住民の暮らしを守るため、自治体で雇用される労働者に関する要求書

更新日:2023年03月27日

住民の暮らしを守るため、自治体で雇用される労働者に関する要求書
陳情者名 埼玉県労働組合連合会、深谷寄居地域労働組合連合会
受付日 平成30年7月20日
陳情内容 地域住民の生活向上のために、日夜ご努力いただいている貴職に心から敬意を表します。
また、春闘期に行った自治体への要請にたいする真摯な対応に心から感謝申し上げます。
私たちは、昨年2018春闘において、設計労務単価の5年連続の大幅な引き上げ、最低賃金の引き上げをうけ、政府もいう「デフレ不況脱却のために賃上げが必要」という流れを広げるため、すべての労働者の賃金引上げ、そして雇用創出、地域経済の活性化で内需拡大型の日本経済を再構築することをめざして活動をすすめてきました。
しかし、アベノミクスによる経済政策では、実質賃金は増えず、労働者・住民の生活は苦しい状況が続いています。また、地方財政制度の変更などによる地方財政の抑制、社会保障制度の改悪をはじめとした様々な制度変更の中、自治体では厳しい対応が迫られています。
自治体が憲法を守り、住民のいのちと暮らしを守るためにより一層役割を発揮することが求められます。その実現のためにも、自治体に働く正規・非正規職員及び公契約下の労働者の雇用の安定と賃金・労働条件の向上、権利保障が欠かせません。
つきましては、最低賃金の改定時期にむけて諸要求を記載いたしましたので、お願いを申し上げます。下記の事項について検討され、文書をもってご回答をよろしくお願いします。

(1)住民の暮らしを支えるためにも、適正な正規職員の配置をしてください。

【回答】
地方自治体の財政状況は厳しく、深谷市においても単純に正規職員を増員することは難しい状況に置かれています。
将来を見据えた効率的な行政運営を推進するため、組織規模の適正化を図るとともに行政サービスの低下を招かないような組織運営と職員配置に努めてまいります。

(2)非正規職員の4月1日以降の最低時給について回答ください。

【回答】
一般事務職等の職種において、時給920円となっております。

(3)非正規職員の賃金を最低でも1000円以上(時給換算)に引き上げ、非正規で働く教職員、保育士等についてはさらに引き上げてください。

【回答】
非正規職員の賃金水準につきましては、随時見直しを行っております。一般事務では、3年間で時給850円から920円に、幼稚園教諭では、1,180円から1,230円に、保育士では930円から1,050円に引き上げております。
時給が1,000円に満たない職種もございますが、今後も、埼玉県の最低賃金の動向や他の職種との均衡、その職の雇用確保の困難性及び県内市町村の状況等を踏まえ、見直しを図っていきたいと考えております。

(表記を一部変更して掲載しております)
(平成30年8月3日)
担当課 人事課

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