市長記者会見発表内容概要(平成25年2月)

更新日:2023年06月05日

自治会訪問202ふれあい座談会

 これまで深谷市では、市民の声を市政に生かすため「市長への手紙」や市内で活動する各種団体などを対象とした「市長訪問対話会」、深谷市自治会連合会の構成単位である12支会を対象とした「市長と語る集い」のほか、「子ども議会」、「中学生との対話会」「市長と保護者の意見交換会」などを開催して参りました。

  さらに平成23年7月から平成25年6月まで、2年間にわたり、深谷市では、初めての取り組みとして「自治会訪問202ふれあい座談会」を開催しています。この取り組みは、私が市内202の自治会を個別に訪問し、市政の現状や今後の見通し、市の具体的な取り組みなどを市民に直接、説明するとともに、市民の生の声を伺い、市民の思いや市政が取り組むべき課題を検証しています。市民と膝を交えて対話を図ることで、市政への理解を深めていただき、また、「市民の声が届き、活力ある深谷」とするために開催しています。 市内202自治会のうち、2月12日現在、160自治会で実施し、3,364人のかたにご参加いただきました。ご意見など、発言をいただいた方の人数は、895人を数え、貴重な「地域の声」、「市民の生の声」を伺っております。

  県内40の市のなかで、これほどの大規模に実施しているのは、深谷市だけです。これまで市民から、寄せられたご意見の傾向としましては、道路整備に関すること、防災対策に関すること、排水路整備や維持に関すること、道路の維持管理に関することのほか、農業基盤整備に関することなどのご意見が多く、そのほか、都市計画や福祉、教育、環境など多岐にわたるご意見をいただいております。市民からのご意見は、内容によりまして、担当課において市政への反映を含めて検討しているほか、既に危険個所の道路標示や危険防止柵の設置のほか、道路脇の雑草木の除草や剪定など即時対応が図れたものもございます。

平成25年度当初予算

 本市の財政状況についてですが、税収増が見込まれるものの、社会保障関係経費等の増加が税収の伸びを上回り、依然厳しい状況です。今後、合併に伴う優遇措置が終期を迎えるにあたり、大幅な歳入の減少が見込まれます。そのため、財政運営は一層厳しいものになることが予想されておりますことから、言うまでもなく限られた財源をいかに活かしていくかが重要であります。こうした状況の下、本市が自主自立し、継続的に発展できる基盤づくりを進めるため、平成25年度当初予算編成では、無駄と非効率を徹底して排除し、事業の選択と集中を図りました。また、総合振興計画 後期基本計画の初年度であることから、同計画に掲(かか)げる将来都市像の実現に向けた取り組みを着実に推進することを意識し、予算編成を行ったところです。会計別の予算規模をご説明いたしますと、一般会計は、482億2,246万9千円で、前年度と比較いたしますと、27億5,531万3千円の増加、率にしまして6.1パーセントの増加となったところです。この増加の理由につきましては、都市生活基盤など市民生活に身近な施策、将来を見据えた産業振興施策、教育文化施策での予算が増加となったためです。特別会計につきましては、国民健康保険など医療に係る会計は増加傾向であり、水道事業会計においても、引き続き浄水場の拡張工事推進により増加となっています。結果といたしまして、平成25年度の深谷市の総予算規模は、798億1,099万3千円となり、前年度対比では32億1,445万9千円の増加、率にして4.2パーセントの増加となりました。

  続きまして、一般会計予算の概要について、ご説明いたします。まず、歳入の主なものをご説明いたします。市税は、175億4,099万2千円を見込みました。前年度対比では、約4億8千万円の増加です。この増加の理由は、個人市民税及びたばこ税における税制改正の結果と、固定資産税における新築家屋の増加によるものです。地方交付税につきましては、74億円を見込みました。前年度対比では9億円の増加です。これは、合併特例債に係る元利償還金の増加に伴う需要額の増加によるものです。繰入金につきましては、23億5,215万1千円を見込みました。財政調整基金からの繰入金の増加により、約3億7千万円の増加となったところでございます。

  歳出の主なものにつきましてご説明いたします。まず民生費ですが、191億8,985万4千円を計上いたしました。生活保護や障害者自立支援といった扶助費が増加していることから、約6億1千万円の増加でございます。衛生費につきましては、51億9,243万1千円を計上いたしました。浄水場の拡張に伴う水道事業会計への出資や衛生センター再整備事業の増加により、約5億9千万円の増加です。土木費につきましては、56億6,597万6千円で生活道路の整備やスマートインターチェンジ整備事業の増加により約4億円の増加です。教育費につきましては、46億3,825万9千円で小学校の給食場建設などにより、約3億5千万円の増加となります。それでは、平成25年度当初予算における5つの主要事業を総合振興計画後期基本計画にそって、ご説明申し上げます。

  1点目として、ふっかちゃん子ども福祉基金を活用します。ふっかちゃん子ども福祉基金とは、次代を担う子どもたちの健やかな成長を願い、寄付していただいた財源を基金としたものです。平成25年度からは、ふっかちゃん子ども福祉基金を活用した、次の3つの事業を進めてまいります。まず1つ目の事業は、補聴器交付に付随するFM型受信機とワイヤレスマイクの交付です。2つ目は、心身障害児に対し、療養)経費 を助成します。3つ目は、通級指導教室に学習支援として、iPadを導入し学習効果を高めてまいります。2点目としまして、生活基盤の整備と活力の向上を図ります。私はこれまで市民のかたがたが要望された現場に行って、直接確認してまいりました。その結果、生活基盤整備の必要性を強く感じました。このことから平成25年度は、生活道路の整備拡充に前年度比1.5倍の約8億円を計上し、整備の充実を図ってまいります。3点目としまして、自校式給食場を推進してまいります。現在、小学校5校、中学校2校が給食センターを通して給食を実施しておりますが、食育の推進、給食への興味・関心の向上のため、自校式給食場へ移行してまいります。平成25年度は、榛沢小学校と本郷小学校に給食場を建設します。また岡部小学校と岡部西小学校の給食場建設工事の設計に着手します。4点目としまして、産業振興を進めてまいります。深谷産農産物をPRするため、ラッピングトラックを購入します。このトラックを使って市内外へ出向き、深谷市特産の野菜、花植木、畜産物などを幅広くPRしてまいります。また、中心市街地にコミュニティガーデンを設置したり、寄居スマートインターチェンジ周辺土地利用計画の策定を進め、農業と産業の一体的な活性化を図ってまいります。5点目としまして、省エネに取り組んでまいります。地球温暖化防止のため、住宅用太陽光発電システムの設置者に対し、引き続き補助金を交付してまいります。さらに、環境にやさしくクリーンな新エネルギーの導入や省エネルギー施策を積極的に進めてまいります。最後に平成25年度予算編成の特色をご説明いたします。自治会訪問202ふれあい座談会で、市民のかたがたからいただいた、生の声を事業に反映させております。皆さんの要望が特に多かったのは、生活道路の新設改良事業でありましたので、この事業につきましては、前年度約5億9千万であった予算について約1.5倍の8億円を計上いたしました。要望数第2位以下につきましても、それぞれの事業に市民のかたがたの声を反映するよう努め、平成25年度予算に計上いたしました。平成25年度当初予算編成における要求と査定の状況を示してございます。市民のかたにも編成過程に触れていただきたいため、昨年度より要求状況や財源不足状況、そして査定状況を公開することといたしました。本日より、市ホームページでご覧いただけます。

ふかや緑の王国第5回梅まつり

 ふかや緑の王国の「梅まつり」を3月2日(土曜日)、3日(日曜日)に開催いたします。園内には、115種、130本の梅の木がございます。現在、早咲きの梅は春を待てずに咲き始めており、梅まつりの頃にはちょうど見頃になります。梅まつりでは、琴の生演奏で盛り上げ、好評のお茶会など、和の雰囲気を楽しんでいただきます。ボランティアの皆さんによる楽しいイベントや各種団体による飲食物の販売や物品販売も行われます。また、梅まつりに合わせ、王国内の四季の風景を撮影した第3回ふかや緑の王国写真コンテスト表彰式を2日(土曜日)に行います。応募作品につきましても、会場で展示いたします。みなさまのご来場をお待ちしております。

全国花のまちづくり深谷大会

 深谷市では、全国花のまちづくり深谷大会を、4月27日(土曜日)、28日(日曜日)に、深谷市民文化会館をメーン会場とし、「市民が主役の花のまち ふかや 人がつながる 花でつながる ガーデンシティふかや」をテーマに開催します。

  27日(土曜日)には、今年度の花のまちづくりコンクール受賞者による事例発表、元NHKアナウンサーの須磨佳津江さんによる特別講演、花のまちづくりに取り組むかたがたの情報交換の場となる交流会を埼玉グランドホテル深谷において開催します。また、楽しく学び、体験できるイベント「メディカルなハーブティーの楽しみかた」、「キッチンガーデン」の2つの講習会も開催します。2日目の28日は、「須磨佳津江さんと巡るオープンガーデン」と題し、現地見学会を開催いたします。70軒のオープンガーデンの中から、5軒のお庭とふかや緑の王国をバスツアーで巡ります。

  さらに同時開催として、毎年、好評をいただいております。第10回ふかや花フェスタ&オープンガーデンフェスタも開催いたします。皆さまのお越しをお待ちしております。

友好都市 田野畑村への職員派遣

 現在、東日本大震災により被災した友好都市の岩手県田野畑村に対して、復興支援として市職員を2人派遣していますが、来年度においても、引き続き職員を派遣します。派遣期間は、平成25年4月から平成26年3月までで、土木技師を3人派遣します。1人は1年間、2人は、前期・後期に分けて半年間ずつの派遣となります。

  田野畑村では、村道及び集落道18路線の設計工事監督などを行います。田野畑村への職員派遣については、平成23年4月14日~29日までの期間で、避難所生活者のメンタルケアのため、保健師5人を派遣した実績があります。

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