市長記者会見発表内容概要(令和2年8月)

（注）令和2年8月の市長定例記者会見より、試験的に手話通訳を導入しています。

深谷市では、市内全体を野菜のテーマパークに見立てて、畑や飲食店など、まちのいたるところで野菜や農業が楽しめるまちづくり、『ベジタブルテーマパークフカヤ』の実現を目指しております。

その取り組みの一環として、深谷産野菜を使用した料理を提供する飲食店の認知度向上と利用促進、市内回遊のテスト実施を目的に、8月31日の『野菜の日』に合わせ、市内飲食店で深谷産野菜を使用したメニューを食べて電子ポイントを集めるポイントラリーを実施します。

実施期間は、8月31日（月曜日）から9月30日（水曜日）までの約1ヶ月間です。

実施場所は、別添のチラシに記載されている市内飲食店36店舗となります。

なお、今回のポイントラリーは、株式会社トラストバンクが開発した深谷市の『地域通貨ネギー』を利用するためのアプリ『チーカ』を使用して電子ポイントを付与する形となるため、参加者は事前に『チーカ』のダウンロードが必要となります。

そのうえで、期間中に参加店舗の『深谷産野菜を使用したイチオシメニュー』を注文して食べていただき、各店舗に配布したQRコードを『チーカ』で読み取ることで、ポイントが付与されます。

このポイントは、1店舗につき1回だけ読み取ることができる形となっており、1回につき1ポイント付与されます。このポイントが3ポイント貯まるごとに、ネギーが最大3,000円分当たる抽選に自動的に応募となります。つまり、3店舗で深谷産野菜を使った料理を食べるごとに、1口応募できる形となります。

景品につきましては、1等が3,000ネギーで10人、2等が野菜賞として、831ネギーを20人、3等が300ネギーを50人となっております。

期間終了後、当選者には『チーカ』を通じてネギーを付与しますので、景品のネギーはすべて『アプリタイプ』となります。なお、景品として付与されたネギーの利用期間は、10月12日（月曜日）から令和3年2月28日（日曜日）までとなっております。

この取り組みを通じて、さまざまな深谷産野菜が市内飲食店で食べられることを市民だけでなく市外・県外の消費者にも周知してまいります。

新型コロナウイルス感染症につきましては、どれだけ注意をしていても誰もが感染する可能性がございます。

このような状況の中、地域子育て支援センターや保育園、学童保育室などの対象施設が感染症対策を徹底し、業務を続けていくため、マスクや消毒液などの衛生用品や感染防止のための備品の購入費用を補助いたします。

具体的な購入品はマスクや消毒液のほか、空気清浄機やサーキュレーター、飛沫防止パーテーションや自動水栓などです。

新型コロナウイルス感染症に関しましては毎日、状況が変わってきており、その状況に応じて必要な対策も随時、発生しております。

今後も必要な対策を講じて、子どもたちが安心して保育園や学童保育室に通えるよう整備をしていきます。

新型コロナウイルス感染症に関連した『新しい生活様式』では、買い物に出かけることによる人との『接触機会』を減らすために『通信販売の利用』も推奨されております。

しかし、『通信販売』を利用しても宅配事業従事者と接触することがあります。

そこで、より人との『接触機会』を減らし、新型コロナウイルス感染症を予防するために『宅配ボックス』の購入・設置を補助いたします。

補助金額は購入および設置にかかる費用の2分の1で、上限は8万円となっております。

なお、一世帯につき一つまでとなっております。

ぜひ、この補助を利用して『宅配ボックス』を設置し、新型コロナウイルス感染症に対応した『新しい生活様式』を実践していただければと考えております。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により外出が難しい、または外出することに不安を感じるかたも多くいらっしゃいます。

そのような市民のかたが安心して健康相談を受けられるようにパソコンやタブレット端末を活用したオンライン健康相談を開始します。

相談内容は妊娠中から子育て期の健康相談や育児相談、成人の健康相談などを受ける予定です。

相談できる日時は平日の午前9時から11時と午後2時から4時を予定しており、1人あたり30分程度、相談を受ける予定です。

なお、インターネットで空き状況が確認でき、24時間予約を受け付けます。

新型コロナウイルス感染症に関しましては誰もが、不安を感じていることと思います。

少しでもその不安を取り除き、市民の健康が保たれるよう、さまざまな対策を行っていきます。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に取り組むため事業者も『新しい生活様式』に対応していかなければなりません。

そこで、事業者が『新しい生活様式』に対応するために備品などを購入した際や修繕工事を行った際に補助金を交付いたします。

また、『新しい生活様式』に対応した新たな働き方を導入するために備品を購入したり修繕工事を行ったりした際にも補助金を交付いたします。

対象は市内の事業者となっており、補助金額は備品などの購入の場合は1件につき、1万円以上のものが対象となり費用の2分の1を補助し、上限は10万円となっております。

修繕工事などの場合は、1件につき、5万円以上の工事が対象となり費用の2分の1を補助し、上限は50万円となっております。

なお、申請は1事業者につき1回までで両方合わせた60万円が上限額となります。

そして、これとは別に事業者が『新しい生活様式』に対応するために非接触型決済の取り組みを検討した際にも支援を行い、補助金を交付いたします。

具体的には、事業者が『地域通貨ネギー』をはじめとする非接触型の決済システムの導入を検討する際の専門家の派遣や今後の活用方法などのサポートをします。

そして、これらを導入するためのタブレット端末やスマートフォンの導入経費や店舗にフリーワイファイを導入するなどの取り組みを新たに開始する事業者に対してはそれらの導入費用について補助金を交付いたします。

補助金額は費用の2分の1を補助し、上限は20万円となっております。

新型コロナウイルス感染症に関しましては事業者への影響も大きくなっております。

事業者が『新しい生活様式』に対応した経済活動を行っていくためにしっかりと支援して行きます。

新型コロナウイルス感染症により、誰もが影響を受けているところですが、市内の多くの事業者、とりわけ中小規模事業者が大きな経済的影響を受けています。

そこで、プレミアム率が30％のプレミアム商品券を発売します。

販売単位は1万円単位で1万円購入することで、1万3,000円分利用できますが、中小規模事業者への支援を強化するために1万3,000円のうち7,000円分が中小店舗でのみ利用できる『専用券』で、残りの6,000円分が大型店舗でも利用できる『共通券』としました。このプレミアム商品券は10万セット、合計10億円分販売いたします。

販売につきましては11月中旬を予定しており、使用期限は来年2月末までの予定です。

販売方法は、郵送やインターネットにより、事前に申し込みを受け、その後抽選による当選者に販売いたします。

なお、このプレミアム商品券につきましては、株式会社トラストバンクの地域通貨プラットフォームサービス『チーカ』のシステムを利用した『地域通貨ネギー』の仕組みを活用し、『電子商品券』として販売します。昨年度、販売したものと同じようにスマートフォンの『アプリタイプ』と『カードタイプ』の両方を販売いたします。

『地域通貨ネギー』が利用できる店舗は260店舗を超えており、これからも増えていく予定です。

プレミアム商品券を販売することで、市民と事業者という、いわば市内全体への支援となるだけなく、『地域通貨ネギー』という電子商品券の普及がより一層進み、『新しい生活様式』に対応した非接触型の経済活動の推進にもなるのではないかと考えております。

なお、こちらにつきましては、詳細が決まり次第、再度、発表させていただきます。