脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)について

更新日:2023年03月27日

脳脊髄液減少症とは

 交通事故やスポーツ外傷、転倒転落など体への衝撃が原因となり、髄液腔を包む硬膜、くも膜に穴があいて脳脊髄液が漏れ出し減少することによって、さまざまな症状に慢性的に苦しめられる病気です。現時点では、診断、治療が確立されておらず、専門家の間において医学的な解明が進められています。

おもな症状

  • 頭痛
  • めまい、耳鳴り、聴力過敏
  • 目の奥の痛み、視力低下
  • 体のだるさ、疲れやすい、吐き気 など

埼玉県内の診療・治療が受けられる医療機関

 脳脊髄液減少症については、現在、国において研究が進められていますが、未だ診断基準や治療法が確立されていないため診療や治療を行っている医療機関を探すことが困難な状況にあります。  埼玉県では、平成26年8月に行った調査をもとに対応する病院について情報提供しています。

硬膜外自家血注入療法(通称ブラッドパッチ)の保険適用について

硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ)とは、脳脊髄液が漏れている部分に自分の血液を注入し、その血液が固まることにより糊の役割を果たし、脳脊髄液の漏れた部分を塞ぐ治療法です。 平成28年4月から、「脳脊髄液減少症」のうち「脳脊髄液漏出症」の治療法の「硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ)」が保険適用となりました。保険適用には施設基準が設けられておりますので、適用の有無などの詳細につきましては、医療機関に直接お問い合わせください。 脳脊髄液減少症患者・家族支援協会のホームページでは、ブラッドパッチを実施している医療機関について情報提供しています。

関連情報リンク

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お問い合わせ先

保健センター
〒366-0823
埼玉県深谷市本住町17-1
電話:048-575-1101
ファクス:048-574-6668

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