高齢者肺炎球菌予防接種

更新日:2024年05月13日

肺炎球菌と予防接種について

肺炎球菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。

日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされ、これらの菌が何らかのきっかけで気管支炎、肺炎、肺血症などの重い合併症をおこすことがあります。

肺炎球菌には90種類以上の血清型があり、肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)は、そのうち23種類の血清型に効果があります。

副反応としては、注射の跡が赤くなる、腫れる、痛む、微熱、悪寒、頭痛、全身のだるさが現れることがありますが、通常2~3日で治ります。わずかながら、接種後数日~2週間以内に発熱、けいれん、運動障害、意識障害などが現れ、非常にまれですがショックやじんましん、呼吸困難などが現れることがあります。

【注意】過去5年以内に肺炎球菌ワクチンを接種したかたが、再度接種された場合、注射部位の疼痛、紅班、硬結等の副反応が強く出ることがあります。過去に接種したことがないことを必ず確認しましょう。

高齢者肺炎球菌定期接種について

高齢者肺炎球菌予防接種は定期接種(B類)となっています。 定期接種(B類)は、接種についての努力義務はなく、本人の意思で接種を希望する場合に受けることができます。

対象者

接種日において深谷市に住民登録があり、過去にこの予防接種を、一度も受けたことがない以下のア、イのいずれかにあてはまるかた(公費、自費いずれも含む)

接種日において 65歳のかた

65歳の誕生日前、66歳の誕生日以降は定期接種の対象外となり、全額自己負担となりますのでご注意ください。

イ 60歳から65歳未満のかたで、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能または、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有するかた(身体障害者手帳1級程度)

上記の範囲以外は任意接種となり、全額自己負担となります。

接種費用

自己負担4,000円(医療機関に直接お支払いください。)

ただし、次に該当するかたの自己負担はありません。接種の際に( )内の書類を必ずお持ちください。

  1. 生活保護世帯に属するかた(生活保護受給証)
  2. 中国残留邦人等支援給付制度の受給を受けているかた(本人確認証)

接種回数

1回 (初回接種のみ)

接種方法

委託医療機関で受けていただく、個別接種です。

【65歳のかた】

65歳のかたには、接種に必要な予診票等を個別に郵送します。接種を希望するかたは、予診票が届きましたら、委託医療機関に直接ご予約ください。

【上記以外のかた(対象者イに該当するかた)】

接種前に保健センターに申し込みが必要になります。問い合わせ先までご連絡ください。

下記の問い合わせ先に、電話、窓口、郵送、メール、ファクスのいずれかにより、住所、氏名、生年月日、電話番号をご連絡ください。 申し込み受付後、対象者のかたには予診票をお送りします。(お手元に届くまでに1週間ほどかかります。)

高齢者肺炎球菌予防接種のお知らせ

お問い合わせ先

保健センター
〒366-0823
埼玉県深谷市本住町17-1
電話:048-575-1101
ファクス:048-574-6668

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