を出してしまうため水分の補給にはならず、逆に危険です。

 また、高齢者は汗をかきにくく暑さやのどの渇きを感じにくい傾向がありますので、こまめに水分を補給しましょう。寝る前も忘れずに!

4 「おかしい!?」 と思ったら病院へ

 熱中症は、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感などの症状から、ひどいときには意識を失い、命が危険になることもあります。「おかしい」と思ったら、涼しいところに避難し、医療機関に相談しましょう。

5 周りの人にも気配りを

 自分のことだけでなく、ご近所で声を掛け合うなど、周りの人の体調にも気を配りましょう。

 集団活動の場では、仲間の体調に配慮しましょう。

「熱中症予防5つのポイント」は、埼玉県が埼玉医科大学総合医療センター高度救命救急センター、さいたま市立病院救急科の協力をいただいて作成したものです。

熱中症予防のために

熱中症予防のために(表)

 

熱中症予防のために 

熱中症予防レシピの紹介

夏は気温や湿度が高くなり食欲が減ったり、汗をたくさんかくことで、体内の水分やミネラルのバランスが崩れ、体調不良をおこしやすくなります。バランスのとれた食事をとり、熱中症にならないように気を付けましょう。 熱中症予防のレシピを紹介します。作り方や栄養価はクックパッド深谷市公式サイト「ふかやごはん」からご覧ください。

スイカのハーブジュレがけ

ナトリウムも補強できる、和風のハーブジュレが果物の甘さを引き立てます。果物のビタミンCと一緒に召し上がれ♪

スイカのハーブジュレがけ

夏野菜とカレーそぼろのフォー

アジアンフードの定番♪カレーそぼろは豚肉を使っているので、タンパク質とビタミンB群たっぷり。アレンジ自在、ご自分のお好みに味変してみて。

夏野菜とカレーそぼろのフォー

疲労回復!フルーツ酢

お酢の酸味であるクエン酸は、疲労物質である乳酸を分解します。疲れやだるさを感じるときはお酢を取り入れてみて。

フルーツ酢

香味野菜の冷や汁

食欲の出ないときは、香味野菜たっぷりの美味しい冷や汁はいかがですか? 焼きみそとかつお節の香ばしいうま味が出ています。

冷や汁

スタミナチヂミ

粉ものを使用しないヘルシーチヂミ!たんぱく質がたくさん摂れます。 にらはビタミン類が豊富なので、代謝を促進し弱った胃腸の働きを助けてくれます。

チヂミ

関連サイト

埼玉県LINE公式アカウント「埼玉県庁」で「熱中症予防情報・警戒アラート」のプッシュ配信をします。

お問い合わせ先

保健センター
〒366-0823
埼玉県深谷市本住町17-1
電話:048-575-1101
ファクス:048-574-6668

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