食中毒の予防
O157による食中毒の予防
腸管出血性大腸菌食中毒
腸管出血性大腸菌O157は、牛や豚などの腸内に存在しており、菌に汚染された食肉を食べたり、人や食品を介した二次感染により、あらゆる食品が原因となる可能性があります。
腸管出血性大腸菌(O157)の特徴
1.感染力が強い 2.腸内で強い毒性をもつベロ毒素を作る 3.潜伏期間が4~8日と長い
主な症状
1.激しい腹痛と水様性下痢
2.出血性下痢
3.子どもや高齢者、抵抗力の弱い人の場合、重症化して、溶血性尿毒症症候群(HUS)と呼ばれる腎機能障害、意識障害などを起こすことがあり、重症の場合は死にいたることもあります。
症状がある場合は、最寄りの医療機関や保健所に相談してください。
最寄りの相談窓口 … 熊谷保健所 生活衛生薬事担当 電話:048-523-2811
予防のポイント
1.生野菜などはよく洗い、食肉は中心部まで十分加熱してから食べること
2.冷蔵庫内の食品はよく点検し、早めに食べること
3.加熱調理済の食品が二次感染を受けないよう、調理器具は十分によく洗う。できれば、熱湯、塩素系消毒剤で消毒すること
4.調理や食事の前には必ず石けんで手を洗うこと
5.水道管直結以外の水を飲用あるいは調理に使用する場合は、必ず年1回以上の水質検査を受け、飲用に適しているか否かを確認すること
6.ビルなどの貯水槽の清掃、点検を定期的に行うこと
7.発症した患者のいる家庭では、糞便に汚染された下着等の取扱いに注意すること
更新日:2023年03月27日