市長記者会見発表内容概要(平成30年9月)

深谷市では、小売電気事業を手段として、温室効果ガス排出量の抑制、エネルギーの地産地消、雇用の促進や資金循環による地域経済の活性化に寄与するとともに、その企業の利益を地域へ還元し、地域課題の解決を最大の目的とした自治体出資の地域新電力事業を進めています。

今年4月3日、市内に地域新電力事業者として『ふかやeパワー株式会社』が設立され、その後、市は7月に同社に出資し、深谷市の将来都市像『元気と笑顔の生産地 ふかや』へ向けて、官民協働で環境面、エネルギー政策面での取り組みを進めるために、地域新電力に関する協定を取り交わし、ともに地域課題の解決に向けた取り組みを進めているところであります。

ふかやeパワー株式会社は、6月28日に経済産業省から小売電気事業者の登録を受け、その後小売事業に必要な調整や手続きが終わり、10月1日の市役所本庁舎を皮切りに、10月中に55の市公共施設に電力供給を開始いたします。55施設のうち高圧電力は14施設、低圧電力が41施設となっております。

なお、今回の電力供給開始により、自治体が出資する新電力会社としては、県内初の電力供給事業者となります。

11月以降も公共施設の電力需給契約を追加していくとともに、2019年度4月から予定していた民間事業者への電力供給も前倒しで開始する予定です。また、一般家庭への電力供給につきましては、2020年度開始を予定しております。

市では、庁内の次長級職員で組織される『自治体新電力で取り組む地域課題解決検討委員会』を開催し、地域課題の抽出を進めているところであります。これらを参考に、ともに地域課題の解決に向けた取り組みを進めていこうと考えております。

毎年好評の『森の音楽祭』を、10月14日 日曜日に、ふかや緑の王国で開催します。今年は、27団体が出演予定です。マリンバ、オカリナ、アルプホルン、しの笛、尺八、ギターなどを、生音演奏で楽しんでいただけます。

森の音楽祭では、音響設備を一切使わずに、秋の『ふかや緑の王国』の自然に溶け込んだ素敵な音色を、野鳥の声とともに、ご堪能いただけます。

演奏会場は、芝生が広がる『王国ひろば』のステージをはじめ、王国ボランティアが丹精込めて管理する『ローズガーデン』や『スモークツリーガーデン』を使ったステージ、池や小川のほとりのステージ、高さ20メートルを超える木々がそびえるステージ、田んぼや稲穂をバックにしたステージなど、ふかや緑の王国の魅力が詰まった各種ステージを用意しています。

当日は、王国ボランティアによる『ふかや緑の王国特製 窯焼きピザ』の販売や市内農協による野菜の販売、深谷オープンガーデン花仲間による花苗販売のほか、パンや焼き菓子などの販売、山野草の展示、薬剤師会による、薬になる植物の紹介など、さまざまなイベントも楽しめます。

そして、今年度で『ふかや緑の王国』は10周年を迎えます。その記念イベントとして、出演者・来場者・ボランティアみんなで『故郷』の合唱や王国ボランティア特製の『10周年記念メニュー』の食事販売も用意して皆さんをお待ちしております。

深谷グリーンパークでは、今年も、『森の音楽祭』と同時開催で『花の音楽祭』が開催されます。

花の音楽祭は10団体が出演予定で、電子楽器を使った本格的なバンド演奏が楽しめる音楽会です。あわせて、フリーマーケットや、キッチンカーなどこちらもイベントが盛りだくさんです。

なお、当日は『深谷グリーンパーク』と『ふかや緑の王国』、臨時駐車場となる『JAふかや櫛挽支店 駐車場』を結ぶ無料バスを運行しますので、ぜひご利用ください。

森の音楽祭、花の音楽祭ともに「音楽を愛し、花や緑を愛する人々が集い、一緒に音楽祭を楽しもう」という趣旨にピッタリな演奏が期待できます。秋のひとときを、ぜひ、『ふかや緑の王国』と『深谷グリーンパーク』でお楽しみください。皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。