小惑星「Shibusawaeiichi(渋沢栄一)」誕生
2021年(令和3年)9月2日、火星軌道と木星軌道の間を周回する小惑星のひとつ(小惑星22453)に「Shibusawaeiichi」(渋沢栄一)と命名されたことが発表されました。 この小惑星は、1996年11月7日に札幌市在住の天文家、渡辺和郎氏らが発見したもので、太陽の周りをおよそ3.39年かけて1周しています。 国際天文学連合(IAU)の小天体命名委員会に申請を行い、審査を経て正式に認定されました。
小惑星「Shibusawaeiichi(渋沢栄一)」
- 確定番号:22453
- 小惑星名:Shibusawaeiichi(渋沢栄一)
- 命名日:2021(令和3年)9月2日
- 発見者:円舘 金氏(北見市在住)、渡辺和郎氏(天文家、札幌市在住)
- 発見日:1996年11月7日
- 公転周期:3.39年
- 大きさ(推定):直径約3.1キロメートル
発見された小惑星の写真

赤い矢印に挟まれた斜めの一対の恒星像が新たに発見された小惑星です。 写真を撮った際に2つあるように見えますが、二重露光しているため2つの星があるように見えます。
明るさ
遠方にあるため、肉眼での観察および市販の望遠鏡では見ることができません。2022年春頃に天文台に設置されているような巨大な天体望遠鏡で観察できるようになります。
小惑星「Shibusawaeiichi」の軌道
赤線の部分が小惑星の軌道を示しており、下記の図は2021年9月29日の位置です。

春の空での小惑星「Shibusawaeiichi」の位置
2022年5月8日23時のもので、てんびん座の上方に丸で記した箇所に小惑星「Shibusawaeiichi」が位置します。

更新日:2023年03月27日