石川栄一(いしかわえいいち)

更新日:2023年03月27日

生没年

1889(明治22)年-1976(昭和51)年

解説

榛沢郡新会村新戒(現深谷市新戒)に石川浅次郎の二男として生まれる。群馬県伊勢崎染織学校を卒業後、東京で工務店を経営していた長兄一衛に代わって家を継いだ。 明治43(1910)年の台風で利根川が氾濫し、水害の恐ろしさを身をもって体験した栄一は、治水興民を己の天職なりと信ずるようになった。 埼玉県会議員を経て、昭和25(1950)年の参議院議員選挙に全国区より立候補し、当選。利根川治水同盟、埼玉県水防管理団体連合会、同治水協会会長、全国水防管理団体連合会副会長を歴任、併せて建設省専門委員、河川審議会委員、全国治水期成同盟会常任評議員、水資源開発審議会専門委員等の要職に身を挺して東奔西走した。 また、社会事業にもその半生を捧げ、埼玉県共同募金会、全国社会福祉協議会、全国老人クラブ連合会等の副会長を歴任した。 治水関係の功績が認められ、昭和35(1960)年藍綬褒章を受賞、同39(1964)年には勲三等旭日中綬章を賜り、深谷市名誉市民に推選された。 昭和51(1976)年5月30日没、享年87。従四位に叙せられ、勲二等瑞宝章の恩典に浴した。書を能くし、その揮毫が地方に多数所蔵されている。

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