市長記者会見発表内容概要(平成28年1月)

更新日:2023年06月02日

【まちづくりの戦略パッケージ】深谷市まち・ひと・しごと創生総合戦略(案)

深谷市では、まち・ひと・しごと創生法に基づき、市の実情を踏まえ、「深谷市まち・ひと・しごと創生総合戦略(案)」を策定しました。これまでの、まち・ひと・しごと創生法に関する取り組みですが、2.市の取り組み状況をご覧ください。昨年9月に「深谷市人口ビジョン」をまとめました。深谷市人口ビジョンでは、市の人口の将来展望として、2060年の人口を約10万9千人に維持し、高齢化率 38.3%の水準にすることを市の将来の人口規模として目指します。この『人口ビジョン』で示した人口の将来展望や目指すべき将来の方向として、今年 1月に、市の戦略推進本部と有識者会議の審議を経て、策定しました。総合戦略は平成27年度から31年度までの5年間の計画となっています。また、今後は、明日 1月29日から2月19日まで、パブリックコメントを実施し、広く市民のかたの意見を聴いてまいります。続きまして、3.総合戦略の展開についてでございますが、合計特殊出生率の向上、若者世代の移動率の改善を目標とし、この人口ビジョンで掲げた目標を実現する施策を展開していまいります。総合戦略の体系は、1ページ右側をご覧ください。この体系は上から、基本方針、基本目標、個別戦略、重点事業、基本事業となっています。まず、一番上の基本方針は、人口ビジョンの目指すべき方向につながる「次世代につながるエリア価値の創出」としました。次の基本目標は、基本方針を具体化するため地域の活力の基礎となる「産業の価値の創出」と暮らしやすさや深谷に住むことが誇りとなる「くらしの価値の創出」の2つを柱としました。この2つの基本目標を達成する手段として、目標ごとに、それぞれ3つずつ計6つの個別戦略を定めました。具体的には、表のとおりです。ここで上げた個別戦略は、特に人口減少が進む中、深谷市の強みを生かし、ひと・もの・しごとを呼び込めるものを考えました。また、これら個別戦略を推進する事業として、今後5年間、重点的に取り組む事業を重点事業、その他の事業を基本事業と位置づけました。基本事業には、新規事業や国の交付金を活用した先行型事業も含まれます。次に、資料の2ページ『総合戦略の体系』をご覧ください。こちらでは、総合戦略の基本目標である「産業の価値の創出」と「くらしの価値の創出」ごとの、個別戦略、重点事業、主な基本事業をまとめたものです。主な基本事業として、それぞれの重点事業を下支えする新規事業・先行型事業も記載しました。最後に、資料3ページには、『深谷市まち・ひと・しごと創生総合戦略の数値目標およびKPI一覧表を添付しました。この資料は、総合戦略の達成状況を確認する指標です。『数値目標』と『KPI(重要業績評価指標)』をまとめたものです。

【県内初のネットワーク体制】深谷市空き家利活用ネットワーク制度

近年、少子高齢化、核家族化の進行などにより、空き家問題は、全国的に注目されており、深谷市においても、空き家に関する相談が寄せられているため、平成26年度から自治会の協力のもと、空き家の実態調査を実施しております。その結果、活用可能と思われる空き家が、数多くあることがわかりました。また、これらの空き家は、このまま放置しておくと火災の発生や犯罪の温床、老朽化による倒壊などが危惧される『危険 空き家』となる恐れがあります。このため、深谷市では、市内の空き家の利活用の推進と危険空き家 等の発生防止のため、平成28年4月1日より、『深谷市空き家 利活用ネットワーク制度』を創設いたします。この制度は、まず、深谷市が、自治会の協力のもと実施した実態調査の結果を最大限活用し、その結果、把握できた空き家の所有者等にネットワーク制度の案内を通知します。次に、空き家の活用を希望する所有者等からの相談に応じて、不動産関係団体が、「建物の良し悪し」や「建物の法的問題の有無」にかかわらず、活用していくための提案等を行います。その後、市が設置する「空き家バンク」への登録を勧め、利用希望者との結び付けを行います。

【地域社会の発展を!】自治会への加入促進に関する協定の締結

自治会は、地域のコミュニティづくりの核であり、心の通い合うコミュニティづくりを推進するためには、地域住民が一体となった自治会活動が不可欠です。しかしながら、住民の価値観の多様化、単身世帯の増加などにより、自治会への加入率は、減少傾向にあります。資料の7ページをご覧ください。3の協定の主な内容の 各団体が行う協力事項について、市は、各団体に対して該当地区の自治会長名や連絡先等を提供するなど、必要な支援を行います。自治会連合会は、宅建業協会、不動産協会および深谷市と緊密な連携を図り、自治会未加入者に対し、自治会への加入の働きかけを積極的に行います。宅建業協会、および不動産協会は、深谷市に所在する会員事務所を協力店とし、自治会連合会や 市が作成した自治会への加入促進パンフレットなどを活用し、新規転入者や住宅購入者等に対し、自治会への加入促進の働きかけを行います。資料の8・10ページには、埼玉県宅地建物取引業協会との協定書、および全日本不動産協会埼玉県本部との協定書を添付しております。この協定締結により、深谷市への転入者等の入居の際に、自治会加入の勧誘をしていただくことで、自治会加入率の増加につながるものと考えております。なお、先にご説明しました『深谷市空き家利活用ネットワーク制度』の運用にあたり、不動産関係団体との連携協力が必要なため、市と埼玉県宅地建物取引業協会埼玉北支部並びに全日本不動産協会埼玉県本部大宮支部との間に『深谷市における空き家の利活用の促進に関する協定』の締結を行います。併せて、自治会加入者の増加を目的として、先程の2団体に加え、自治会活動に深くかかわることから、深谷市自治会連合会と『自治会への加入促進の関する協定』の締結をこの後行います。

【暗唱で心を紡ぐ街、深谷】第4回 子どもの暗唱を楽しむ会

子どもたちの暗唱の発表をとおし、日本語の持つ「美しさ」や言葉の持つ「伝える力」の素晴らしさを体験する場として、『子どもの暗唱を楽しむ会』を開催します。今年で4回目となる『子どもの暗唱を楽しむ会』は、市内小学校の希望者が、教科書で習った詩や、百人一首、論語などを暗唱して、個人またはグループで発表を行うものです。期日は、2月14日(日曜日)午後2時開演です。会場は、深谷市民文化会館の大ホールです。昨年度は、市内全小学校19校から、24組233名の児童が参加し、700名を超える方々にご覧いただきました。日本語の美しさや古典の素晴らしさを再発見していただく上でも、たいへん良い機会と考えます。皆様のご来場をお待ちしております。

【県内初】環境省主催 第10回『みどり香るまちづくり』企画コンテストで最優秀賞となる『環境大臣賞』を受賞

ふかや緑の王国ボランティアが、深谷市と共同企画で応募した「ヒーリング フィーリング ガーデン 癒しの庭」が、「環境大臣賞」を受賞しました。このコンテストは、「かおりの樹木・草花」を用いた「みどり香るまちづくり」の優良企画を支援する取り組みとして、平成18年度から行われています。今回は応募総数23件の企画の中から、環境大臣賞1点、協会賞3点、入賞5点が選出され、2月22日に環境省で行われる表彰式に、ふかや緑の王国ボランティアの代表者が出席します。なお、同コンテストの受賞は県内では初めてです。ふかや緑の王国は「市民がつくり市民が守り育てる市民の森」として、市民との協働により運営され、四季折々の自然が楽しめる市民の憩いの場となっております。今後、この賞の副賞で提供されるかおりの樹木や苗木などで、新たに「ヒーリング フィーリング ガーデン 癒しの庭」が展開されることで、さらに多くの皆さまに親しまれる場所となることを 期待しております。

【見せます深谷の企業力】第1回 深谷ものづくり博覧会

今年度から新たに「深谷ものづくり博覧会」を開催します。期日は、3月6日(日曜日)、場所は、埼玉工業大学体育館です。企業の展示会といえば、通常ビジネスマッチングを目的に実施されますが、本事業は、「この工場ってなにを作っている工場なんだろう」、「この会社ってなにをやっている会社なんだろう」といった市内企業に対する市民への認知向上とものづくりの素晴らしさを知ることで、市内製造業への理解を深めていただき、さらには、市内の新卒者を始めとする求職者が就職先候補のひとつとして市内企業を選択できるような状況をつくりだすことを目的に実施します。博覧会では、出展企業による自社製品の展示・販売を行うほか、体験を通して、ものづくりをする楽しさや難しさを肌で感じ取ってもらいたいと考えております。

各種の「ものづくり体験」として、自社の特性を活かした大会形式のイベントのサン電子工業 株式会社による『目指せ!カエルたたキング!』、株式会社 リクシル サンウェーブ製作所による『ビス早撃ち選手権!』、株式会社 鈴木工務所による『丸太スピードカット選手権!』が 実施されます。いずれも時間制限を設け、そのスピードや数を競うことで、

参加者の家族はもちろん会場全体がわくわく・どきどきしながら楽しめるイベントとなっています。そのほか、昔ながらの瓦作りを継承する深谷瓦商工業協同組合による『瓦作り体験』や

社会福祉法人幸仁会川本園による木工体験など小さな子どもから大人まで幅広く楽しめる

ものづくり体験を実施します。

また、埼玉工業大学による各種事業として、小・中学生を対象に埼玉工業大学の学生がゼロから設計、製作した学生フォーミュラカーの展示や科学の面白さを伝える化学実験教室などを実施します。工業大学という特性を活かした事業を実施することで、ものづくりの魅力を子どもたちに伝え、将来へつなげる取り組みといたします。そのほか、回遊性イベントとして、ふっかちゃんと一緒に会場内を巡るツアーやスタンプラリーなどを企画しています。当日は、ほかにも“メイドインフカヤ”が多数出展されますので、大勢のかたにご来場いただき、深谷産の“いいもの”を見つけていただければと考えております。

 

【地域の歴史をより深く】平成27年度 深谷市歴史講座

深谷市には、旧石器時代から近代まで、幅広い歴史と文化財が残されており、中でも、国史跡候補の古代郡役所跡「幡羅遺跡」、県指定史跡「鹿島古墳群」といった貴重な遺跡や、武士の鑑(かがみ)といわれる畠山重忠などの郷土の偉人がいます。これらの遺跡や郷土の偉人を通し、地域の歴史をより深く知っていただくため、歴史講座を開催いたします。

第1回は、3月12日(土曜日)午後2時から、「北武蔵における首長層の形成」と題して、元県立高等学校教諭で日本考古学協会会員の坂本和俊先生に、第2回は、3月21日(休日)午後2時から、「武蔵武士の戦いと安穏 重忠が生きた時代」と題して、茨城大学教授 高橋 修先生 に、ご講義いただきます。それぞれのテーマにおける第一線の研究者をお招きします。地域の歴史を知るうえで大変貴重な機会ですので、ぜひ多くのかたがたに参加していただけますよう、

ご案内いたします。

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埼玉県深谷市仲町11-1
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