市長記者会見発表内容概要(平成28年5月)

更新日:2023年06月02日

【地震の人的被害軽減を図る】耐震シェルター等の設置に対する補助制度を創設

平成28年4月14日以降に発生した一連の熊本地震では、建築物の倒壊などにより、多くの尊い命が奪われ、改めて、建築物の耐震化が重要視されております。

深谷市では、平成22年3月に策定した「深谷市建築物耐震改修促進計画」に基づき、建築物の耐震化を促進するための、様々な事業を実施しています。その一つとして、既に、既存木造住宅の耐震診断および耐震改修に対する補助を行っております。

住宅の地震対策では、耐震補強が最も効果的ですが、大掛かりな改修工事となると、経済的な負担も大きく、耐震対策に踏み切れないかたも多いと考えられます。そのため、比較的安価で実施できる耐震対策として、万が一、家屋が倒壊しても、一定の空間を確保し、命を守るための「耐震シェルター」及び「防災ベッド」の設置に対する補助制度を創設し、人的被害の軽減を図ります。

補助対象者は、旧耐震基準である、昭和56年5月31日以前に建てられた木造2階建て以下の住宅、または併用住宅の居住者です。

補助金の額は、「耐震シェルター」または「防災ベッド」の設置に要する費用に対し、10万円を限度として、補助いたします。補助金の申請受付は、7月から開始します。

こうした様々な耐震対策を進め、市民が、地震による建築物の倒壊などにより命を失うことがないよう、これからも努めてまいります。

【認知症のかたの安全・安心につながる】「おでかけ見守りシール」の交付を始めます

深谷市では、認知症の心配や、徘徊の不安がある高齢者などの早期保護 および 安全確保を図るため、7月1日から「おでかけ見守りシール」を交付します。「おでかけ見守りシール」は、対象者の洋服や靴、バッグなどに貼り付けて使用します。シールには、登録番号とQRコードが記載されており、QRコードを読み取ると、連絡先として、深谷市役所の電話番号が表示され、登録番号を伝えると、早期に個人を特定することができます。さらに、対象者本人の登録情報を地元警察署に提供して、連携を図り、一層の早期保護、安全確保に繋げてまいります。

これまでも、認知症などを原因として、一時、行方が分からなくなり、親族からの依頼を受けて、防災無線を使用し、呼びかけを行う事案が、多く発生しております。今回作成した「おでかけ見守りシール」の活用で、認知症の心配や、徘徊の不安があるかたの安全を確保するとともに、自宅で介護をしているかたの精神的な負担を減らし、より一層、安心して介護ができる環境を整備してまいります。

いつも安心して生活できる環境を提供】緊急自動通報装置設置事業の対象者を拡大

深谷市では、現在、同一敷地内に 親族が居住しておらず、慢性的な病気があり、常時注意が必要な一人暮らしの高齢者などを対象に、自宅に「緊急自動通報装置」を設置する福祉サービスを実施しています。これは、在宅時に急病や事故などで、緊急に救助を必要とする場合に、設置した装置を通じて通報を受けたガードマンが駆けつけ、救助活動を行うものです。

このたび、7月1日から、「緊急自動通報装置」を設置できる対象者の範囲を拡大し、一人暮らしの高齢者などのほかに、高齢者のみの世帯、日中一人になる高齢者、同一敷地内に親族が居住しているが、別棟に一人で暮らす高齢者などを加えます。これにより、一人で過ごす時間が多い高齢者などに、いつも安心して生活できる環境を提供してまいります。 

【全国初!ゆるキャラを題材にしたブックスタート用絵本の制作】ふっかちゃんブックスタート絵本コンクール「えほんではじめまして!」を開催

このコンクールは、本年度から実施する「ふっかちゃんブックスタート事業」で使用する絵本の制作にあたり、作品を全国から公募するものです。作品の応募受付期間は、7月1日から10月31日までです。作品の応募条件は、「ふっかちゃんを題材とした絵本とすること」と「絵本の内容は、1歳児までを対象とすること」です。画材や画法、表現方法は自由で、どなたでも応募することができます。「ゆるキャラ」を題材にした絵本を、ブックスタート用に制作するのは、全国で初めての試みです。

絵本制作のスケジュールですが、10月末まで作品を募集した後、11月に選考委員会を開催し、12月中旬に大賞作品を決定します。大賞を受賞したかたには、賞金30万円を贈呈いたします。また、作品を絵本として出版し、来年3月から、4か月児健診で、絵本を配布します。

この事業は、『ふっかちゃん子ども福祉基金』を財源として実施します。子供たちが将来、深谷市に愛着を持てるような絵本になるよう、制作してまいります。

【グローバル化への扉を開く】「英語王国」今年も開催!

「英語王国」は、国際人の育成をめざし、様々な体験活動を、全て英語で行い、子どもたちに英会話の楽しさを知ってもらい、コミュニケーション力を育むことを

ねらいとしています。本事業は、深谷市と民間の外国語指導助手派遣業者との官民協働事業で、互いのノウハウや良さを生かしながら実施します。

活動の内容は、外国料理クッキング、スポーツ、室内ゲームで、1日で3つの活動を、全て体験することができます。指導者は、外国人講師をはじめ、学校の教員、英語の堪能な市役所職員などです。対象は、小学校3年生から6年生で、7月30日から8月2日の4日間のうち、1日を選び、参加することができます。定員は、1日50人です。

深谷市では、本事業を通して、渋沢栄一翁の精神を受け継ぎ、グローバル社会の中で活躍できる国際人の育成を目指してまいります。

【大好評企画!】深谷アスリートクラブ事業

2020年の東京オリンピックに向け、スポーツ・レクリエーション活動の充実を図るため、スポーツに精通した指導者を、市内小学校全てに派遣します。

派遣する指導者は、昨年度に引き続き、大東文化大学でスポーツを専門に学び、教員を目指している学生などです。種目は、水泳、陸上、器械運動で、それぞれ専門的な指導をしていただきます。派遣の日程ですが、水泳は、6月中旬から7月中旬にかけて、陸上は、10月に行われる市内小学生を対象とした親善運動会の練習時期にあわせて、9月に派遣します。器械運動は、各学校の授業にあわせて随時派遣します。なお、すべての種目の講師を、各学校に3回ずつ派遣する予定です。

【市民協働事業】ワールドカップ2019「深谷ラグビーフェスティバル」事業

本事業は、深谷市がラグビーが盛んであることから、NPO法人深谷スポーツクラブとの市民協働により、ラグビーの普及・促進と、2019年ラグビーワールドカップ日本開催に向け、大会を盛り上げることを目的に実施するものです。事業の柱は、「小学生ラグビー普及事業」「深谷ラグビーフェスティバル」「地域講座」の3つです。

1つ目の「小学生ラグビー普及事業」では、市内小学生に「タグラグビー」を体験させる活動を行います。それに伴い、5月24日には、市内小学校の先生を対象に、「指導者養成会」を開催いたしました。深谷市では、県に先駆け、小学校の体育の授業で、「タグラグビー」に取り組んでいますが、この指導者養成会の実施により、先生が有資格者として指導することが可能になります。それにより、子どもたちへのタグラグビーの指導を、これまで以上に、安全 かつ 専門的に行うことができ、ラグビーの普及を進めることができます。今後、実際にタグラグビーを授業で行う時にも、深谷スポーツクラブと協力して、実施してまいります。

2つ目は、総合的なラグビーイベントとして、「深谷ラグビーフェスティバル」を、9月3日・4日に開催します。このイベントでは、多くの市民に、ラグビーに関する様々な催しを楽しんでいただくとともに、「小学生タグラグビー普及事業」でタグラグビーを体験した子ども達が、互いの成果を披露する、学校対抗の交流戦を行います。

3つ目は、公民館で開催するラグビーに関する地域講座です。この講座では、意外と知らないラグビーのルールや基礎知識、観戦ポイントまで、深谷スポーツクラブの指導者が、楽しく教えます。

このようなさまざまな事業を通して、多くの市民に、ラグビーというスポーツをより身近に感じてもらい、市全体で、2019年ラグビーワールドカップを盛り上げていきたいと思っております。たくさんの方の参加をお待ちしております。

【熊本地震被災地支援】熊本地震被災市への職員派遣

深谷市では、これまでに熊本地震に係る被災市町村への職員派遣について、2人の職員を派遣しましたが、このたび、さらに4人の職員を派遣します。今回、派遣する職員は、被災地への職員派遣を志願した24人の職員の中から決定いたしました。派遣職員は、建築技師4人です。派遣期間につきましては、平成28年6月1日から6月28日で、1週間ずつの交代派遣となります。

被災地での業務内容は、「家屋被害認定調査第二次調査」です。具体的には、罹災証明書発行のための家屋被害認定調査のうち、被災者から再調査の申請があった建築物に対する調査を行います。

深谷市では、今後も被災地からの要請に基づいて、支援を行ってまいりたいと考えております。

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