市長記者会見発表内容概要(平成29年2月)

更新日:2023年03月27日

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【将来を見据えた持続可能なまちづくり】平成29年度当初予算(案)

平成29年度は、現在の総合振興計画の最終年度にあたり、また、次期総合計画への一歩を踏み出す節目の年度でもあります。こうした状況を踏まえ、平成29年度予算は、現在進めている施策の完了を目指しながら、将来を見据え、持続可能なまちづくりを行っていくための予算として編成をいたしました。

平成29年度の予算規模ですが、一般会計は、459億5,249万円、前年度対比は、4.5パーセントの減です。特別会計は、228億4,828万5千円、前年度対比は、0.9パーセントの増です。企業会計は、114億 522万8千円、前年度対比では、3.6%の増です。この結果、平成29年度の総予算規模は802億 600万3千円、前年度対比は、1.9パーセントの減となりました。

では、一般会計予算の概要について、ご説明いたします。先程申し上げましたとおり、平成29年度 一般会計当初予算は、459億5,249万円で、平成28年度当初予算と比較し4.5パーセント減少しています。減少の主な要因は、防災行政無線の更新終了や消防通信指令台の入れ替え完了、産業拠点推進事業や、スマートインターチェンジ整備事業に係る、事業費の減少などによるものです。

次に、新年度の重点事業の一覧です。総合振興計画後期基本計画における、8つの大綱別に、それぞれの分野から、重点事業をピックアップして、ご説明いたします。

それでは、『豊かな自然と潤いある環境を守り育てるまちづくり』の分野から、ご説明いたします。「ごみ処分関係事業」では、限られた資源を有効活用するため、昨年度から開始した 使用済小型家電の収集を引き続き実施するとともに、平成29年度は、市民が直接搬入も行っている資源物置場の、老朽化に伴う、建て替え工事に着手し、市民の利便性の向上と安全性の確保を図ってまいります。「住宅用 省エネ設備 設置費補助事業」では、太陽光発電システムなどの住宅用 省エネ設備の設置者に6万円の補助を行います。この事業をはじめ、深谷市では、環境に配慮した様々な事業、および、普及・啓発を行っています。このような取り組みが一助となり、太陽光発電システムの導入容量は埼玉県内の全市町村中、第2位となっております。

続きまして、『安心して健康に暮らせる福祉のまちづくり』の分野です。「こども医療費支給事業」では、子どもの入院・通院に係る医療費無料化の対象年齢の上限を、現在の15歳までから、18歳までに拡大し、子どもの健やかな成長と、子育て世代の 経済的負担の軽減を図ります。市民の誰もが、安心して子どもを産み育てることができる環境づくりを目的に、新規事業として「母子健康包括支援事業」を実施します。保健センター内に、母子保健型の『子育て世代包括支援センター』を開設し、妊娠前から子育て期にわたるさまざまな不安や悩みについて、切れ目のない支援体制を整えます。「4歳、5歳未就園児家庭訪問事業」も新規事業です。この事業では、4歳、5歳児のうち、就園していない児童の家庭を保健師や保育士などの専門職が訪問し、それぞれの状況に応じた情報提供や育児相談などを行います。これにより、養育者が、子育てで孤立しないよう努めてまいります。なお、この取り組みは県内2番目の実施です。「公立学童保育室 運営事業」では、榛沢学童保育室の建設工事、また、上柴西学童保育室および岡部西学童保育室の実施設計を行います。全小学校敷地内への公立学童保育室の整備は、平成28年度中に完了し、これにより、入室率は、県内40市中 1位、また、待機児童はゼロを達成しております。平成29年度は、さらなる放課後児童の安全と、保護者の安心のため、公立学童保育室の耐震化率100パーセントを目指して整備を進めてまいります。

続きまして、『次代を担う 人と文化を育むまちづくり』の分野です。新規事業の「ふかやこども園 モデル園運営事業」は、おかべ幼稚園で「ふかやこども園」のモデル園を実施し、これまで、幼稚園では行っていなかった3歳児の受け入れ、平日の長時間預かり、長期休業中の預かりに取り組むものです。このモデル園での取り組みによる成果を検証し、総合的な幼児教育推進策を立案することにより、幼児教育の振興を図ります。「岡部公民館 建設事業」では、地域コミュニティの拠点として、新しい岡部公民館を建設します。平成31年度中の供用開始を目指して、平成29年度は、設計業務および建設工事を実施します。

続きまして、『便利で機能的な都市づくり』の分野です。「原郷上野台線 整備事業」では、国済寺地区と上柴地区を結ぶ、原郷上野台線のアンダーパスの整備に着手します。平成29年度は、地下埋設物の調査などを行い、平成36年度の供用開始を目指して、事業を進めます。「中央土地区画整理事業」では、深谷駅通り線など、地区内の主要な道路を優先的に整備して「事業の見える化」を図ります。

続きまして、『安全に暮らせるまちづくり』の分野です。新規事業の「消防分署耐震化事業」では消防活動の拠点を強化し、市民の安全と安心を守るため、川本分署、藤沢分署、岡部分署、豊里分署の建て替えを順次実施してまいります。平成29年度は、川本分署、豊里分署の用地買収、および川本分署、藤沢分署の建設設計を実施します。「空家対策事業」も、新規事業です。深谷市では、自治会との協働により、平成26年度から継続して空家の実態調査を実施してまいりました。この調査に基づき、平成29年度には、『空家等対策計画』を策定し、市民の安全で、安心なまちづくりのため、空家対策をさらに進めます。なお、平成26年度に把握した空き家に対して、空家の更地化や、新たな入居など、平成27年度に、115軒の改善がみられています。

続きまして、『活力と にぎわいあふれる産業づくり』の分野です。「産業間連携支援事業」では、農業者の6次産業化の支援を行います。講演会や、事業説明会の開催、農業者と他業種の事業者との連携を図り、そのネットワークの中枢を担うコーディネーターの配置など、6次産業化につなげ、儲かる農業の基盤づくりを行ってまいります。新規事業の「ふかやブランド推進事業」では地域資源を活用し、深谷市の認知度向上への取り組みを進め、交流人口の増加と、市内経済の活性化を図ります。

続きまして、『参画と交流による市民が主役のまちづくり』の分野です。「男女共同参画 推進事業」では、新たに『第3次 男女共同参画プラン』の策定に取り組み、女性の職業生活における活躍の支援をはじめ、各種施策を推進します。「自治会活動 振興事業」では、地域のコミュニティの拠点である自治会館建設や改修、自治会掲示板の設置などに加え、補助金の適用範囲を空調設備の緊急修繕や、危険木の伐採などにも、拡大してまいります。

続きまして、『将来を見据えた都市経営』の分野です。「協働のまちづくり推進事業」では、深谷青年会議所との協働で、市民が、まちづくりについて話し合う『市民討議会』を開催いたします。平成29年度は、大学生をはじめとした地域の学生など、より幅広い世代からの参加を促し活性化を図ってまいります。「ふるさと納税運営事業」では、これまでも、ふるさと納税におけるお礼品の魅力向上への取り組みを通して、地域資源を掘り起こし、市内事業者の商品開発力の向上を、図ってまいりました。この結果、平成28年度のふるさと納税額は、1月末現在、2億7,000万円に達しており、県内トップクラスとなっております。平成29年度は、インターネット上でお礼品を販売するためのウェブページを構築し、地域資源の魅力発信を、さらに強化し、市内産業の振興と自主財源の確保に努めてまいります。

【ふっかちゃんラッピングバスに広告掲載しませんか】深谷市コミュニティバス「くるリン」車体へ掲載する広告を募集します

地域住民の移動を支える手段のひとつとして、年間約13万人のかたが深谷市コミュニティバス「くるリン」を利用しています。このたび、平成29年度からコミュニティバスの運行情報などを記載したパンフレットの印刷費確保を目的に、バス車体に掲載する有料広告を募集します。

パンフレットは、コミュニティバスの運行確認に不可欠なもので、特に、主な利用者である高齢のかたにはとても重要なものとなっています。そのため、コミュニティバスの車両を、広告媒体として有効活用し、民間企業などから有料広告の募集を行うことで、自主財源の安定確保を図り、パンフレットの安定供給を行ってまいります。

広告を募集するのは、現在、運行している全9車両で、日野自動車の 小型バス「ポンチョ」2台、トヨタ自動車の 乗客12人乗り「ハイエース」2台、乗客8人乗り「ハイエース」5台です。

【一歩踏み出すきっかけづくり】ふかやえんむすびネットワークを創設

深谷市では、結婚を考えながらも、出会いの機会が少ない独身者の交流を促すため、従業員の婚活に積極的な企業・団体や、婚活イベントを実施している企業・団体による「ふかやえんむすびネットワーク」を創設し、出会いの機会の増加を図っています。

「ふかやえんむすびネットワーク」ではまず、婚活イベントなどを実施する企業・団体が、その情報を市へ提供します。それを受けて、市では、その情報を、各会員団体へ提供します。そして、婚活を推進したい企業・団体は、企業・団体の従業員へ、婚活イベント情報を周知し、参加を促してもらいます。そのほか、市では、会員団体同士で食事会がしたいなどの要望を調整してまいります。

現在、市内企業を始め、商工団体やNPO、病院、学校など、29団体が登録しています。今後もさまざまな企業・団体に登録していただき、ネットワークの充実を図り、独身者の交流を活発にしていきたいと考えております。

【深谷で働くあなたとの恋、始まる】婚活応援事業「仕事婚(ジョブコン)」スタート!

深谷市では、若い世代の転入・定住を促すために、地域に密着した仕事をしているかたの婚活を応援する『ジョブコン』を始めます。それに伴い、現在、地域に密着した仕事をしている独身者を、写真満載で紹介する冊子の作成を進めています。

今回は、第1弾として、農家の男性7人を取り上げます。この冊子の特徴は、「仕事とプライベート」両方の姿を伝えることです。これにより、真剣にお付き合いをしたいかたをピンポイントで呼び込み、その後のお付き合い・結婚の可能性を高めます。なお、冊子は3月に発行し、市内公共施設のほか、美容室など、女性が多く集まる場所に設置したいと考えております。

さらに、5月には、農家のかたとの婚活イベントを行います。こうした取り組みを通して、これからも深谷市では、地域に密着した仕事をしているかたの婚活を積極的に応援してまいります。

【115種類の梅が見られます】ふかや緑の王国 第9回梅まつり

深谷の早春の風物詩『第9回梅まつり』を3月4日 土曜日、5日 日曜日 に開催します。ふかや緑の王国には、115種、130本の梅があり、現在、51品種の梅が、春を待てずに咲き誇っており、梅まつりのころがちょうど見頃となります。また、梅の木の株もとには、黄色い福寿草も、可憐な姿を見せています。

会場では、王国ボランティアの皆さんが、空クジなしの『王国大抽選会』のほか、「琴の演奏」や「お茶会」、「盆栽の展示会」、ふかや緑の王国のさまざまな春を詠んだ俳句を応募する「俳句吟行会」などといった、数々のイベントをご用意して、お待ちしています。「梅まつり」を通してふかや緑の王国の素晴らしさや、市民協働の楽しさを、存分に感じてください。

王国が見せる数々の「表情」を楽しめます】第7回ふかや緑の王国写真コンテスト受賞者決定

「ふかや緑の王国の魅力」をテーマにした、このコンテストには、42作品の応募があり、王国ボランティアが審査して、受賞者を決定しました。受賞者は資料の31ページのとおりです。

表彰式は、3月4日 土曜日 午前11時30分から梅まつりの会場で行います。そして、力作ぞろいの応募作品は、梅まつり会場でご覧になれます。皆さんのご来場を、お待ちしております。

【暗唱で心を紡ぐ街、深谷】第5回子どもの暗唱を楽しむ会

今年で5回目となる『子どもの暗唱を楽しむ会』では、市内の小学生が、個人またはグループで教科書で習った詩や、百人一首、論語などを暗唱します。昨年度は、27組259名の児童・園児が参加し、700名を超す方々の前で、発表しました。より多くの方に観ていただくことが、子どもたちにとって大きな励みとなり、表現する楽しみや、学ぶ意欲にもつながります。また、子どもたちの暗唱の発表を通し、日本語の持つ「美しさ」や言葉の持つ「伝える力」の素晴らしさを感じられる、大変良い機会ですのでぜひ、会場へお越しください。

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