令和5年度水難救助訓練を実施しました

更新日:2023年06月26日

深谷市消防本部では、河川などで水難事故が発生した場合に、安全・確実・迅速に要救助者を救出するため、船舶操縦・水中検索要領の技術向上、水難救助現場での連携活動強化を目的として毎年水難救助訓練を実施しています。

今年は6月の荒川河川の総合訓練に向け4月初旬から、アクアパラダイスパティオや航空自衛隊熊谷基地で基礎となる訓練を実施し、7月には水上安全法救助員養成講習に参加した隊員による還元訓練を実施しました。

プールでの基礎訓練

着衣水泳による動きにくさを感じるとともに泳力の向上を図る。

着衣水泳による動きにくさを感じるとともに泳力の向上を図る。

レスキューチューブを使用した救出訓練。

レスキューチューブを使用した救出訓練。

1秒でも早く完全着装、資機材の点検を実施する。

1秒でも早く完全着装、資機材の点検を実施する。

信頼関係をバディ潜水により更に強固なものに。

信頼関係をバディ潜水により更に強固なものに。

いよいよ荒川での総合訓練

救助隊長が関係者から得た情報を元に入水ポイント及び隊員集結場所を決定。

救助隊長が関係者から得た情報を元に入水ポイント及び隊員集結場所を決定。

手分けをしてより迅速な出艇を目指す

手分けをしてより迅速な出艇を目指す。

潜水隊も確実・迅速な完全着装を実施。

潜水隊も確実・迅速な完全着装を実施。

救助隊長が示す位置に確実に入水アンカーを設定。

救助隊長が示す位置に確実に入水アンカーを設定。

着装完了。

着装完了。

船舶隊が設定したアンカーへ移動し、これより潜水開始。

船舶隊が設定したアンカーへ移動し、これより潜水開始。

潜水隊が発見した要救助者を船舶に引き揚げ、陸に移動し救出完了!

潜水隊が発見した要救助者を船舶に引き揚げ、陸に移動し救出完了!

水上安全法救助員養成講習の還元

水上安全法救助員養成講習参加隊員による還元訓練の様子

水上安全法救助員養成講習参加隊員による還元訓練の様子

チンプルやレスキューチューブを用いた救助方法を実施した。

チンプルやレスキューチューブを用いた救助方法を実施した。

初めて潜水訓練を実施した山口隊員の声

山口隊員の写真

水の中は視界や身体の動きが極端に制限され危険を伴い、非常に過酷な状況となることを理解するとともに、このような中では、バディとの信頼関係はもちろん陸上や船舶隊との連携が非常に重要となることを身に染みて感じました。今回の訓練を通じて潜水の危険性を十分に認識し訓練を重ね、技術の向上に努めていきたいと思います。

最後に

水難救助活動は、地上での救助活動と違い、特殊環境下での活動となります。一瞬の判断ミスが重大な事故に直結するため、隊員たちは実際の災害を想定し訓練に取り組んでいます。 過去3年で当消防本部管内では27件の水難事故が発生しています。私たちは、楽しかったはずの時間を辛く悲しい時間にしたくはありません。 水辺では「お子様から目を離さない、ライフジャケットを着用する、飲酒したら入らない。」などを守っていただき、事故にあわないよう十分注意していただきますようお願いします。

お問い合わせ先

花園消防署
〒369-1246
埼玉県深谷市小前田537
電話:048-584-0119
ファクス:048-584-4957

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