平成27年度ダイオキシン類濃度・一般環境大気・河川水質の測定結果

更新日:2023年03月27日

  • 平成27年度ダイオキシン類濃度・一般環境大気・河川水質の測定結果について
  • 1.大気中のダイオキシン類濃度測定結果
  • 2.河川水及び河川底質中のダイオキシン類濃度調査結果
  • 3.工場・事業所の立入検査結果
  • 4.大里広域市町村圏組合立深谷清掃センター排出ガス中のダイオキシン類濃度測定結果
  • 5.二酸化窒素及び二酸化硫黄濃度測定結果
  • 6.河川水質測定結果

平成27年度ダイオキシン類濃度・一般環境大気・河川水質の測定結果について

市では大気水質環境の保全対策の一環として、ダイオキシン類、一般環境大気、河川水質の測定を実施しています。 ダイオキシン類の調査は、深谷市ダイオキシン類の排出を抑制する条例第3条に基づくものです。 大気・河川水のダイオキシン類濃度については、いずれも環境基準値、排出基準値以下となっています。

1.大気中のダイオキシン類濃度測定結果


大気中のダイオキシン類濃度測定結果
【環境基準値0.6pg-TEQ/立方メートル(年平均値)】
深谷市内一般環境
地点名 測定値
八基小学校(下手計地内) 0.049
岡部総合支所(岡地内) 0.025
花園保健センター(小前田地内) 0.020
深谷清掃センター周辺
中通り自治会館(宿根地内) 0.027
櫛引東部自治会館(櫛引地内) 0.028
熊谷工業団地周辺
折之口集落排水センター(折之口地内) 0.036
ひがし公園(上柴東7丁目地内) 0.032
中折之口公園(折之口地内) 0.049
瀬山集会所(瀬山地内) 0.034
中折之口公園は工業専用地域内にあるため、環境基準は適用されません。単位:pg(ピコグラム=1兆分の1グラム)-TEQ/立方メートル
年4回測定の平均値

2.河川水及び河川底質中のダイオキシン類濃度調査結果


河川水及び河川底質中のダイオキシン類濃度調査結果
河川水【環境基準値1pg-TEQ/リットル(年平均値)】
福川(東方地内) 0.35
前川(上野台地内) 0.45
針ヶ谷排水路(沓掛地内) 0.062
櫛引排水路(田中地内) 0.35
吉野川(本田地内) 0.21
河川底質【環境基準値150pg-TEQ/グラム-ドライ】
吉野川(本田地内) 1.1
単位:
pg(ピコグラム=1兆分の1グラム)-TEQ/リットル(河川水)
pg(ピコグラム=1兆分の1グラム)-TEQ/グラム-ドライ(河川底質)
河川水については年2回測定の平均値

3.工場・事業所の立入検査結果


排出ガス中の
ダイオキシン類濃度測定結果
  測定値 排出基準値
A事業所 0.00097 5
B事業所 0.073 10
単位:ng(ナノグラム=10億分の1グラム)-TEQ/立方メートルNB事業所については、平成26年11月に実施した調査において規制基準値超過が確認されたため、施設の改修を実施しています。

4.大里広域市町村圏組合立深谷清掃センター排出ガス中のダイオキシン類濃度測定結果

 

排出ガス中の
ダイオキシン類濃度
1号炉 0.00032
2号炉 0.056
排出基準5ng-TEQ/立方メートルN単位:ng(ナノグラム=10億分の1グラム)-TEQ/立方メートルN

5.二酸化窒素及び二酸化硫黄濃度測定結果

二酸化窒素及び二酸化硫黄濃度については、以下の結果となりました。 二酸化窒素については、工場等のばい煙に対する法令規制、自動車排ガス規制により、本市においては、参考値以下となっています。 二酸化硫黄については、工場・事業場で使用される燃料の低硫黄化により、全国的に減少し、本市においても参考値以下となっています。

参考値

二酸化窒素環境基準値 1時間値の1日平均値が0.04~0.06ppmのゾーン内またはそれ以下

二酸化硫黄環境基準値 1時間値の1日平均値が0.04ppm以下、かつ1時間値が0.1ppm以下

深谷市での測定値

深谷市での測定値
地点名 二酸化窒素 二酸化硫黄
豊里消防分署(下手計地内) 0.009 0.002
藤沢小学校(人見地内) 0.009 0.002
岡部浄化センター(岡地内) 0.010 0.002
川本総合支所(田中地内) 0.009 0.002
花園消防署(小前田地内) 0.007 0.002
単位:ppm(1ppm=1mg/リットル)
年6回測定の平均値

6.河川水質測定結果

埼玉県による主要河川の水質調査を補完するため、主に市管理の河川等の水質測定を実施しました。

測定結果

河川水質調査結果(年6回測定の平均値)
河川 測定地点 水素イオン濃度 pH 生物化学的酸素要求量 BOD (mg/L) 化学的酸素要求量 COD (mg/L) 浮遊物質 SS  (mg/L) 溶存酸素量 SS  (mg/L) 環境基準類型
福川 田中橋 7.1 2.2 3.6 7.2 7.0 B
福川 高名橋 7.3 2.9 4.3 7.2 7.9 B
福川 岡部浄化センター下流 7.4 2.6 5.4 10.5 4.6 B
唐沢川 永徳屋橋 9.0 2.5 4.4 7.2 9.9 B
上唐沢川 コスモス街道付近 7.5 15.3 14.5 12.4 6.2
上唐沢川 呑沢橋 8.1 5.8 7.4 7.6 8.8
上唐沢川 忠度橋 7.8 6.9 7.3 6.6 7.1
志戸川 落合橋 8.2 2.1 4.2 7.6 11.0
藤治川 長作橋下流 8.1 1.7 3.9 4.8 11.1
吉野川 落合橋 7.9 4.5 6.5 6.1 10.4
備前堀排水路 畠山2005付近 8.4 1.9 3.1 6.1 12.7
橋屋排水路 花園水辺公園付近 8.3 3.7 6.9 4.5 9.4

 

 

測定項目と環境基準値(参考値)について

河川水質測定項目
pH (水素イオン濃度指数) 溶液中の水素イオン濃度を表す。pH=7は中性、pH>7はアルカリ性、pH<7は酸性を示す。 (環境類型Bでは6.5以上8.5以下)
BOD (生物化学的酸素要求量) Biochemical Oxygen Demandの略称で、水中の有機物(汚濁物質)が微生物によって分解されるのに必要とされる酸素量。水質の汚れを判断する指標で、BOD値が高いほど、水質が汚濁されていることを意味する。 (環境類型Bでは3mg/L以下)
COD (化学的酸素要求量) Chemical Oxygen Demandの略称で、水中の有機物がどのくらい含まれるかを、酸化剤の消費量から酸素量に換算したもの。COD値が高いほど、水中の有機物が多く、水質が汚濁されていることを意味する。
SS (浮遊物質量) Suspended Solidsの略称で、水中に浮遊または懸濁している直径2mm以下の粒子状物質。数値が大きいほど、水質が汚濁されていることを意味する。 (環境類型Bでは25mg/L以下)
DO (溶存酸素量) Dissolved Oxygenの略称で、水中に溶存する酸素の量を表す。有機物による汚染が著しいほど溶存酸素量は低くなる。一般に、魚介類は5mg/リットル以上の溶存酸素量が必要と言われている。 (環境類型Bでは5mg/L以上)

 

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