ピースサイクル埼玉ネットからの要請書

更新日:2023年03月27日

ピースサイクル埼玉ネットからの要請書
陳情者名 ピースサイクル埼玉ネット
受付日 平成29年7月12日
陳情内容 貴自治体の常日頃のご活躍に敬意を表します。また、私たちピースサイクル埼玉ネットの、この間の取り組みに対するご支援・ご協力に心よりお礼申し上げます。
さて、東日本大震災の発生から6年以上が経過した今日も、「人災」によって引き起こされた福島第一原発事故は、被ばく問題や汚染水の処理問題、広範囲に広がった放射能汚染や健康被害などの問題が山積する中、事故の収束の見通しすら立っていない状況にあります。そして、この原発事故の「風化」を指摘する声もあります。しかし、この痛ましい「原発事故」は決して「風化」させてはなりません。
そうした状況下、福島県内の避難指示区域以外から逃れた「自主避難者」への住宅の無償提供が3月で打ち切られ、当事者からは「悲鳴」に近い声が上がっています。また前橋地裁の裁判では、国の過失を認める判決が出されており、国と東電は原発事故の被害者としっかり向き合い、保障と復旧・復興に全力を上げるべきです。
一方、今、地球規模で「戦争の長期化と戦争の危機」に直面しています。シリアでは化学兵器が使われ、アフガニスタンでは米国が通常兵器では最強の爆弾を使用しました。また、米国と北朝鮮の「対立」は、韓国・中国・ロシアを巻き込み、日本も北朝鮮から名指しで攻撃対象とされるなど、アジアでの緊張がピークに達しています。昨年3月に施行された「安全保障関連法」によって、日本も米国とともに「戦争」を行うことが可能となり、戦後70年が経過した今日、「平和・人権・民主主義」が最大の危機に陥っていることは間違いありません。私達は、今後も「戦争反対」の運動を継続してまいります。
東北をはじめとする被災地の復旧・復興や原発問題、世界に目をむければ、地球温暖化や環境汚染、今なお続けられている「戦争」や「内紛」など、私たちを取り巻く情勢は深刻な状況となっています。
このような状況下ではありますが、私たちピースサイクル埼玉ネットは31年目を迎えた今日も、「反戦」「平和」などを訴え自転車でキャラバン行動を行います。
つきましては、ピースサイクル運動の趣旨をご理解いただき、ご支援・ご協力をお願いすると共に、以下の諸点についてご協力下さいますよう要請いたします。 
  1. 貴自治体が行った「平和を願う宣言」の趣旨を生かすため、必要な予算を計上し、非核・平和のための行政を積極的に取り組まれたい。
    また、すでに予算が計上されている自治体は、引き続き予算を計上し、非核・平和のための行政を強化されたい。
  2. 全世界の核兵器廃絶に向けた取り組みを強化するよう、政府への働きかけを行われたい。
  3. 広島・長崎に原爆が投下された日には、犠牲者を追悼し、核兵器廃絶を願う思いを込め、また、「戦争を風化させない」ために、サイレンを鳴らすなどの行動を行ない、広報などで、その趣旨を広く住民に周知されたい。
    また、「何らかの行動」を行っている自治体は、引き続き継続されたい。
  4. 東日本大震災や「熊本地震」を教訓に、防災対策・放射能対策などの点検・見直しを行われたい。
  5. 自然環境保護政策を推進されたい。
  6. 自転車道や歩道の整備を推進し、自動車中心社会の緩和政策を推進されたい。

    (表記を一部変更して掲載しております)
    (要望書の受領のみ)
担当課 秘書課、企画課、総務防災課、道路管理課、道路河川課、環境課

 

お問い合わせ先

秘書課
〒366-8501
埼玉県深谷市仲町11-1
電話:048-574-6631
ファクス:048-574-8531

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