オオキンケイギクについて

更新日:2024年08月16日

オオキンケイギクは5月から7月頃にかけて黄色いコスモスに似た花を咲かせます。強靭でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていました。しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生息場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、野外に放つ、譲渡等が原則禁止されています。

オオキンケイギクとは

・北アメリカ原産の多年生植物(株から翌年も芽をだす植物)。
・高さ30から70センチメートル程度。
・葉は茎の下につき、対生することが多く、両面に荒い毛がある。
・花期は5月から7月で、直径5から7センチメートルの花をつける。
・土壌中の種子は数年間生存することがある。
・刈取りに対する再生力が強い。

ご自身の所有地・管理地にオオキンケイギクが咲いている場合

もし、ご自身が所有または管理している土地にオオキンケイギクが咲いている場合には、以下の防除方法を参考に対応してください。

オオキンケイギクの防除方法

1.丁寧に抜き取りを行ってください。また、翌年以降も種子の発芽や根茎からの再生が見られなくなるまで繰り返してください。
なお、刈取りを行う場合は、残された根茎などから容易に再生するため、完全に駆除するためには抜き取りと組み合わせる必要があります。

2.駆除したオオキンケイギクを移動させるときには、種などが風等により飛散することを防止するため厳重にビニール袋等で密閉し、天日にさらして枯らす、または、腐らせるなどの処置をした後、お近くのゴミ集積場に可燃ごみの日にお出しください。

なお、生体および種子の運搬は禁止されています。ただし、処分目的で運ぶ場合は厳重な拡散防止措置を行っていれば、運搬にはあたりません。

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