「いのちの電話」活動へ ご支援のお願い

更新日:2023年03月27日

「いのちの電話」活動へ ご支援のお願い
陳情者名 社会福祉法人埼玉いのちの電話
受付日 平成30年12月3日
陳情内容 拝啓 日頃より、いのちの電話の活動にご理解を賜り、厚く御礼申し上げます。
いのちの電話は、悩みを抱えて自殺などの危機にある方々に、電話などの手段により対話することを通して生きる希望を取り戻していただく活動を、24時間365日続けております。この活動は一般市民によるボランティア活動として、日本で1971年に始まり、埼玉では1991年に開始いたしました。国を挙げての自殺防止対策に対する取り組みの結果、近年自殺者数は8年連続で減少し続け、2017年は、21,302人になりました。しかしながら、依然として深刻で大きな社会問題であることに変わりありません。
このような現状への対策として、各地方自治体が独自に自殺防止対策審議会等を立ち上げ、具体的な施策の検討が進められ、その審議会等に埼玉いのちの電話も民間からの活動団体として会議メンバーの一員に参加させていただいております。いのちの電話の存在を知っていただくと共に、“いのちの大切さ”や人と人との関わりに大事な“聴くこと”について学んでいただく「ミニ講座」を提供させていただきたいと準備しております。
埼玉いのちの電話では、現在300名程の実働電話ボランティアが、交通費や研修費も自己負担で活動に参加し、大宮センターと川越分室で毎日約80件、年間約3万件の電話を受けております。2014年からはインターネットによるメール相談も開始致しました。運営に必要な活動資金として、電話ボランティアの養成・研修費、活動の拠点となる建物の維持管理費や広報費などの殆どは、個人や団体企業様などからのご寄付で支えていただいております。然しながら、ここ数年はご寄付を寄せて下さる方々が減少し、大変厳しい運営を強いられているのが現状です。
近年若い人たちへの相談活動として取り組みを進めておりますインターネットによるメール相談につきましては、若年層の利用者が8割近くを占めております。しかも、若い世代の死因の第一位を自殺が占めているという憂慮すべき状況があります。自殺を考えている若者への支援として、電話以外の様々な媒体も要請される中、メール相談は今後も欠かせないツールとなっていくと思われます。しかしながら、ネット相談の運営につきましては、システムの維持並びに更新作業等にかなりの費用が必要です。現在使用しているシステムは、次年度に大きな更新作業の時期を迎えることから、そのため埼玉センターも300万円程の費用負担が要請され、苦慮しております。
つきましては、永年にわたりボランティアによる自殺予防の取り組みを続けております埼玉いのちの電話の活動状況をご理解いただき、活動を支える運営資金に是非ともご支援を賜りたく、ご検討をお願い申し上げる次第です。
因みに、さいたま市と川越市からは毎年補助金を頂いております。各自治体様におかれまして、次年度の予算検討の中に是非いのちの電話の活動への補助金をご検討いただきたく、ご支援の程宜しくお願い申し上げます。
突然の勝手なお願いで大変恐縮ですが、ご検討頂けましたら幸いです。

(表記を一部変更して掲載しております)
(資料の掲載は省略させていただきます)
(要望書のお預かりのみ)
担当課 保健センター

 

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