ユニバーサルデザインについて
ユニバーサルデザインとは?


ユニバーサルデザイン
ユニバーサルデザインとは、日本語にすると、「すべての人のためのデザイン」を意味しています。
障がいの有無、年齢、性別、国籍、人種などにかかわらず、誰もが気持ちよく暮らせるように、都市景観、建物、もの、サービス、システムなどをデザインしようという考え方のことです。
ユニバーサルデザインの提唱者
ユニバーサルデザインの提唱者は、アメリカのロナルド・メイス博士です。
自身も身体に障がいを持ち、建築学教授であったメイス博士は、障がい者のために何かをするのではなく、万人が同じように使える居住空間を目指していたことから、ユニバーサルデザインの考え方が生まれました。
ユニバーサルデザインの7原則

ユニバーサルデザインでは、誰もが気持ちよく暮らせる環境づくりのために、7つの原則が用いられています。
公平
誰でも、公平につかえること。
簡単
使い方が簡単で、わかりやすいこと。
安全
うっかりミスや危険につながりにくく、安全であること。
自由
使う時に、自由度が高いこと。
情報
必要な情報がすぐに見つかること。
ラク
からだへの負担が軽く、楽に使えること。
大きい
どこかへ行く、または使うために、十分な大きさと広さがあること
渋沢栄一翁とユニバーサルデザイン

1万円新紙幣とユニバーサルデザイン
2024年7月3日より、千円、5千円、1万円の各紙幣(日本銀行券)が一新されます。今回の刷新では、1万円に深谷市出身の渋沢栄一翁が新札の肖像としてデザインされます。
新紙幣には、額面数字(アラビア数字)の大型化や、券種を触って識別できる識別マークなどに、ユニバーサルデザインの考え方が取り入れられています。
渋沢栄一翁とユニバーサルデザイン
施設や製品などの形があるものだけでなく、思いやりを持って行動すること(形にすること)そのものも、ユニバーサルデザインにつながります。
渋沢栄一翁の生涯を通じての基本理念は、論語の精神「忠恕の心、まごころと思いやり」にあったとされています。栄一翁は、ユニバーサルデザインという言葉が生まれる前から、ユニバーサルデザインに近い思想を基本理念としていました。
ユニバーサルデザインの出張講座
深谷市では、ユニバーサルデザインの普及と啓発のために、まごころ出張講座「ユニバーサルデザインのまちづくり」を実施しています。詳しくは、以下のページからご確認ください。
更新日:2024年03月25日