健康は健口から作られる!
更新日:2021年6月30日
歯周病検診を受けましょう
健康診査・がん検診など、健康に気を付けている人でも見落としがちなお口の健康。
実は、お口の健康はとっても大事なんです。
「痛くなってきたら病院に行けばいいや」
「今は痛みや出血がないから大丈夫」
・・・ちょっと待った!
お口の健康も、定期的な歯科健診などの予防的行動が必要です。
特に、歯周病は症状がないまま進行することも多く、様々な身体の病気に関係します。日本人の約8割が歯周病とも言われています。
「よく耳にはするけど、歯周病ってなに?」
その疑問を解決して、生き生き健やかな生活を送りましょう!
- コロナ禍であっても、定期的な歯科健診の必要性は変わりません。口腔内の状態が悪いところにウイルスが入ってくると、ウイルスが体内で増殖し、感染症にかかりやすくなるといわれています。コロナにかからないよう受診を控え、気をつけているつもりが、逆にコロナにかかりやすい状況を作ってしまうのです。コロナを予防するためにも、検診はきちんと受けましょう。
そもそも歯周病ってどんな病気?
歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯と歯肉の境目に食べカスなどが残ってしまうと、そこに多くの細菌が溜まり、歯肉周辺が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。
そして、進行すると歯と歯肉の境目が深くなり歯周ポケットが出来てしまい、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最悪の場合は歯を抜かなければいけないこともあります。
しかし、毎日の歯磨きなどのセルフケアと定期的な歯科医療機関での健診で予防することが可能です。
歯周病の原因は?
歯垢(プラーク)は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。 これはブラッシングだけでは取り除くことができません。この歯石の中や周りに更に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。
次のことも歯周病を進行させる因子となります。
- 歯ぎしり、くいしばり、かみしめ
- 不適合な冠や義歯
- 不規則な食習慣
- 喫煙
- ストレス
- 全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)
- 薬の長期服用
歯周病になるとどんなリスクがあるの?
歯を失う原因の32.4%がむし歯なのに対し、歯周病は41.8%と最も割合が高い原因です。歯周病は特に40歳代以降に多くなってきます。
また最近の研究で、歯周病や歯を失うことにより、全身にいろいろな影響が及ぶことが明らかになりました。以下がその一例です。
・糖尿病
・狭心症、心筋梗塞などの心臓病
・動脈硬化
・誤嚥性肺炎
・脳梗塞や脳出血などの脳卒中
・肥満やメタボリックシンドローム
・骨粗しょう症
・早産、胎児の低体重
歯周病にならないためには?
セルフケアのみだと、歯石を除去するには不十分です。歯石は機械的に剥がさないと取り除くことが出来ません。
なので、プロのケアで歯周病になりにくい環境を整え、毎日のセルフケアで維持することが重要です。どちらが欠けても歯周病予防はうまくいきません。
〈ポイント〉
・毎日家でのセルフケアを欠かさずに行うようにしましょう。
・かかりつけ医をもち、定期的に年に一度は受診しましょう。
深谷市歯周病検診について
深谷市では、妊婦のかたと40・45・50・55・60・65・70歳の節目年齢のかたは歯周病検診を1回無料で受けることが出来ます。
詳細は下記リンク先よりご確認ください。
出張講座について
市民の皆さんが自主的に開く勉強会や研究会などの場に、講師を派遣し、さまざまな情報を提供する「まごころ出張講座」を行っています。「歯と口の健康」についてお伝えすることが出来ます。
詳細、申し込みは下記リンク先よりご確認ください。
在宅歯科医療拠点窓口について
埼玉県では、歯科衛生士が歯科診療や口腔ケアの相談に応じ、通院困難なかたにはご自宅に伺う歯科医師を紹介する相談窓口を設置しています。
詳細は下記リンク先よりご確認ください。
要支援者・要介護者に対する歯科診療の流れ(PDF:540.7KB)
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保健センター
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