北亭為直(ほくていためなお)
生没年
1808-1859
解説
高台院(田谷地内)の十七世善友和尚の弟。兄の和尚に随い余暇に仏画を習ったといわれる。葛飾北斎が80歳位の頃、信州小布施への避暑旅行の途中に深谷に泊まった際に弟子となり、雅号「北亭為直」を頂く。当時為直は30歳前後であった。師の北斎は、弟子為直が深谷に居たためか、信州への何回かの旅の都度深谷宿(近彦旅館)に泊まり、徐福図(埼玉県指定文化財)など名画を残した。弟子為直も鎮西八郎為朝図(墨絵・朱描)や新田義貞公像、弁財天、酒呑童子大江山図(版画)などを残している。
なお、北亭為直の墓(市指定文化財)は高台院境内に建立さてれいる。
更新日:2023年03月27日