市長記者会見発表内容概要(平成26年9月)

更新日:2023年06月02日

【長年の懸案事項】新庁舎整備の基本的な考え方

深谷市では、新庁舎を新たに整備することを決定し、この度『新庁舎整備の基本的な考え方』を策定しましたので、ご説明いたします。

1の「庁舎の現状」ですが、深谷市の本庁舎につきましては、昭和41年に建設され、すでに48年が経過しており、県内40市中、7番目に古い庁舎となっております。また、外部庁舎につきましても、建築後40年以上が経過しています。なお、当市より古い庁舎を持つ市の対応としては、4市が建て替え、1市が検討中という状況です。続いて2の「庁舎が抱える問題点」をご覧ください。東日本大震災以降、市民のみなさまの防災意識が高まり、市役所庁舎の防災拠点としての役割が、重要視されているところですが、現在の本庁舎は、耐震性の判断指標であるIs値が0.21と、防災拠点となる施設に求められるIs値の0.90を大きく下回っており、耐震化対策が喫緊の課題となっております。また、耐震性の問題に加え、庁舎の分散化、狭あい化により市民サービスが低下し、事務の非効率を招いていることや、老朽化により維持管理コストが増加していることなどの問題を抱えています。続いて3の「耐震化対策の検討結果」ですが、耐震化対策を含むこれらの問題点を解決するため、3つの案を設定し、検討いたしました。案1として、「4つの庁舎を耐震補強、大規模改修を実施し、各々存続させる」、案2として、「本庁舎は耐震補強、大規模改修を実施し、3つの庁舎を集約し、プレハブ工法で建て替えする」、案3として、「本庁舎と外部庁舎を集約し新庁舎を建設」です。これらを経済性、効率性、市民サービスの観点から、総合的に検討した結果、すべてにおいて、案3が優れていると判断し、新庁舎を建設することを決定したところです。続いて4の『新庁舎整備のための基本理念』ですが、新庁舎整備にあたっては、5つの理念を掲げ、進めてまいります。まず1つめとして、『市民にとって安全・安心な庁舎』2つめとして、『市民サービスの向上を目指した庁舎』。3つめとして、『人にやさしく、市民に開かれた庁舎』。4つめとして、『自然環境にやさしい庁舎』。5つめとして、『シンプルで機能性と経済性に優れた庁舎』でございます。続いて5の『新庁舎の位置』ですが、現在の市役所本庁舎を使用しながら、新庁舎の建設が可能となる、『南側の市道および駐車場を含む現在の敷地』としております。次に6の『新庁舎の規模、事業費、財源』ですが、規模については、現在の本庁舎が抱える問題点を解消させるために必要な面積とし、総務省基準により算出した1万7千平方メートルを上限とし、事業費については、華美な要素や無駄を省き、スリム化を図り、できる限り縮減に努めることとしております。また、財源につきましては、合併特例債の活用を第一優先としつつ、その他国の補助金等についても情報収集に努め、積極的な活用を図っていくものとしております。 次に7の『新庁舎の整備スケジュール』ですが、平成29年度中の着工、平成32年度中の使用開始を目指し、進めてまいります。なお、具体的な機能や規模などにつきましては、来年度策定を予定しております、基本計画の中で定めてまいりたいと考えております。

最後に、これまでの『検討経緯』ですが、市では、平成24年度に、市議会議員と執行部で構成する『深谷市公共施設の在り方に関する事前協議会』を、また平成25年度には、市民の代表者および有識者で構成する『深谷市公共施設在り方検討市民会議』を設置し、本庁舎の耐震化対策についてご協議いただき、それぞれから、『本庁舎の耐震化対策については、耐震補強ではなく、新庁舎を建設する』旨の提言をいただきました。これを受け、先ほどご説明しましたとおり、『新庁舎建設』を決定したものです。

 

【世界遺産登録関連】世界遺産を支えた三偉人関連施設を巡る社会科見学を深谷市で

富岡製糸場と絹産業遺産群が 世界遺産に登録され、深谷市出身の偉人である渋沢栄一、尾高惇忠、そして韮塚直次郎がさらにクローズアップされています。そこで、県内外の小・中学校、また、友好都市である富岡市の小・中学校の児童・生徒の皆さんのために、三偉人関連の社会科見学コースのプランを作成しました。コースの内容として半日は、三偉人関連施設である、渋沢栄一翁の生誕の地である中の家、渋沢栄一記念館、尾高惇忠生家や深谷駅を巡り、半日は、市内の工場を見学するコースとなっています。また、深谷ならではの『ねぎ掘り体験』も選択できます。三人の業績は、富岡製糸場を語るには欠かせません。多くの児童・生徒が、富岡製糸場設立に関わった深谷の三偉人の関連施設を見学し、その業績を知ることを通じ、明治期の日本の近代化について学んでほしいと思います。

【バレーを招致】2020年東京オリンピック・パラリンピック深谷市キャンプ地誘致

2020年 東京オリンピック・パラリンピック開催に伴い、深谷市は、バレーボール競技のキャンプ地として立候補いたします。会場につきましては、東京オリンピックは夏季の開催であるため、誘致場所は、空調設備の整った、深谷市総合体育館深谷ビッグタートルをキャンプ地とします。深谷市総合体育館は、過去に`98国際試合全日本対ポーランド女子大会を行った実績もあり、国際試合も可能な施設となっております。また、深谷グリーンパークの多目的広場にビーチバレーコートを設置することで、ビーチバレーにも対応いたします。なお、ビーチバレーコート専用の砂については、本市のキャンプ地誘致にご賛同いただいた、協力企業からの提供となります。深谷市は、この誘致活動について当初の段階から市民と協働で動きだし、今後市内関係団体と組織する誘致準備委員会を発足し、選手団の宿泊については、市内ホテル各社の協力、随行の応援団などについては、民泊・ホームステイでの受け入れなど本格的に始動してまいりたいと考えております。海外のチームを誘致することで、国際交流を図ることもでき、世界のさまざまな国々のかたに深谷市の良さを体感していただきたいと思います。バレーボール競技を選択した理由といたしましては、本市は、バレーボールの競技人口がジュニアからシニアまでと多く、とても盛んなまちでもあります。高校では、全国大会出場の常連校もあり、全国的にもバレーボール競技の盛んな市として認知度は高いと思われます。また、平成16年度に行われた彩の国まごころ国体では、バレーボール競技を開催し、市内のさまざまな団体と連携をとり、自治会応援隊の結成により、市民と一緒に大会を盛り上げたことで、高い評価をいただいた実績もございます。このように、オリンピックを身近に感じてもらうことで、スポーツを通しての『まちおこし』に繋がればと考えております。キャンプ地として、海外のチームへ『おいでよ 深谷に』を合言葉に、広く世界へ深谷市を発信して行きたいと思います。

【深谷市独自の取り組み】深谷市の『タテ』と『ヨコ』の連携

深谷市では、『立志と忠恕の深谷教育プラン』に基づき、子どもたちの夢を支え、夢をはぐくむことを目的に、小中一貫教育や立志式など、幼・保・小・中・高へ続く『タテの連携』と学校応援団など、家庭・地域とのつながりを深める『ヨコの連携』に取り組んでおります。『深谷市内幼稚園、小・中学校における地域等との交流行事一覧』にありますように、10月以降も 市内の幼稚園、小・中学校において交流活動が実施されます。その中でも 豊里小学校で10月15日(水曜日)に行われる『おじいちゃん・おばあちゃん1日学校体験』につきましてご紹介いたします。豊里小学校では、『ヨコの連携』である学校応援団の先進的な取組をしており、地域を元気にするための仕掛けづくりを行っています。その一例が『おじいちゃん・おばあちゃん1日学校体験』です。学区内にお住まいの高齢者を対象に道徳の授業を行い、その後、深谷市自慢のおいしい自校給食を食べていただきます。また、生涯学習の観点から、高齢者の皆さんに『学習の場』『交流の場』を提供し、心も体もリフレッシュしていただくことを目的としております。この取り組みは、超高齢社会を目前にした、新たな学校の地域連携の試みです。

【ふっかちゃん公認】『なりきりふっかちゃんアワード』参加者募集

『なりきりふっかちゃんアワード』は、深谷市産業祭で行うステージイベントで、産業祭に新たな客層である若者層の集客を目的としています。参加者には、深谷市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」になりきっていただき、そのなりきり具合をふっかちゃんに判定してもらうものです。昨年は、2日間で合計18人が参加しました。3回目の開催となる今年も、産業祭開催日である11月1日・2日の2日間開催いたします。両日とも10名程度の参加者を募集しており、参加者の皆さまには、参加賞もご用意します。ふっかちゃんファンの皆様には、このステージイベントにご参加いただき、産業祭を楽しんでいただければと思います。なお、募集締め切りは10月17日 (金曜日)です。また、当日は関連イベントとして、コスプレや仮装で来場したかたやお子様を対象にキャンディーを配布する『ウェルカムキャンディー』の実施や、ふっかちゃんにちなんだフォトスポットの案内や設置も行います。産業祭当日は、ステージイベント参加者に限らず、『ふっかちゃん』やそれ以外の仮装などで、産業祭に来場されるかたも大歓迎です。ぜひ、よろしくお願いいたします。

【19年ぶりの県北開催】近代美術館コレクション展in深谷

この催しは、改修工事のため閉館する埼玉県立近代美術館から、本市の市民文化会館へ貴重なコレクションの一部を移し、開催するものです。これだけ多くのロダンや岸田劉生など、誰でも聞いたことのある芸術家の作品をはじめ、江森天壽や山口敏男といった深谷市出身画家の作品も展示します。今回の展示は、市民のみなさんに身近な場所で芸術作品を鑑賞していただく機会とし、文化芸術の普及推進を図ることを目的としております。展示は10月7日(火曜日)から26日(日曜日)まで、市民文化会館の展示室で行います。開館時間は午前10時から午後4時で、期間中の休館日はありません。開催にあたり、10月7日(火曜日)午前9時45分からテープカットを行うオープニングセレモニーを実施し、その後、内覧会を行います。また、会期中の各日曜日の午後2時から学芸員によるギャラリートークを行います。展示されている作品について、県立近代美術館の学芸員が、ふかく、やさしく、解説いたします。市内小・中学生の美術展見学バスツアーは、授業の一環として作品を見学し、子どもたちに本物の芸術に触れる機会を提供するものです。このような作品が、深谷に一堂に会する機会は滅多にありません。芸術の秋を堪能していただける文化的な空間へ、ぜひ多くのかたがたにご来場いただけますよう、ご案内いたします。

【毎年大好評!】森の音楽祭・花の音楽祭

ふかや緑の王国では、第6回森の音楽祭を10月19日(日曜日)に開催いたします。今回の出演団体数は28団体です。出演内容は、合唱を始めリコーダーアンサンブル、ハーモニカ、オカリナ、アルプホルン、ギターなどの合奏をアコースティック演奏『生音演奏』で、楽しんでいただけます。音響設備は一切使いません。緑の王国の自然に溶け込んだ、素敵な音色を堪能いただけます。森の音楽祭当日は、窯焼きピザ販売、軽食販売、野菜販売、ハーブティーの提供のほか、山野草の展示などのイベントも行います。同時開催として『第3回花の音楽祭』を深谷グリーンパーク『パティオ』で開催いたします。こちらは、和太鼓から電子楽器を使った本格的なバンド演奏まで楽しめる音楽会となっており、11団体が出演します。また、フリーマーケットやキッチンカー、フラダンスが開催されます。森の音楽祭、花の音楽祭ともに「音楽を愛し、花や緑を愛する人々が集い、一緒に音楽祭を楽しもう」という趣旨にピッタリな演奏が期待できる『音楽イベント』です。皆様のご来場をお待ちしております。

お問い合わせ先

秘書課
〒366-8501
埼玉県深谷市仲町11-1
電話:048-574-6631
ファクス:048-574-8531

メールフォームでのお問い合せはこちら