荒川の白鳥
川本地区の荒川河川敷では平成3年から白鳥への餌付けが行われ、白鳥飛来地として多くの人々が訪れてきました。しかし、鳥インフルエンザの問題や生態系への影響などを考え、平成20年度から餌付けを廃止しました。その後、白鳥飛来数は減少し、お越しいただく方々も同様に減少しております。
この現状を受け、深谷市及び深谷市観光協会では平成24年3月31日をもって、白鳥飛来地の管理を終了することとしました。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
なお、今後も荒川に白鳥は飛来してきますので、ご覧になる場合には以下のことをお守りください。
- 静かに観察してください。
- 白鳥に餌を与えないでください。
- 火災予防のため、禁煙にご協力ください。
- ごみはお持ち帰りください。
白鳥の種類

白鳥の仲間は世界中に8種類です。北極に近い地方で繁殖しているオオハクチョウとコハクチョウ、 そしてアメリカコハクチョウ、北アメリカの一部に住むトランペッタースワン(ナキハクチョウ)、 南アメリカのアルゼンチンやチリに住むクロエリハクチョウと1番小型のカモハクチョウ、 ヨーロッパに広く住み皇居のお堀にも放鳥されているコブハクチョウです。 オーストラリア大陸北部には体も足も黒色のコクチョウが住んでいます。
コハクチョウとオオハクチョウ
深谷市に渡ってくる白鳥はコハクチョウとオオハクチョウです。オオハクチョウは、東北地方や北陸地方に主に渡り、関東地方に現われるのはまれです。
コハクチョウは、北極に近いシベリアのツンドラ地帯で子どもを育てます。ツンドラ地帯は夏には表面の氷が溶けて、温地帯となり大量の昆虫が発生します。コハクチョウは3~5個の卵を産み、29~30日でヒナが生まれます。ヒナは急速に大きくなり、エサのない厳しい冬が来る前に長い旅に出ます。
2種類の見分け方はオオハクチョウは体が一回り大きいこと、くちばしの黄色の部分が先の方までくさびのように広がっているところで区別できます。
コハクチョウ

- 全長約120センチメートル
- 黄色の部分は、くちばし全体の半分以下
オオハクチョウ

- 全長約140センチメートル
- 黄色の部分は、くちばし全体の半分以上
更新日:2023年03月27日